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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

藤原宮跡・コスモス

2013-10-21 16:58:04 | 日々のこと
藤原宮跡ではコスモスが満開です

後ろ(北方向)に見えるのは、耳成山(みみなしやま)
写真には写っていませんが、東方向には天香具山(あまのかぐやま)
も見えます





花から花へと・・・ニホンミツバチ



平城宮跡も、藤原宮跡も宅地開発されずに、残っている事が奇跡だと
思います。
遠い、遠い昔の飛鳥時代がとても身近に感じられる、宮跡です。

立待月

2013-09-23 22:01:22 | 日々のこと
立待月(たちまちつき)

十五夜の翌日の月は十六夜(いざよい)
満月から2日後は立待月と呼ぶそうです
居待月・寝待月・・・と続きます
本当に日本語って、美しい。

立待月の21日、奈良国立博物館・仏教美術資料研究センターで開催の、
「言霊(ことだま)と音霊(おとだま)の夜会」に出かけました
昨年も開催され、とても印象に残ったコンサートです

夕暮れ前、興福寺南円堂のシルエット・・
「西方浄土」という言葉が浮かぶほど荘厳



会場の仏教美術センター
ライトアップされ、灯りがともると、本当に美しい





夜会が終わったあと、飛火野に出てみると・・・
三笠山から登る月!
これが「三笠の山にいでし月」ですね!
阿倍仲麻呂もこんな月を見たくて遠く唐の国で奈良に想いを馳せて
居たのです・・・
私のデジカメではこんな程度ですが・・・
安倍仲麻呂に見せてあげたくなるほどの月!



帰路、国立博物館と月



興福寺五重の塔と月



あまりにも素晴らしい夜。
すぐ家に帰るのは勿体無くて・・・
奈良町の行きつけのお店に立ち寄り・・・盛り上がり・・・
気がつけば、日付が変わってました!

朝から春日大社の旬祭に参列
午後・転害門
薬師寺・水煙
夜は仏教美術センターでの夜会
そして、見事な立待月

偶然の出会いや、心に響くお話、音楽・・・
春日の神様、薬師寺の仏様、素晴らしい一日を有難うございます


京都(大急ぎで)

2013-04-06 23:51:49 | 日々のこと
最高のお花見日和の日、京都に出かけました

美術館・展示会・京都御所の三匹のウサギを追いかける予定
どれも中途半端になりそうな予感・・・

まず、京都市美術館で開催中の
「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展

一番見たかったのは・・ルーベンス最愛の娘・クララ
この絵を描いた時5歳だった、クララ。
12歳で亡くなったそうです

同じ建物で「ゴッホ展」も開催中
ゴッホの方が人気でした。



平安神宮の大鳥居を見て・・・
神苑の紅枝垂れ桜が見頃だというのを思い出しました。
行きたい!!
でも、既に三匹ものウサギを追いかけてる私。
四匹目は無理! 諦めました



京都御所では一般公開が始まっています

飾り金具が美しい「建礼門」
桧皮葺の屋根も美しい
(でも葺き替えが大変なのよね・・・)



承明門越に「紫宸殿」
(平城宮跡の朱雀門から見える平城宮大極殿に似てる・・)
天皇の御座「高御座(たかみくら)」が置いてあるのも、
建物の使用目的も同じなのですね。



紫宸殿
「右近の橘」
京都御所では、これが一番見たかったのです

橘・・古くは「トキジクノカクノコノミ」漢字では非時香菓と書きます
日本書紀・垂仁天皇の命を受けて家臣の田道間守(タジマノモリ)が
常世の国(あの世)に「トキジクノカクノコノミ」を取りに行きます
ようやく、実を持ち帰ったのですが、天皇は既に亡くなっていました
タジマノモリは天皇の墓所の前で悲しみのあまり、命が尽きるのです

常緑で実をつける期間が長い橘は縁起の良い果物として扱われています

奈良・薬師寺近くにある垂仁天皇陵のお堀には小さな島があり、
まるで天皇に田道間守が寄り添っているよう見えます
日本書紀の、田道間守のお話が大好きです



蛤御門の前にある京都ガーデンパレスで開催中の
ポーセレンの展示会にも行きました
モダンな和洋折衷の作品に魅了されます



ガーデンパレスから地下鉄の駅の途中には・・・
いつも楽しみにしている・・・

平安女学院・聖アグネス教会
(日本聖公会の教会です)



ヴォーリス建築の「大丸ヴィラ」
デパートの大丸が所有していて、迎賓館として使われていましたが
現在は非公開(残念です)



錦市場にも寄りたかったのですが、五匹目のウサギを追うのは
やめました

やはり、どれもこれも中途半端な一日でした
都会の雑踏に埋もれて文化財があるのは京都らしいのですが、
周囲の景観がどんどん悪くなっていくのが心配です。

平城宮跡

2013-04-03 08:18:22 | 日々のこと
週末、薬師寺に行く前に立ち寄りました

国土破壊省(国交省)に散々な事にされている平城宮跡
きっちり、年度内に仕事を終わりました
一度手にした予算は無駄だとわかっていても使い切る姿勢が潔いです
そりゃそうです。国民の税金ですから。
使わにゃ損。

それでも、第二次大極殿跡はまだ、手付かずのまま。
古い水路にはいい感じに土砂が流れ込み、水草が生え、水性昆虫やカエルの
姿を見ると、ホッとするのです
子供の頃遊んだ小川のよう。



