唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

酔拳 レジェンド・オブ・カンフー

2012年01月02日 | 映画 さ行
酔拳 レジェンド・オブ・カンフー [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


見ごたえたっぷりで、カンフー映画お決まりの復讐だったり外国人レスラーだったり・・・
そんで奥さんが死んでしまうのもこの手の映画には結構つきものだったりするのかもしれないけれど・・・残念だなあ・・・もうちょっとがんばってほしかったけれど・・・
失った命は戻ってきません。

奥さんの寄ったときの体の動かし方が美しかったです。
あと、久々のミッシェルヨーさん。素敵ですねえ・・でも、師匠じゃないんですね。なんか中途半端で結果的に彼女の忠告がこんな結果をにしてしまったような気がしてなりませんね。・・・どういう位置づけだったのでしょうか。彼女も仙人なのかな?と思って伊たらそうでもないし。

お兄さんをやっつけて終わりかと思ったら、続きがありました。お得感があるかというとそうでもないです。だって、あの話の後が続くということは、奥さんの死が決定的になってしまうから。

しかも、この主人公、なんだかんだで心が弱すぎる。
息子の方がしっかり現実を見ています。

さや侍

2011年11月19日 | 映画 さ行
さや侍 [DVD]
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よしもとアール・アンド・シー


親子の話は泣けます。命がかかわってくればなおさらです。
そういった、人間の感情の仕組みを利用して機械的に操作されちゃったような気分です。

ただ、そういう状況に持っていくには大事な点があります。子どもをかわいいと思わせられるか。
子どもがかわいいし、演技も上手だったから、うまく操作されてしまいました。

時代的なリアルな部分にありえない設定を持ってきて、その設定を利用して、コントのようなことを映画でやる。
時代劇自体が現代人にとってはあり得ない世界なのかもしれないけれど、そんなのありえねえよとなってしまったら笑えなくなりそう。
一日であんな装置をつくっちゃったりできる時点でありえないんだけど、それを割り切らせてくれる力があります。
もともとの設定がありえない感じの設定なので、そこで観る側の能を何でも許してしまう状態にしちゃうんでしょうね。
一つ一つのネタがばらばらだとあまり面白くないものでも、それが重なっていったり、繰り返したりしていく中で、笑っちゃったりします。
やっぱりそこは笑いのプロということなのでしょうか。

そして最後にはそのあり得ない笑える話を一変させてしまいますが、あそこは予想できました。というよりは、そういう作りをしていただけですが。
最後に行くまでの過程で、さや侍以外が緩み切っていましたからね。
緊張と緩和。緩みきったところで、最後の緊張。効果的ですね。

お墓での最後のところの仕掛けもけっこうよかったです。
親子が手をつないだ時の子どもの喜び方。すごくかわいかったです。後ろを振り向くところがとてもよかった。
普通の物語にしてくれたおかげで観やすかったです。

お坊さんの歌は、たけしの座頭市のくだらないタップダンスを思い出しましたが、それを意識したのかは知りませんが、あれはもしかしたら、監督の照れかもしれませんね。

スカイライン -征服-

2011年10月27日 | 映画 さ行
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SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)


徹底した中途半端ぶりに脱帽!
半端じゃないのは中途半端ぶり。
骨太の中途半端さ!
中途半端だけを集めた純正中途半端!
中途半端の中の中途半端!
キングオブ中途半端!
中途半端という言葉があってよかった。
弁証法的中途半端さ!?意味わからん。
何か意味深なことをいっておけば何となくそれっぽく感じる中途半端さ。

醜いものに芸術を感じるなんて言っちゃいそうな思考。
おいしい果物をミキサーにかけて新しいおいしさを出そうと試みたら甘ったるいなに味かわからないどろどろジュースになっちゃったみたいな。
ワンタン麺を頼んで餃子も頼んでしまって何となく恥ずかしくなってしまった感じ。
冷ややっこと湯どうふをたのんでしまった感じ。
地デジ対応の一体型パソコンを買ってしまったけど、テレビが調子よくなくて、結局ブルーレイと一体型のテレビを買ったような・・・
休みの日の前日に意味もなく夜更かしをして午後2時ごろ起きたけど、すぐ日が暮れちゃったみたいな・・・

クローバーフィールドと、マトリックスと、宇宙戦争が売れたからそれを混ぜればおもしろいかも・・・・と思ったのでしょうか。

役者も中途半端な顔していて、誰かに似てるなと思って考えていました。スタローン?いや、顔が延びちゃったカイルマクラクラン?ああ!カブレラだ!顔が長いカブレラだ!なんと中途半端な!

