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時は万博でにぎわう1970年、長崎から開拓地の北海道へ行くまでの数日間を描いた物語
私が生まれた年でありますが・・・なんか、自分が子どもの頃を感じることができます。
母親の服装とか、子どもの帽子とか、レストランでの風景とか、弟の家とか、まるで自分のアルバムを見ているような・・・インディアンのまねとか、やりましたもんね。
経済の急成長の時代でもあり、電車の窓からの風景は、工場であったり、団地であったり、景色が急速に変わるさまを見せてくれます。その象徴が万博なのでしょうね
旅の途中で赤ちゃんを死なせてしまい、北海道に着いたら、おじいちゃんが亡くなってしまいます。マジかよと思うような悲惨さです。
北海道に移り住んだのは間違いだったのか、問いかけますが、最後に夏が来て、新たな生活の中で生きる希望をみつけていきます。
実際に正しいかどうかなんてわかりませんし、誤りだったかもしれません。でも、それでも、生きていくことに喜びを見出している最後のシーンは、とてもすばらしいです。
子役がすばらしい。演じてない。そのままの子どもでした。子役と言っても、私より年上か?
2004/05/18
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久しぶりに見ましたが、やっぱりいい映画ですね。
赤ちゃんが死んだあと、連絡船の中で赤ちゃんの泣き声を聞いてぱっと民子が起きるところがとても悲しいですね。
あと、今回良かったのが、おじいちゃんが駅で見送る息子(弟)に最後の別れを言うシーンが良かったです。
北海道についてから、洋服を民子に渡すシーンも良かったし・・・
いいシーンがいっぱいあります。
何でいいシーンかというと、やっぱり、1970年という時代の大きな流れの中で、1つの家族の人生の一部分をリアルに映し出しているので、あの家族とすれ違ってるかもしれない・・・あの時代にちょうどいたんだよなあ・・・と思わせてくれる、映像の中に自分がいるような、そんな気がしてしまうからだと思います。