唐茄子はカボチャ

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砂漠でサーモン・フィッシング

2012年12月24日 | 映画 さ行
砂漠でサーモン・フィッシング - goo 映画

物語の流れはとてもテンポよくてさらっと面白くみることができました。
でも、もうちょっと深いところを書いてくれてもよかったかな・・・という気もします。

まず、サーモンを放流するまでの過程が大雑把過ぎて、プロジェクトなんかやらなくても、勝手に放流しちゃえばうまくいったんじゃないかと思えちゃうところです。最初は砂漠に川を流して、サーモンの住む環境を整えてサーモンを放流するまでの苦労をもっと見せてくれると思っていたので、がっかりしました。
釣りのシーンもなんとなく半端な気もしましたし。サーモンがでかくてそれもなんか愛着もてなかったなあ・・・それは仕方ないか。でも、あの大きさの魚を釣り上げるには相当大変なたたかいがあると思うんだけど、案外あっさり釣り上げてしまうし。

恋愛模様もまあ、こうなってくれという見る側の思いを裏切ることはなかったけれど、果たしてそれでよかったのかというと、疑問ですよね。
女の人も簡単に寝る女じゃないといっていたけれど、簡単に心を移しちゃう女と思われても仕方がない。前の彼氏との付き合いもそんなに長くないけど、切っちゃえる。映画のシーンで無駄だと思ったのは、二人でテントで寝たときに、サーモンフィッシングするなんて金持ちの道楽とか何とか、ちょっと否定的なことを彼氏が言ったシーンです。これで別れるきっかけをつくってくれたのかなんなのかはよくわからないけれど、あのシーンで彼女や他の人のことを理解できない男だと思い込ませるのはなんか卑怯な気がします。最後に、どっちを選ぶかお前が決めろとやさしくいってくれた人物と同じ人物とは思えない違和感があるセリフでした。

もう一方男の方も夫婦の溝が修復できないまで何もしてこなかったのは、お前の方だろと、なんとなく思ってしまいました。彼女の方が悪いとは思えませんでした。彼女に自分を見せずに引いてきたことで自分の気持ちを彼女が理解できずにここまで来てしまっただけのような気がしてならない。新しい好きな女ができたから乗り換えるようにしか見えません。

この2人はこの先うまく行くのだろうかと、ちょっと心配。というより、自分の心配をしたほうが良いですね。失礼しました。