女性たちも半端な顔立ち。他の映画に出てても絶対思い出せないですよ。

セリフも面白い。わらえる。

設定もすごい中途半端。

侵略の目的や、これからどういう展開になるのか、まったく興味がわかないすごさ!

この文章のような映画ですね。

セブンソード

2011年10月26日 | 映画 さ行
セブンソード [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ


ふくまんけいさんがでていてびっくり。(・・・つうか、ラウカーリョンさん・・・)

雰囲気いいし、かっこいいんだけど・・・
何かが足りない。盛り上がりそうで盛り上がらないのは何ででしょう。

目が動きを追いかけられないのがちょっと・・・年取ったからかな?
7人の強さをもうちょっと出してほしかったし、そういうアクションをもっとみせてほしかった。

7人の侍との関係はやっぱりあるんでしょうかね。

せっかくのドニーイエンさんもいまひとつな感じがしました。
最後の戦いは結構面白かったけど。

サロゲート

2011年10月24日 | 映画 さ行
サロゲート [Blu-ray]
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


自分の代わりに動いてくれるロボット。
疑似体験というのは最近もネット上やゲームなんかでも人気があります。もしかしたら違う人生もあったかも。
野球やサッカーゲーム、恋愛まで、いろんなシミュレーションゲーム、ネット上の街の住人・・・いろんな形で現実の自分と別の自分を楽しんでいます。
この映画は、自宅にいながら、現実の社会の行動をロボットにやってもらおうということみたいですけど…
そういう社会になるまでのプロセスは想像できそうでなかなかできない。

人間は外見でその人の名前を認識してますよね。
外見と中身が変わってしまうという設定は、社会的な信用をなの荷を見て判断すればいいのかがわからなくなってしまうのではないでしょうか。
長髪の警察官のお姉さんは、3人がその身体を使うわけだけど、それができちゃう時点で社会が成り立たない。人間と人間の信用が失われてしまうと思うのです。そして、その信用関係なしに人間社会は成り立たない。成り立たせるには、いまその身体を使っている人が誰なのかの証明がない限り、その人を信用できないし、他人の体を使っての犯罪なんていうのもできちゃうと思います。人間はすべての行動を他の物にゆだねることなんてできるほど、人間を信用できないんじゃないのかな?

まあ、そんな現代人の不安を乗り越えて、社会と科学の発達の中でこんな社会ができてしまったとして・・・
なぜ、メタボな人がいるのかがよくわからない。人間は何を食べているのでしょうか。ロボットにすべての活動をさせているんだったら、生まれてから成長するまで、食生活の差がそんなに出るとは思えないんだけど。何か、食べ物依存症になってしまったのでしょうか。むしろ、誰も動かないからみんなメタボとか、手足が細くなって…とか、そこまでいろいろ思いを巡らせてほしかったな。社会的な活動をロボットにさせるようになったときに人間本体は何をしているのか…というところがあまり描かれていないです。

サロゲートたちの無表情さがなんか怖いです。
その人間らしくなさ、人形らしさがよくできていると思いました。
主人公もよくできてる。

でも、あの預言者だか、指導者だか知らないけれど、ああいう風なそれっぽい感じにしちゃうところがちょっと残念でした。ハリウッド的預言者、指導者です。

色々映像的な見どころがあって、しっかり見せてくれるので、最後まで楽しく観れました。


猿の惑星:創世記

2011年10月20日 | 映画 さ行
猿の惑星:創世記(ジェネシス) - goo 映画

期待してみちゃったんですが、正直言うと、期待し過ぎでがっかり感が強かったです。

猿の成長はいいとして、何で人間があれほどバカなのでしょうか。
あんな猿を弾圧できないって何なんでしょうか。猿以前にテロリストにやられちゃうって。
これでなんで猿の世界になっちゃうんだろうと、思ったら、最後の最後にあっけなく解き明かされます。あの程度の猿の集団で、世界を変えるってどうするんだろうと、心配になってしまいましたから。でも、物語の中では良い奴ぶっていて、結局お前が諸悪の根源か!?って感じですけどね。

人間が滅びたとして、原発とか核廃棄物とか、どうなっちゃうんだろう…なんか、怖いですね。

CGも手をかけた割にあんまり自然に見えなかったです。なんというか、地面に手足をつく感じがうまくいきませんね。
あと、どうしても人間的な動きをさせちゃうので、それがまた違和感。
人間的な表情にも違和感。表情を変えるたびになんか、ひいちゃいました。

猿祭り、これでおしまい!
あ・・・チンパンジーか…

少林寺武者房

2011年10月07日 | 映画 さ行
少林寺武者房 [DVD]
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ラインコミュニケーションズ


