Prototype

音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

ゼロ

2007-09-08 | ライブ
Plastic Tree
メジャーデビュー10周年記念公演『ゼロ』
9月8日 日本武道館


17時過ぎて会場に着くと、すでに物販はパンフレットと傘ぐらいしか残ってない状態。
一応パンフレットのみ購入。
入場の際に配布CDを貰い、席にあるディスクガレージの袋の中にサイリュームが入っておりました。
チラシには「“アンドロメタモルフォーゼ”の時に手に持って」とあって
プラのライブのどこで使うんだろう? と少し不安だったけど、ちゃんと指定がしてあって良かったよ。


DVDになるので、詳しくは12月19日発売のそちらを見てくださいということで、いつもの、ライブの感想をつらつら書きます。相変わらず長いです(苦笑)

席は、1階南東3列目でした。前の2列は関係者席みたいで、年配の方や、その他いろいろおられました。
ちなみに、一番ステージに近い(ステージから見てほぼ横にあたる)ブロック以外は、前2列ほど、南は前3列ほど関係者席だったようですね。
斜め前におられる方が持ってた紙がチラッと目に入って、1曲目が『眠れる森』とわかってしまってがっくりきました。
まぁ、おそらくそれだろうとは思っていたんだけど、関係者の方も見えないような配慮はお願いします(って、そっちを見なきゃいいんだろうけど)

木の枝が伸びていく映像のあと、Plastic Treeの文字が映し出されて、幕が上がってスタート。
正直、最初はなんだかハラハラしました。親心的な感情で。
でも…プラ、でしたね。
遠くて、細かい表情までは見えないけど、そんなの気にならなかった。
そんなのはどうせDVDになるんだし(←若干負け惜しみ的考え)今は全体の空気感とか、ここから見える景色とか、そんなのを見ておこうと思って。
だから『アンドロメタモルフォーゼ』なんかは、ほとんどぼんやり客席見てたかも。
サイリュームが綺麗でね。
個人的に、あのテンポで振るのはなんとなくしっくりこなくて戸惑ったけど。
最初は、こう…お約束的なカンジが、あまのじゃくの自分にはなんかイヤだったんだけど、この企画を盛り上げるためには一緒に乗らなくちゃダメだよな、と思い直して。
乗ってみると、意外と嫌いじゃないかも、なんて思ったりして(苦笑)
うん、綺麗でした。

話を元に戻して。
『うわのそら』のイントロが流れた時は、やったーと飛び上がらんばかりに喜び(好きな曲)
「心の鍵を開けてくれたのはあなた達でした」と始まった『プラネタリウム』ではぐっときて、泣きそうになりました。
別にこの曲聴いたときはこうだったとかいう、実生活とリンクした思い入れはないんだけど、この曲は聴くたびに切なくなって、泣きそうになります。

『ツメタイヒカリ』のイントロでも胸がきゅっとなるのに、後ろにストリングスがいて生演奏。うわぁ、こんなんやられたら泣きそうだ。と思ったら、サビで雪が降ってきた。
…お金かかってるなぁ(←ここでそんなこと思うなって)
『絶望の丘』は、音源のふわふわとしたカンジも好きなんだけど、ライブで、正さんのベースが2小節(なのか?疎いからよくわからんが)長くイントロするところがめっちゃ好きです。あの瞬間がたまらない。

「10分でわかるプラスティックトゥリー(だったか?)」という映像の後、ぶっちくん一人出てきてドラムソロ。そして『空中ブランコ』のイントロへ。
ベース、ギター、歌と、徐々に入って重なっていくのがなんだか好きです。
それよりも前に演奏された『サーカス』とか、この『空中ブランコ』とか、やっぱりプラにとっては大切な曲なんだなぁとしみじみ思います。
いや、大切じゃない曲なんて1つもないけれど、中でもキーになる曲というか、ここぞという時の曲というかね。
ステージセットもサーカスっぽい天幕があったりして。

自分が最初にしっかり聴いた音源が「Parade」で、そこですごく気に入って前のアルバム「Puppet Show」を買って、そこに『サーカス』があって。
だから、自分の中ではパレードとサーカスって繋がっているんです。サーカスを知らせるパレード、みたいなカンジで、イメージが重なるんです。
だから、自分の中では、プラにサーカスのイメージが強くあって、
だから、折々で『サーカス』聴くと、すごく好きだぁって胸に沁みた当時を思い出します。

ライブの間に映像が挟まった時は、また「らしいなぁ」と思いました。
でも、1階・ステージ正面に近い席でも、文字が機材とかぶって読めなかったりしたのに、2階席のサイドとか上の方とかは、映像自体が見えてないんじゃないかなぁと、心配になりました。
以前、他のライブで、全然見えなくて、置いてけぼりをくったことがあったので、同じ料金払ってこれかよ、と、ちょっと不満に思った覚えがあります(苦笑)
あと、あんなに長いとは思わなかったので、椅子に座り損ねました。
座席にもたれかかるようなカンジだったので、後ろの人が見えなかったかもしれません。ごめんなさい。

「らしい」と言えば、『真っ赤な糸』の前のハプニングも、プラらしかったですね。
プラらしいというか、明さんらしいと言うか(笑)
1回目は音が出なくて、2回目は間違って『ツメタイヒカリ』のイントロが流れたんだけど。
「今、切れた糸を結びなおしてくれてますから」って竜太朗さんが言ったときに、正さんが、切れた糸を結んでいるしぐさをしてたんですよ。それが個人的にヒットでした。
また見たいなぁ。DVDにはぜひとも正さんを!

あと、『サイコガーデン』のイントロの明さんは、あれはああいう演出というか、煽ってたというか…だったんです、よ、ね?
また明さんがトチったのかと、自分を含めてかなりの人が思ったと思うんですけど(苦笑)

アンコールが終わって、配布曲『ゼロ』であろう曲が流れ、映像で告知。
海外ツアーに続いて、12月に全国ツアー決定と。しかし、全国ツアーの詳細はまだでした。
ここで、ばばーん! とスケジュールが出ると、形としては最高だったんだけどなぁ。
DVDの発売決定というのがトリでは、ちょっと物足りませんが(だってもうわかってるから)何はともあれ、メンバーの次の動きがわかるのは嬉しいことです。


終わってみると、本当に、10年を感じられる3時間だったなぁ、と。
初期の曲も、中期の曲も、今の曲も、全然違和感なく混ざってた。
当然のように全アルバムから1曲は演奏されるんだと思っていたから、冷静に反芻して
あれ? 「トロイメライ」の曲は? なんても思ったんだけど(苦笑)
今回はあれ聴きたかったなぁっていうのがあまりなかったな。
いや、あの曲とかこの曲とか聴きたいなぁと思う曲はやっぱりあるんだけど、“10周年記念公演”って時点で、9月8日のライブはあれでいいよって思う。
でも、今後に関しては、過去の曲も聴きたいです。
とりあえず冬のツアーはアルバム「ネガとポジ」中心になるんだろうけど、「トロイメライ」とか今回聴けなかったカップリングの曲とか、いつかそんな曲たちに出番が来るといいんだけどな。
これだけ発表された曲が多いと、なかなかそうもいかないか。


あと、自分には日本武道館に思い入れがないってやつ。
プラが終わった今は特別な感情がわいてきた…というと嘘になってしまうんだけど、
あの場に、あれだけの人が集まって、あの空気を共有することが、それだけでもう凄いことなんだって思えた。
あの場に居れたことに感謝です。

ありがとうございました。
「これからのプラ」も、楽しみにしています。
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