以前、スピヴァクを読もうとしたんだけど、難解さに挫折をしてしまって。改めて入門書から入ってるんやけど。多文化共生にしても、ジェンダーにしても、語ることで誰が除外されてしまうのか、語られてしまう人たちがどのような位置づけを得ることになるのか(あるいは追いやられてしまうことになるのか)ということについて論じていておもしろい。
ぼく自身の仕事に引き付けて話せば、外国人のことを代弁しようとして語ること自体、ある社会構造・権力関係の再生産であり得るし、主体の声を奪うことになりかねないということ。だからといって、関わりを放棄するのではなく、自分のおかれているポジションに自覚的に、さらにはそのポジションの限界を知った上で謙虚に語ることが必要なんだろうなぁということを感じた。
あと、本(『スピヴァク』青土社)を読んでて、ぐさっときた部分。
「力を剥奪されたサバルタン集団の生活や歴史を適切で搾取につながらないやり方で伝えていくこと」、
「現実に人びとの心を変えるような集団のあり方が勝利にいたるまで耐え忍ぶためには、想像もつかないほど緩慢で長い時間のかかる仕事が必要であり、また成功する保証もない」
「(抑圧された者たちのために語るよりは)彼女たちから学ぶということを学習するという辛抱強い仕事をしてほしい」
「私たち自身の損失として私たちの特権を学びつつ解体する(アンラーン)」
最後の言葉に目から鱗が落ちた。
ぼく自身の仕事に引き付けて話せば、外国人のことを代弁しようとして語ること自体、ある社会構造・権力関係の再生産であり得るし、主体の声を奪うことになりかねないということ。だからといって、関わりを放棄するのではなく、自分のおかれているポジションに自覚的に、さらにはそのポジションの限界を知った上で謙虚に語ることが必要なんだろうなぁということを感じた。
あと、本(『スピヴァク』青土社)を読んでて、ぐさっときた部分。
「力を剥奪されたサバルタン集団の生活や歴史を適切で搾取につながらないやり方で伝えていくこと」、
「現実に人びとの心を変えるような集団のあり方が勝利にいたるまで耐え忍ぶためには、想像もつかないほど緩慢で長い時間のかかる仕事が必要であり、また成功する保証もない」
「(抑圧された者たちのために語るよりは)彼女たちから学ぶということを学習するという辛抱強い仕事をしてほしい」
「私たち自身の損失として私たちの特権を学びつつ解体する(アンラーン)」
最後の言葉に目から鱗が落ちた。
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