生きる

一度しかない大切な人生!
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龍の涙そしてイ・サン

2011-02-01 11:36:55 | 日記
龍の涙は150回目になりました。
世子である長男は王になるのを嫌って、酒や女におぼれて父、王から廃世子になることをずっと望んでいます。そしてついに元高官の側室を奪う事で父の太宗は長男を世子妃の実家に追い出します。密かに三男の後の世宗を世子にしようと心に決めます。
王妃ミン氏は四人いた弟全員が殺されてしまいます。
太宗は後にその勢力で王権を奪われないようにするためにやっているのです。
王妃ミン氏は四男を病気で亡くし、世子も追放されて半ば放心状態になります。
王や王妃とは悲しいものですね。

イ・サン
いよいよ後二回で終わりになります。
念願の水原華城を完成させます。
この城は新しい庶民のための首都としようとの試みでした。
しかし貞純王妃(イ・サンの祖父の後妻)たちノロン派は両班がいる現在の首都の土地の値打ちがなくなってしまう事など、自分達の不利になる故、猛反対してイ・サンを抹殺しようと試みます。
ずっと見ているとイ・サンは生涯暗殺の危機と向かい合って過ごすと言う過酷な生涯だったなあと気の毒になります。
この華城は1794年から3年かけて築城されその間、総計37万6千人以上の人員、20万1400個の石材、53万の瓦など89万両の大金が使われたとあります。
イ・サンは1800年に亡くなっていますから、すべての計画は達成出来ずに亡くなったわけです。
有名な華城行進は母の還暦祝いを盛大に行うために、1795年2月9日から16日までの8日の行程で、父、サドセジャの墓参りなどしています。
この華城も日本統治時代や朝鮮戦争で多くが破壊されましたが、現在は大部分が復元され1997年にユネスコの世界遺産に指定されています。

今度はこの近くに宿をとってゆっくり見学してみようと思います。