いずれ舗装される埋立地
「舗装までの間一時的に利用可能です」と立て看板。

血税3億円を使って埋め立てて差し上げました。
と書けばいいのに。。。

でも、でも・・もう草が!!
このまま、元の草原に戻って欲しいです
この場所はヒバリの営巣地でした。
こんな事になってしまい・・・ヒバリが居ないです。



一番気になっていた、第一次大極殿西の湿地
ここは、渡りをする前の燕のねぐらになります
いわば、燕達にとっての「集合場所」

重機で踏み荒らされた場所も有りますが・・・
無事に葦が生えて来てくれるといいのですが・・・



カルガモ



沢山の人がお花見、ハイキング、ボール遊びをされてます
こんな貴重な原っぱ。これ以上奪わないで下さい
国土破壊省さん!お願いします!!
まだこれから800億円という信じられない税金を使ってあちこち
壊していくそうですが・・・


すぐ近くの海龍王寺
境内の雪柳がちょうど見ごろです。
美しい十一面観音様にお参りできました


Merry Christmas♪

2012-12-25 08:02:38 | 日々のこと
近鉄奈良駅近くにある、日本聖公会 奈良基督教会の
チャペルコンサートへ
フランスシターの演奏でした
シターの音色は、祈りの音色そのもの。

昭和5年、信者さんの宮大工によって建設された数奇屋作りの教会です




この教会は高校生の頃、大変お世話になった思い出の教会です
(クリスチャンではありませんが、通っていた学校とのご縁)
・・・いつの間にか、パイプオルガンが出来ていてびっくり!
今度は、パイプオルガンの演奏を聴いてみたいです



すぐお隣が興福寺
三重塔もこの位置で見ると新鮮ですね






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大阪綿業会館

2012-12-13 17:27:33 | 日々のこと
大阪・本町にある綿業会館に行きました
昭和6年竣工のレトロなビルです
この辺りは空襲で焼け野原になったそうですが、建物は
戦火を免れました。
「残るべくして残った」建物なのですね!





玄関ホールはイタリアルネッサンス様式





エレベーターのドアまで美しい!


館内の見学は毎月第4土曜日に2部制で実施されています。

第1部(11:00 - )見学・昼食付 2,600円
第2部(14:30 - )見学のみ 500円
各部定員35人・完全予約制

次に行く時はランチも楽しみたいと思います。


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神戸ルミナリエ 2012

2012-12-09 20:36:09 | 日々のこと
久しぶりの神戸ルミナリエ

阪神淡路大震災で犠牲になった多くの方への慰霊と鎮魂の祈りを込めた
希望の灯りとして始まりました
今年で18回目となります

あれから18年も経った神戸の町は何事も無かったように美しく
輝いています。










12月6日~17日まで開催

私が行ったのは7日(金)です。
予想に反して空いていました。
元町から、会場への一方通行ですが、15分くらいでフロントーネに到着。
本当に綺麗でした。
光が降り注ぐよう。
どんなイルミネーションもチープに見えてしまいますね・・・

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平城宮跡は今・・・

2012-10-16 15:00:37 | 日々のこと
平城宮跡

いろんな方からの情報で・・・
土砂は入っていないものの、着々と工事が進んでいると聞くたび
自分の目で確かめて見なければ!と出かけました

こんな光景は見るに耐えらないです。
「整備」ではなくて「破壊工事」でしょ!

奥に見える建物「大極殿」は180億円の建物です
国が作ってくれましたが、今は何の役にもたっていません。
維持管理にこれからどれだけの費用がかかるのか・・・

ただ、朱雀門にしろ大極殿にしろ、鳩やスズメのお宿になっていて・・
それだけでも役に立って良かったです
都心の億ションよりも高価な住居。
おそらく、世界一高価な住居。





今回の工事計画から外れた草原から見る景色
この景色を、お役所は嫌いなのですね・・・
こっちの方が良いと思うけど。。。





セイタカアワダチソウにはニホンミツバチの群れ
これから冬を過ごす為の蜂蜜を貯めているのですね



草原を壊して作った広い駐車場
ユネスコから再三にわたって、原状に戻すよう通知されているのに
未だにこの状態
どうして無視できるのかわからない。

県民として、この際、世界遺産登録を返上すべきだと思う。
こんな世界遺産ははっきり言って恥ずかしい。



今後更に数百億円を掛けて、色々な建物を復元していく計画だそうです。
その費用、いったいどこから?誰のお金?
災害で困っている人たちがまだまだおられるのに・・・・

スズメや鳩のお宿を作ってくれるのはありがたいのですが。。。

一人の作家さんが、頑張って署名を集めて下さってます
平城京跡を守る会
どうか、今回の経緯をご覧頂ける様にお願いいたします

生駒・宝山寺・獅子閣

2012-10-10 07:44:42 | 日々のこと
近くにあっていつも見ている生駒山
その中腹に、宝山寺というお寺があります
生駒聖天とも言われ、商売の神様をお奉りしています

重要文化財に指定されている「獅子閣(ししかく)」が一般公開されていますので
見てきました

明治17年(1884年)に建てられ、見た目は洋風ですが、室内は和室もあり
瓦屋根、漆喰の壁と伝統技術を使っています
宮大工さんが、横浜や神戸の洋館を参考に作られたそうです




玄関ホールに入るとお寺の方がとても丁寧にわかりやすく説明をしてくださいます
螺旋階段と色ガラスが目を引きます



原色の色ガラスには意味があるそうです
同じ景色も緑色のガラスを通して見ると春の若葉色
青いガラス越は、 冬の雪景色
赤いガラス越は、 夏
黄色のガラス越は、秋の紅葉

本当に、そう見える!!



和室には、能や狂言の一場面を描がいた襖絵



ガラスも当時の物です
今のようにクリアーではなく、歪んでいたり、気泡が入っていてその
ガラスを通して見る外の景色は魅力的です



遠く、若草山や東大寺大仏殿も見えました
平城京跡も!!



不定期ですが、春と秋に公開されています


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