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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

B/W 完全犯罪研究会

2010-06-04 | 
●B/W 完全犯罪研究会●  清涼院流水
太田出版  2009.6

3年連続でそれぞれ異なる殺人鬼に生命を狙われ「日本の犯罪史上もっとも有名な被害者」となった天見仄香。
現在、警視庁の犯罪被害者支援室に勤務している仄香は、未解決事件の再捜査の必要性を市民代表が審議する試験制度に参加し、自らの運命を揺さぶる「疑惑の少年」真壁巧と出会う。
真壁の周囲では、両親や同級生など、行方不明になった者が221人にも達していた。
真壁巧は、はたしてクロかシロか? そして、仄香に迫る4度目の危機!?


んー・・・どうもしっくりこなかったです。
こういう著者のカラーなんでしょうかね? それとも、シリーズ化してるとか? 設定がいろいろある割に、あまりストーリーに関わっていないですよね?
肝心の、人が消えるっていうのも…特殊能力が存在するという世界ではなさそうだし、現実的には無理だと思うしで、なんだか中途半端でスッキリできなくて。
途中で真壁が言った“事件”の解答だったら、どんな収束の仕方をさせるのかなーなんて期待してただけに、余計に肩透かしを食らって、もやもやしてしまったのかも。
最後のエピソードはちょっとおおっ!?と思ったけれど・・・んー、著者のカラーとは合わないのかもしれません…
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