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こういうミニマムな映画が日本で劇場公開されるって、素敵なことだ。でも、わざわざ1本の映画を劇場公開するのなら、もう少し、凄い映画を持ってきて欲しい。
この程度では、ただのひとりよがりの自主映画レベルの作品でしかない。世界にはたくさん凄い作品が埋もれているはずなのに、わざわざ発掘してくるのなら、もっとあっと驚かせてくれる才能を紹介してもらいたい。残念だ。
監督のリム・カーワァイはこの不思議な世界を通して何を見せたかったのか。ただの幻想譚では納得しない。あの韓国人の女は何者なのか。滝で死んだ21歳の女の幻だ、なんて言わさないし、もちろんそうは言わないけど、両者の関係を一切描かないのはどうだか、だ。しかも、主人公である杉野希妃が演じる日本人旅行者に対しても、何一つ説明は入れない。ほとんどセリフもない映画は美しいリゾート地の風景を見せていくばかりだ。
森の中にある滝に入ってふたりの女は一瞬入れ替わる。えっと、思うけど、気がつくと、もとに戻っている。それって何なのか。監督の意図はわからないではなのけど、匙加減があまりに微妙すぎて、これでは作者のわがままにしか見えない。低予算で作られた映画で、そのことは別にどうでもいいけど、こんなふうに自分ひとりで完結して観客を寄せ付けないのはどうだか、と思う。
この程度では、ただのひとりよがりの自主映画レベルの作品でしかない。世界にはたくさん凄い作品が埋もれているはずなのに、わざわざ発掘してくるのなら、もっとあっと驚かせてくれる才能を紹介してもらいたい。残念だ。
監督のリム・カーワァイはこの不思議な世界を通して何を見せたかったのか。ただの幻想譚では納得しない。あの韓国人の女は何者なのか。滝で死んだ21歳の女の幻だ、なんて言わさないし、もちろんそうは言わないけど、両者の関係を一切描かないのはどうだか、だ。しかも、主人公である杉野希妃が演じる日本人旅行者に対しても、何一つ説明は入れない。ほとんどセリフもない映画は美しいリゾート地の風景を見せていくばかりだ。
森の中にある滝に入ってふたりの女は一瞬入れ替わる。えっと、思うけど、気がつくと、もとに戻っている。それって何なのか。監督の意図はわからないではなのけど、匙加減があまりに微妙すぎて、これでは作者のわがままにしか見えない。低予算で作られた映画で、そのことは別にどうでもいいけど、こんなふうに自分ひとりで完結して観客を寄せ付けないのはどうだか、と思う。