今回は浪花グランドロマンの浦部喜行によるオリジナル。3話からなるオムニバス。(それは、いつものことだが)
浦部さんが、今の彼女たちの等身大の姿を描く。さらりとしたタッチで小さな喜びと寂しさを見せてくれる。いずれも50代の女性たちが主人公だ。もう充分大人である女たちが、それでもくよくよする姿が微笑ましい。でも、大人としての矜持をきちんと守るのが素敵だ。夫を失い、新しい恋に踏み出し、後悔を乗り越え、 . . . 本文を読む
筒井ともみによる女たちの食を巡る寓話。こういうファンタジーがあればいい。そこは疲れた体を癒してくれる優しい場所。そこでは「おしいい」が待っている。気の置けない仲間との楽しい時間。世代も違うけど、おいしいものが大好きな女たちが集まり、みんなで食べる。飲む。喋る。仕事をして、恋もして、人生を謳歌している。でも、ひとりではなんだか寂しいから、みんなでおしいいものを食べる。そうすると、なんだか元気になる。 . . . 本文を読む