ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

キアゲハの成長を見つめて

2008-10-07 20:03:10 | 日々のこと
毎年、庭のキンカンやミカンの木でアゲハが育って行きます
今年は、畑のニンジンにキアゲハの子供達が鈴なり!!
童心にかえって、育ててみたくなりました。。。





2ミリほどの真珠のような卵。
象牙色→琥珀色→そして産まれる前は見事な黒真珠に変わってゆきます
美しい蝶の原点はやはり美しいです(季節にもよりますが4~5日で産まれます)
体長2ミリ、シャープペンシルの芯のような小さな小さな赤ちゃんが産まれます
(誕生したら、残されたカラは水晶のような白い色)
お母さんが残してくれた、貴重な栄養源の卵のカラを食べて・・・
その後、エサになる葉を食べます

最初は黒→脱皮する毎、白が混じったり、オレンジ色が混じったり・・・
4回、脱皮を繰り返し、一般的な「おイモちゃん」(幼虫の事です)の姿になります
脱いだ皮は、その都度キレイに食べます。
おイモちゃんの姿から、サナギになるのは、まるで背中のファスナーが開いて洋服を
脱ぐように皮を脱ぎ、あのサナギがでてきます!
出来たてのサナギは美しい黄緑色。その後、周囲の色に似た色に変わります。

今、飼育箱にサナギが5匹、サナギになる前のおイモちゃんが10匹、もう少し小さい子
が3匹。この子達はサナギの姿で越冬するのかどうかは微妙なところです
昼間はポカポカ陽気なので、間違えて羽化しるかもしれません。

・・赤ちゃん部屋には6匹。この子達は間違いなくサナギで越冬し
来年の春、美しい姿に生まれ変わる事でしょう

全部のサナギが美しい蝶になれるとは限りません
おイモちゃんの時に寄生バエや寄生バチの被害に合ってる可能性もあるのです
今、こうしている間も美しい姿に生まれ変わる為、細胞を変化させているのですね
とっても神秘の世界です!

来年もニンジンやパセリ、イタリアンパセリをたくさん植えておくから、
また卵を産みに来てね。キアゲハのお母さん!!

アトリエ・ラ・ヴィータ