『少林寺三十六房』『キル・ビル』のリュー・チャーフィー監督・主演で贈るカンフーアクション。親友同士でありながら、対立する流派で修行するふたりの青年。お互いに張り合って勝負を重ねる中、清の長官が両派の奥義を盗もうと画策していた。

師匠に毒をもった少林寺と妹を殺した武闘派、お互い復讐のために修行をして…でも実はこれは清の長官の策略だったということで、どうなっちゃうのかな?と思っていたら、最後の数秒でいままでの積み重ねをすべて吹き飛ばす驚愕の展開。

「お兄さん、もうやめて!」と長官に言う妹に「いやだ!」って答える子どもっぽい長官です。
もともと2つの流派を対立させて滅ぼしてしまおうとしていたのは、かなり国家的な策略だったわけですけど、実際のストーリーはかなり個人的でした。でも、そこがまた面白いというか、安心できるわけです。ある意味みんなスキだらけ。そして行動も一貫してないし。そんなバラバラに見えるお話の中で、格闘シーンは結構見ごたえがあります。

人の死や、歴史的な2つの流派のいがみ合い、清の長官の思惑、いろんなものが一瞬に解決してしまうとことは中国3千年の歴史のなせる技なのでしょうか。うーん・・・少林寺は奥が深い。
拳は相手を打ち負かすものではなくて、たたかいの中で説得させてしまう、真実を伝えるなにかを持っているんですね。達人の戦いとなればなおさらなのかも。

最後の展開は、2人だけじゃなくて、観ているみんなを飛びあがらせる終わり方ですね。




少林寺 破戒大師伝説

2011年09月30日 | 映画 さ行
少林寺 破戒大師伝説 [DVD]
クリエーター情報なし
J.V.D.


『孔雀王』のリュウ・チャーフィー、『不夜城』のエリック・ツァン出演によるカンフー・アクション。戦時中の中国を舞台に、日本軍分布図をめぐって争いが巻き起こる。

・・・だそうです。

キョンシーが出てびっくり。
ちょっとキョンシーの関係の映画もみたくなっちゃいました。

刺されても撃たれても平気なのもびっくり。


少林寺 達磨大師

2011年09月29日 | 映画 さ行
少林寺 達磨大師 [DVD]
クリエーター情報なし
マクザム


あれ?なんじゃこりゃ?
インド?でも、中国語?あれれ?
カンフー映画じゃないの?

最初は、なんか、くだらないの借りちゃったなあ・・・
と後悔しながらいつ止めようかとずっと思ってました。
でも、達磨さんが旅を始めてからぐっと面白くなってきていつのまにか、達磨ワールドにはまり込んでしまいました。
案外哲学的な話も出てきて・・・ん?・・・今何つった?・・・とかやってると、また面白くて。演技はともかく、達磨大師のすべてのものを受け入れる覚悟というか、そこからかもし出される落ち着きはみていてとても楽しい。

でも、いきなり弓矢をはじいちゃったり、マジシャンみたいな火の中からの脱出激みたいな場違いに動きがはげしくなるとちょっと笑っちゃいますけどね。

お弟子さんになった人のアクションは結構面白かったです。なんか場違いですけど。

少林寺のカンフーに達磨大師さんは関係が深いようですね。
9年間座禅を組んだのは、少林寺の山のところなんでしょうか。
ここに歴史ありですね。

続・少林寺三十六房

2011年09月25日 | 映画 さ行
続・少林寺三十六房 [DVD]
クリエーター情報なし
キングレコード


実は続編ではないのです。主演したご本人もインタビューで「続編ではない」といってます。まあ、話を見れば続編でないことは明らかですけど。共通点はサンダ(だったかな?)さんがでること。主演が同じ役者ということ。なのでしょう。
この主役の人、洪拳の使い手のようですね。ジャッキーチェンやサモハンキンポーのような京劇からでた人ときっちり区別しているみたいです。ダンスと武術は違う・・・みたいに。
実際、洪拳を広めるためにあまり興味のなかった映画の世界に入ったみたいなので、確かに区別されるものなのかもしれません。

格闘シーンがあまり出てこなくて、修行のシーンもマジメでないシーンが多いのと、カンフーを身につけるまでの過程に飛躍があるところが残念です。竹の足場を組んでいるうちにカンフーの基礎を身につけちゃうというのは面白いんだけど、それにしても、飛躍があるよなあ・・

