キャロリング

●キャロリング●　有川浩
幻冬舎　　２０１４．１０

大和俊介の勤める小規模子供服メーカー『エンジェル・メーカー』は、主要取引先の閉店で打撃を受け、クリスマスに倒産することが決まった。
それとともに、『エンジェル・メーカー』がやっている学童保育も終了するのだが
両親が別居中の６年生の田所航平は、年明けに母の転勤でハワイに引っ越す前に、仲直りしてもらいたいと、父に会いに行こうとする…


クリスマスにもたらされる　ささやかな奇跡の連鎖―。（帯より）
とありましたが、思っていたカンジとはちょっと違ってました（苦笑）
そんなに「クリスマス！」「奇跡の連鎖！」ってカンジはないというか。
すべてがハッピーエンドっていうわけではないし、そんなにうまく行くとも思えないけど
現実はすべてがハッピーエンドってわけではないし、人に寄ってハッピーの捉え方も違うと思うから
そういう意味では、ほっこりできるカンジもあって。
プロローグですごくハードな展開になってたから、どこでどうそうなるのかが気になって、ぐいぐい読めました。