
<あらすじ>
早くに夫を亡くした吟子は、東京の私鉄沿線の一角で、小さな薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の小春を育て、義母の絹代と3人で暮らしていた。小春とエリート医師の結婚が決まり、一家は幸せの絶頂にあった。そして結婚式当日。和やかに始まった披露宴に、にわかに暗雲が―吟子の夫の13回忌で大暴れしたのを最後に、音信不通になっていた吟子の弟・鉄郎が紋付き袴で現れたのだ。
久しぶりの映画ディーとなりました。きのうになったら、あれもこれもしなくちゃ・・・
となったのですが、初志貫徹です。あれもこれも、ほおリ投げて行ってきました。映画館へ・・・
列車に乗って9時50分から上映の映画はきつい!です。ぎりぎりセーフで間に合いました。
話題の映画のせいでしょうか・・・月曜日というのに・・・
ファーストディなど関係のなさそうな高齢者が、びっくりするほどたくさんおりました。
まぁ~ 泣けました・・・

娘の結婚式に現れた音信普通だったおとうとが、式を台無しにするシーンでは
あちこちから、笑い声がもれましたが・・・
未婚の娘を持つ母親としては、とっても笑う気にはなれませんでした。
兄のようにすっぱりと”縁”を切れたらいいのだけれど
切れないのが肉親であり、血縁なのでしょうね。
また 母親代わりに育てたということもあるのでしょう・・・
それにしても つるちゃんはいい役者になりましたね。
この映画に出ている吉永さんがとってもよかったです。
お姑さんにはっきりものをいうお嫁さんを吉永さんがするなんて・・・
いつものあの悲しげな決まりきった表情の吉永さんではなくて、
新しい吉永さんをみたような気がします。
捨てたくても捨てれない、切りたくても切れない・・・
時には太くて、時には頼りないほど細い家族という縁を思い出させてくれました。
ちょっと ボケがかかってきたお姑さんが言うのです。
孫の二度目の結婚式におとうとをよんでやりなよ。お酒さえ飲ませなきゃいいんだから
・・・って・・・
山田洋次監督の世界です。
心の奥深くにある大切なもので、忘れがちな何かがじぃ~~んと伝わってきました。
春になったら、ホスピスボランテアを再会しようと思っていたわたしです。
改めて・・・再会を決意いたしました。
姉妹のいないわたしにとっては、姉弟っていいなぁ~・・・と・・・