でも、最後の格闘シーンはすごいもみとれちゃいました。メリハリがあってとても面白かったです。


少林寺三十六房

2011年09月05日 | 映画 さ行
少林寺三十六房 [DVD]
クリエーター情報なし
キングレコード


少林寺36房。ああ・・・懐かしい・・・といいたいところですが、もしかしたらはじめてみたのかも知れません。
少林寺はお寺です。(あたりまえですが・・・)だから、その武術を鍛える目的も、その考え方が反映されるんですね。相手を痛めつけるためのものではなく、権力を取るためのものでもない。身を守ることと、精神の鍛錬なわけです。仏の道を知るためのものでもあるのでしょう。
前に何かの本で、中国は哲学的なものを究める人は世俗から離れていくみたいなことを読みましたが、自分の中に真理を求めるということなのでしょう。だから、少林寺で修行してクンフーの達人になっても、それを外に向かって、社会の中で行使することは基本できないみたいですね。

しかし、その社会から離れた世界でも、社会と無縁でいることはできない。少林寺にも変化を求められるわけですね。それでこの主人公は入門を許可されたわけです。

カンフー映画も、実は社会とは無縁ではいられない。
結構、ワンスアポン・・・のウォンフェイフォンにしても、イップマンにしても、そのときの社会の情勢に翻弄されちゃったりしてますからね。弱いものが虐げられる社会に対して、正しい道をさししめすのが武闘家でなくてはいけないということでしょうかね。

戦いのシーンが結構面白いです。修行の成果が戦いに表れていることが観るほうにわかるように作られてます。修行はうそをつかないといおうことですね。
刀と三節棍(漢字合ってる?)の戦いが面白い。少林寺に剣はないそうです。刀だそうです。刀の面を体にくっつけるようにつかう。これも身を守る道具としての刀の役割みたいですね。

ソードフィッシュ

2011年08月30日 | 映画 さ行
ソードフィッシュ [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ



バスを釣り上げるシーンがありましたけど、あれは想定外ですよね。かっこよく完璧に決めようとしたところ、ワイヤー切れちゃうなんて。ちょっとかっこ悪い。

アジトで写真を撮られてる時点でかっこよくないけどね。

子どもに会うシーンはちょっと涙ですね。
子どもかわいいけど、あのめがねは、後で誘拐の意味を持たせるために無理やりつけさせた感じで似合ってない。でも、そこがまたなんとなくかわいい。

シルクウッド

2011年08月03日 | 映画 さ行
シルクウッド [DVD]
クリエーター情報なし
角川映画


実在した人物シルクウッドのお話。
なかなかDVDが手に入らなかったのですが、やっと見ることができました。

1974年、全米を揺るがした実在の事件を映画化。プルトニウム工業で汚染し、謎の交通事故死を遂げたカレン・シルクウッド事件に材を取った社会派ドラマ。

会社の隠蔽工作や被曝していく労働者をただそのまま黙って見過ごすわけにはいかず、組合で運動をすすめていくわけですが、実際の話だけあって、彼女の正義感と行動がそのまま受け入れられるわけではありません。

同じ職場の労働者は、彼女の運動によって、工場が閉鎖され失業するのを恐れ、彼女から離れていきます。

会社の嫌がらせもエスカレートしていき、命の危険にさらされ、そして実際に事自動車故死という結末が待っています。
その一年後に工場は閉鎖されたようですが、この原発推進の体質がこれで改善されたわけではなく、すべては闇に葬られ・・・となったかどうかは分かりませんが・・・

シルクウッドさんが実際にどのような人かは知りませんが、正義感バリバリの活動家というのでなくて、本当に普通の女性・・・タバコは離さないし(子どもの前でも平気ですってて、タバコを持ちながらでも普通に抱きしめたりしちゃいます)、ブラジャーしないので、若かりし日のメリルさんの体の線がそのままリアルに見えちゃいますし、とても自由奔放な感じで結構キレるし、その辺にいるお姉ちゃんって感じが好感持てます。そういう普通の人が運動してるってところがとても良いです。そして、命の危険から身を守りたいという、ストレートでシンプルな要求なので、強い信念を感じさせます。

メリルさんの演技はすごすぎる。ガサツ(?)な感じ、あんなにタバコをすって、まさに命がけですね。タバコの印象が強すぎて、マジで体のことを気にするんならタバコのほうをやめろといいたくなりそうなぐらいタバコが出てくる。

カートラッセルさんは今とほとんど変わらないです。

放射線の人体への影響というのは、まだまだ基準があいまいな状態で、会社から何の説明も去れないまま労働者は働いています。学者さんみたいな人が言ってました。炭鉱ではカナリヤを使うが、ここではあなた方がカナリヤなんだと。しかも、体調を崩した労働者は闇に葬られていったのでしょう。

