ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

左右は必要??

2012年01月26日 02時10分10秒 | 教育・指導法
少林寺拳法の話。


技を左右する必要はあるか?


ある。


そう決まっているからだ(笑)


では、子どものうちから左右をやることは有効か?


年齢による。



内容による。


と私は思っている(あくまで私見です。)



私たちは、「上下」「前後」「左右」の3つの中で生きている。


立体というのは三次元空間の空間認知になる。


専門家によると


「立体の感覚というのは、よほどの天才でない限り意図的に学ばないと難しい」

らしい。


技の左右は子どものうちにやっておくほうがいいと思う。


しかし、空間認知がない低学年には非常にややこしくなる。


開構の法形(剛法)で、うちの子どもたちはみんな躓く。

対構の法形が多いからだろう。


開構の技だけをやっているときは問題ない。


いろいろな技を順番にやっていくときに、開構で躓く。


空間認知の問題だろう。


あっちこっちやるから、脳がこんがらがる。


そりゃ、そうだ。空間認知力がまだないのだから。


高学年になると空間認知ができてくる。


だから、立体は高学年で習うのだろう。


以上のことから私は自分が指導する場合は次のようにしている。


開構の技(剛法)はまとめて指導する。


左右は子どものうちからやったほうがよい(空間認知を鍛えることになるから)

低学年には左右をやらせても、間違っていてもきちきちやらない。
そこで叱られながら時間かけて覚えさせるよりも、低学年のうちはパーツパーツをしっかりやって、高学年でそのパーツをつないでいけばよい。


同じ、流水蹴や小手抜きでもレベルによって変わってくる。


時代が進んできていろいろなことが脳科学により説明できるようになった。


子どもを知るということは子どもたちの脳を知ることなのだろう。

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