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映画・演劇のレビュー

真夏の太陽ガールズ2018『キラメキ』

2018-09-04 13:51:15 | 演劇
チームアクアをまず見た。和泉敬子さんが水原コーチを演じる。というその大胆なキャスティングに驚く。彼女のような大ベテランをあの役に配して大丈夫か、と心配だったのだが、始まったところで、心配通りの違和感を覚えた。冒頭のエピソードが、さすがにあまりの年齢差で、ちょっと無理がある。嘘くさいと感じさせられ、乗れない。水原コーチがどう見ても50代にしか見えない、という現状を受け入れたうえでこのお話を進展させて . . . 本文を読む
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『アントマン&ワスプ』

2018-09-04 11:01:37 | 映画
この映画のテンポの速さは並ではない。全編をこのスピードでやられたら、めまぐるしいし、めまいがしそうだ、と思うところだが、とても単純な追いかけっこなので、人間関係のあれこれとか、まったく考えなくていいから、目の前のアクションを楽しめばいい。アトラクションに載っている気分で、きゃぁ、きゃぁ、いってればいい。 そうすると、あれよ、あれよ、といってるうちにラストまで連れていかれる。ノンストップアクション . . . 本文を読む
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劇団cx.f session(クリアスセッション) 『夢見ガチ男』

2018-09-04 10:11:10 | 演劇
なんとも形容の仕様のない芝居だ。3人芝居だと思って1時間半くらい(ほとんど終わりまで)見てきたのだが終盤でいきなりもうひとりが唐突に参戦してくる。空想世界のファンタジーだと思って見ていると、まさかの終盤で現実世界の不条理劇になる。リーディング公演なのは、公演までの時間がなくて、役者が揃わなかったためで、稽古も十分にできなくて、苦肉の判断で、とか、勝手に想像してきたけれど、そこも故意なのではないか、 . . . 本文を読む
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畑野智美『水槽の中』

2018-09-04 09:47:46 | その他
今、これを読むことに何の意味があるのだろうか。高2になった2人の少女が過ごす1年間のスケッチである。とてもサラッとしていて、軽く読み流してしまう。ドラマチックなことなんて全くない。こんなことを小説として書く意味があるのか、と思うくらいにさりげない。でも、どんどん読ましてしまう魅力がある。これがどこにたどりつくのか、実はとても気になる。   帰宅部。中学の時は陸上部でがんばっていた。で . . . 本文を読む
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三人娘『楽屋 流れるものはやがてなつかしき』

2018-09-04 08:30:06 | 演劇
意図的にとてもキタモトさんらしい作品に仕上がっていて素晴らしい。作品を自分の世界へ強引に引き込んでいくのではなく、作品のなかにあるものをきちんとみつめることで、そこに自分の切り口を見出していく。戯曲を読み込むことで、糸口を切り開いていく。そして、この作品をキタモト世界に染めあげる。それを力業ではなく、自然体でやってしまうのが彼の凄いところだ。「戯曲を忠実に上演すると、夢幻能になる」というキタモトさ . . . 本文を読む
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