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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

忘れられない夏

2008-07-26 | ライブ
SOPHIA  LIVE 2008 “スターライト コウベ”
7月26日 神戸メリケンパーク特設ステージ


野外って久々だなーと思ったので、自分が行った過去のライブの記録を振り返って見てたら
SOPHIAのライブに初めて行ったのが、ちょうど10年前だったのを発見(2週間ほど前後するけど)。
なんか、勝手に記念日的な位置付けにして、勝手にワクワク嬉しくなっていましたが、
会場に着いてブロック配置図を見て、一気にテンションダウン。
Aブロックがステージ正面真ん中で、Aを囲むように花道があって、その後ろにかけてB・C・Dブロック。そしてさらに後ろにE・F・Gブロック。
で、自分はEの600番台なんですよ。ええ、入場したらもう、ブロック枠の最後方付近ですよ。
ステージ上のメンバーが豆粒でも見えればいいってカンジで、ほとんど姿自体見えませんから。
スクリーンが頼り(上下2つのスクリーンがあったけど、下はほとんど見えません)。
だもんで、PVや映像じゃなくてメンバーを映してくれと、何度願ったことか(苦笑)
花道や花道にあるミニステージに来てくれたら少しは見えたけど、そうなったらなったで前の人が手をあげて振ったりするから、やっぱりあまり見えないんですけどー(苦笑)
『ALIVE』は、音だけ聴くのもそれなりにいいのかもしれないけれど、やっぱり松ちゃんが魂込めて歌う姿が見たかったな。
DVDで一般発売してくれるのを切望します…


とはいえ、ライブ自体は、とても感慨深いものでした。
自分にとって思い入れのある土地というわけではないし、MCでも言っていた震災の凄さを直接は知らないんだけれど
メンバーが、ずっとやりたいと願っていたこの地でのライブ。
その願いが叶ったという、その事実で、もう充分です。
黒ちゃんじゃないけど、ここでやれて本当によかったねぇ、としみじみしちゃいました。

青い空の下、時折吹く強めの風、徐々に傾く太陽と流される雲・・・傍らにはポートタワー。
気になっていた西日も、それはそれは厳しい瞬間もあったけれど、わりと薄曇に翳っていたし、AブロックならともかくなんせEの後ろですから、風通りも悪くなかった。
野外だから音的にはイマイチだし、上記のようにステージはほとんど見えなかったけれど、青空から夜景へのグラデーションはとても素敵で。
神戸でライブ。神戸で『Like foreve』。
豪華な演出や仕掛けはなかったけれど、そんなロケーションや曲たち自体が演出。
メンバーの優しさや感謝といった想いがぎっしり詰まっていて、またそれがしっかり伝わってくる、温かいライブでした。


神戸に向かう車中、ずっとSOPHIAのアルバムを聴いていたんだけど、けっこうグッとくる瞬間が何度かあって
あー疲れているのかなぁ、生で聴いたら泣けちゃうかも、なんて思っていたんだけど
やっぱりライブ中にも何度か、グッときてました。
『Like forever』のスローバージョンから新曲2曲にかけてはヤバかったです。
花道のミニステージに移ってやった『もしも君が迷ったなら』とか、個人的に思い入れ深い『Early summer rain』とか
松ちゃんやメンバーの感情の高まりや思い入れが、すごくこちらの胸にぶつかってくるような『Like forever』とか『ALIVE』とかは、よくグッとくるんだけど
今、はじめて聴いた曲で、これほど泣けるのは久々でした。
新曲は、スクリーンに歌詞が出てたんだけど(2曲目は部分的に)それがまた、胸に刺さって。
あー、やっぱりどこか病んでいるのか?(苦笑)
早く音源で聴きたいものです。


MCも案の定うろ覚えだし、メンバー全く見えなかったので、あまり書けることはありません。
最初らへんのMCは、ちょっと空回り気味でしたかね。
『男の子』の前に松ちゃん「男は生まれたときから青って決まってるんです。女の子はピンク」とおっしゃてましたが。
今回はブルーのシャツを着てたけど、以前ライブでピンク着てましたよね?(笑)

