うちの職場はいろいろな人が働いている。
性別も年齢もそうやし、専門分野もこれまでの経験も。ルーツも。みんなばらばら。
そうすると「働くこと」に対する考え方も大きく違う。
「仕事とはこうあるべき」「こうせんといかん」「休みはこういうものだ」…本当にばらばら。そんな中で、みんなが別に多文化共生を意識しているわけやないと思うけど、いろいろなところでぶつかったりもする。「本当は私はこう思う」「これはおかしいと思う」ってのもたくさん出てくる。その都度、話を聞きながら、話を振りながら、このへんかな…というのを探ることしかできないので、みんなが100%満足するということにはならない。でも、話をしもってそうやって落とせるところを探すのが大事なのかなと思う。
そのときに大事なのはだれかの意見や思いの完全否定はしないこと。化学反応は起きるときも起きないときもあるけど、否定はしない。
そうすると、別にみんなの意見が一つにまとまるわけではなく、合意はするけど一致はしない、何となくでこぼこが残る。でも、そのでこぼこが残っていることが組織の強みになるのかなと思うようになった。迅速なスピード、統一感はないかもしれないけど、粘り腰の組織ができるのかなという気がする。
役所ではできない組織の作りに戸惑いながら、ときに悶絶しながら、ちょっとずつ楽しくなってきたところ。