時計の針の夜光塗料を塗るのに筆をなめるのでそこから多くの女性労働者が体に偏重をきたしたことや、「これが原発だ」の本での被爆者の口封じなんかを思い出します。

結局、原発という代物は昔から今に至るまで、事実を隠してつくり上げられた体制なんですね。だから、何か起こったときにも事実を明らかにすることができない。事実を出してしまったら、すべての原発を止めなければいけなくなる。そうなると、原発で利権をむさぼる企業のみなさんが困っちゃうという構図になっているのでしょう。

だから、撤退を決めたドイツだってうまくいってないとか、企業が海外に移ってしまうとか、ウソのごまかしをさらにしていくわけですね。やらせまでして。
そして、そんな馬鹿な隠蔽工作を棚に上げて、中国の隠蔽体質は攻撃してぼろくそに言う。結局それで争点そらしをしたいのだろうけど・・・マスメディアまでにぎられちゃってるんでしょうね。

でも今となっては原発の問題はシンプルになってると思います。

国民の命を危険にさらす原発事故がおこって、それをいまだに収束できないでいる状態・・・ようは、事故を防ぐ能力も、事故が起きた後にそれを収束させる能力を持たない状態では、撤退意外に選択肢はないということです。

それでうまくいくのか、という意見に対して言いたいのは、それをみんなで考えれば良いじゃないかということです。

電力供給ができなくなるというのもウソだということが今では常識ですが、それだって、100歩譲ってそうだとしても、それならば、電力を抑える社会にどうして行くかを考えて実践すればいいだけじゃないですか。

海外に企業が行っちゃうというけれど、海外は今電力不足で悩んでいる状態だそうで、誰もそれを理由には海外移転はしないだろうし・・・
がんばろう日本とか、国民に押し付けるだけじゃななくて、大企業にこそ、日本で復興のために踏ん張ってもらえばいいじゃないですか。ちょっといらいらしてきました。

目先の儲け優先で原発にいまだに固執している連中のカナリヤになりたくないです。

もう3時過ぎてます。まいった・・・





ストーン

2011年06月11日 | 映画 さ行
ストーン Blu-ray & DVDセット(2枚組) [初回限定生産]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


ジョボジョボビッチさん(名前を覚えてない)の裸を見せていただきました。本人ですよね?小さくて乳首がツンと立ってる感じです。ちょっと重力に負けてる感じもしましたけど、実は好きなんですょねえ…こういう感じのおっぱい。鏡の前で前かがみになって両手でぎゅうっとやるしぐさがまたよかったです。
そういえば、バイオハザードの時もかなりきわどい恰好してましたが…

奥さんが旦那に別れを告げるシーン、ああやって、恐怖で女性を縛りつけるんですね。
そのあとも、奥さんは、懸命に家庭を壊さないように努めてきました。でも、心から一緒にいると感じていることはなかったのでしょう。家庭につなぎとめているものは娘と宗教だったのかもしれません。

デ二―ロさん、かっこよくない男をかっこよくなく演じてます。どこかで、かっこよくなってほしいと願っていましたが…デ二―ロさんだけに、そういう期待を持たせますが、最後まで、ダメな男ですね。ジョボジョボさんに迫られたらダメだと思うけど、なぜ、そんなに思い入れのなさそうな家庭に固執するのかがよくわからない。限界と言われたら、ああそうですかってなりそうなぐらい、奥さんを相手にしてませんからね。そこのところがよくわからないところです。

もう一人のエドワードノートンさんはすごいいい味出してました。
最初の薬づけっぽい切れたら怖そうなお兄ちゃんもそうだけど、心が落ち着いてからの悟りきったお兄ちゃん、これも薬づけっぽいけど。どっちもそれっぽくてよかった。
彼も最初は出たくて出たくてたまらなくて、ジョボ奥さんとやりたくて仕方がなくて感情に身を任せてたわけですけど、音がして、そんなことが小さなことのように思えて…デ二―ロさんのもしかしたら求めていた境地に達してしまったのかもしれません。

それを信じたくないで二―ロさん、どこかでそんな犯罪者がそうなるはずはないと思っているわけです。同時に事実そうなっていることも感じているから、嫉妬もする。
しかも、きれいなジョボ奥さんへの執着が心を乱します。

デ二―ロさんは最後には奥さんにも見放され・・・自分の心をごまかして築いてきたものがすべて消えてしまいます。職場でも実績も最後はすべて自分の行動で否定してしまいます。

すべてを失ったときに音がしました。
奥さんもデ二―ロさんも救われたのでしょうか。

救われないのはジョボさん。たしかにエイリアンかも。