唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

エル・グレコ展

2013年02月16日 | 博物館・美術館・資料館
テレビでやってたのを見て、行ってしまいました。
テレビで得た知識もあったので、これは初期の作品ですなあ・・・なんて心の中で知ったかぶりをして・・・

ジョジョの様なねじれ方をした天使・・・指の並びがなんか有り得ない感じになってる絵もありました。無原罪のお宿りのマリア様も手首を垂直にまげて胸を押さえている。ジョジョノあのポーズって、エル・グレコの影響なのかも。なんてことを思いながら・・・

色づかいもすごいですね。だんだん太陽の光が失われて、暗闇の中で神(?)の光だけがその人たちを照らしているかのよう。赤と青のエクスタシーですね。じとっとした毒気のある色です。

なんかテレビでも服装にいろんな色をあまり使ってないといってたけど、ほんと、そんな感じでした。
途中見た作品では、3Dのような質感を感じる絵もあったり、ほとんどモノクロの吸い込まれそうな絵があったり、天使の群れというよりは人面岩になっている絵とか・・・とても面白かったです。天に向かって集中線があるようなイメージもあります。人のねじれ方も天にひっぱられてるような感じもしないでもない。天に吸い込まれそう。細くて長いエスカレーターも天にいざなってくれるかのようでした。

そして最後の最後の無原罪のお宿り・・・・でかい!!遠くから見て、近くから見てしゃがんでみて・・・また立って遠くから眺めて・・・圧倒的な存在感です。

外にでて・・・太陽が出ていることになんとなく感謝しました。