「日焼け対策バッチリ? そんなに日焼けしたくないの? 女性は白い方がいいよねー」って言った後で、ハッと気がついたように「でも小麦色もいいねー。だってここはメリケン(=小麦粉)だから」だって。
ジルくんは日に焼けるのが嫌いだそうで。
ゴルフに誘っても「日焼けするから」って断るそうな。なんか誘うと、まず「それ焼ける?」って聞くんだって。ジルくん、白いもんなー。
その流れだったかなんかで、「なんでメリケンパークって言うか知ってる?」「モザイクって漢字で書くと模細工だと思ってない?」と、プチトリビア的話。
「えー?」という疑問の声が上がると、「…って黒ちゃんが言ってたんですよ」と、黒ちゃんに矛先を向ける松ちゃん。
ミニステージで、黒ちゃんが「ピックがない」って言った時に、「貸したろか?」って軽く言ったジルくんとか、
相変わらず仲いいですなぁ。

黒ちゃんが「ポートピア'81って知ってる?」って聞いたら「知らなーい」の声が大半で。
そりゃそうだ。この段階で27年前なんだもんよ。
行った記憶があるって人は、30代でもメンバーと同じぐらいか、それ以上の人でしょ。
(かく言う自分は、言葉としては知ってます)

近くのホテル(の船上?)で結婚式をしてたみたいで、ボーっと汽笛が何度か鳴って。そのたびに松ちゃん「おめでとー!」って。
いい話の途中で汽笛に邪魔されることもあって「ままっ、逆に曲中じゃなくてよかったわ」って言ってたけど、かえって曲中のほうが気にならなかったかもしれないな、なんて思いましたが。

話はちょっとそれるけど、気になるといえば、Eブロックの後ろの方にいたので、入退場口がすぐ隣で。
スタッフの会話とか、動きとかがすごく気になる瞬間が、多々ありました。
これはもう、どうしようもないレベルのことなんだろうけど。人間の欲って、そんなもんです。
行けない人のことを考えると、あの場を共有できてるだけいいんだろうけど
あの場にいるからにはやっぱりそれ以上を求めてしまいます。
「メンバー見えな~い!」って言うのがその最たるものですね。
そもそもライブに行っていなければメンバーには会えないわけだけど、お金出していったからには、やっぱりメンバーさんの姿が見たいですよ。
まぁ、メンバーさんの姿があまり見えなくても、「この3時間を共有できてよかった」という想いにも嘘はないけど。


スクリーンに映ったカットですごくいいなぁと思ったのが、シャツの前ボタンを全部外して胸をはだけさせてた松ちゃん。
多分、花道に出てたのを下から撮ったんだろうけど、下からのアングルで松ちゃんのバックは真っ青な空、それがめちゃくちゃ絵になっていました。
松ちゃんとトモくんが顔を寄せ合ってカウント取るところとか、歌う途中でメンバーに耳打ちする松ちゃんの姿、それに笑顔を見せるメンバーとか・・・あーいいですねぇ。
でも、トモくんに耳打ちする時はカメラマンがちょっとかぶってたのが残念。
あと、メンバーが話してる時の切り替えのタイミングとか映し方とか、スクリーンしか見えないんだから、もうちょっとうまくやってくれ~と思うところもあったけれど(苦笑)
このカットは是非DVDに! と思うところも何箇所かありました。


途中、ミニステージからステージへの転換のつなぎ(?)映像にて、アルバム作成中(中?)と、秋には「BAND AGE」ツアーをすると出ました。
このライブで何らかの発表があるとは思っていたけど、詳細まで出なかったのはちと残念。
夏のサマーショップでまた逢おう、みたいなことをジルくんは言ってたけど、ファンクラブ入ってないから行けないし
e+の「先行」でチケット取ったのに、こんなんしか来ないし
(過去何度か利用してるけど全部こんなんばっかり…よほどe+との相性が悪いらしい/苦笑)
これは、ファンクラブに入れってことなのかなぁ。

とにもかくにも、ツアーやリリースの情報が気になるところです。
秋が楽しみー♪


●セットリスト●
SE『愛の讃歌』+コメント映像
1.Believe
2.青い季節  3.STRAWBERRY & LION  4.Please,Please  5.ゴキゲン鳥~crawler is crazy~
6.男の子  7.モラトリアム人間  8.one summer day
9.Like forever(スローVer.)  10.新曲①  11.新曲②
花道ミニステージ移動
12.もしも君が迷ったなら  13.ポトス  14.黒いブーツ~oh my friend~  15.夢
メインステージ移動 ~映像
16.BANDAGE  17.Early summer rain  18.KURU KURU  19.Kissing blue memories  20.エンドロール
21.ALIVE  22.街
23.Like forever(オリジナルVer.)
24.ヒマワリ
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