ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

自分の人生の一部を搾取されること

2019年08月01日 23時23分21秒 | 当事者
人生は一度切りだ。それはだれもが一緒。しかも,若いときや体力のあるときなんかは限られている。だれしも同じように年を取る。

それは誰もが同じ条件。

ふと,そんな中で例えば3年,全く自由のない生活,働けども働けども借金が返せない,先が見えない,しかも逃げることができない,ちょっと間違えば家族や親せきに迷惑が掛かる。

…そんな状況に追い込まれたらと思うと,ぞっとする。やってられないと思う。それが例え自分の判断とか決断に基づくものであったとしても,後悔すると思うし,納得なんてしないだろうと思う。なんでこんなことになってしまったのか…と。


大学生のときにチューターをした留学生は「自分は日本に来るんじゃなかった」って言って帰っていった。成田に向かう電車の中でそんな話をしながら二人して泣いた。申し訳ないのと悔しいのと残念なのと,そんなことぐらいしかできなかったのと。


やっぱり,ちょっとでもいい思いをもって帰ってもらいたい。いい思いで生活してもらいたい。そんな当たり前のことが守られない制度なんて,早くなくすべきだと思う。ちゃんとやっているところもある,プラスの面もあるなんて声も聴くけど,そういうところに当たるかどうかが運次第なんてのはいい制度とは呼べない。


技能実習制度は一日も早くなくなるべきだと思う。
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