●99%の誘拐● 岡嶋二人
講談社文庫 2004.6 (徳間書店 1988・10)
末期ガンに冒された男が病床で綴った手記を残して生涯を終えた。
そこには8年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。
そして12年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。
その犯行はコンピュータによって制御され…
第10回吉川英治文学新人賞受賞作。
20年近く前に書かれたハイテクを駆使した誘拐事件。
パソコン通信などコンピュータの黎明期を感じさせる部分はいくつかあるが
巨額な身代金を奪うトリックや完全犯罪に向けての周到さが
今の時代でも古臭さを感じさせないほどグイグイ読んでいけた。
文庫になっていまなお売れているのが分かる作品。
講談社文庫 2004.6 (徳間書店 1988・10)
末期ガンに冒された男が病床で綴った手記を残して生涯を終えた。
そこには8年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。
そして12年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。
その犯行はコンピュータによって制御され…
第10回吉川英治文学新人賞受賞作。
20年近く前に書かれたハイテクを駆使した誘拐事件。
パソコン通信などコンピュータの黎明期を感じさせる部分はいくつかあるが
巨額な身代金を奪うトリックや完全犯罪に向けての周到さが
今の時代でも古臭さを感じさせないほどグイグイ読んでいけた。
文庫になっていまなお売れているのが分かる作品。