第10回大阪アジアン映画祭で見た。台湾で大人気のロックバンド、メイディ(五月天)のモンスターが主演した作品らしい。ということは、ちょっとしたアイドル映画みたいなものなのか。なかなかチケットが取れなかった作品らしい。しかも、僕が見た回は、台湾から主演のモンスターと監督のコン・ウェンイェンが来場して挨拶と終わった後にはQ&Aまである。
場末のビリヤード場が映画の舞台となる。主人公の女の子は、ここで暮 . . . 本文を読む
昨年に引き続き今年も『カナリヤンなショートプレイフェスティバル』が行われた。「芸術中心◎カナリア条約」の芸術監督である佐藤香聲さんがチョイスした5団体が30分という制約の中で自分たちの表現を提示する企画である。
残念ながら今年の5団体は驚きを提示してくれない。でも、それは嫌なことじゃない。だから見に行ってよかったと思う。(昨年の作品も決してよかったとは言わないけど)こういう企画があり、そこに参加 . . . 本文を読む
昨日読み終えた『にじいろガーデン』の結末部分を悲惨だとは思わない。小説なのだから、いくらでも幸せなラストを用意してもいい。しかも、あんなハートウォーミングなのだから、と言う人はきっとたくさんいるだろう。でも、僕はあそこに作者の強い意志を感じた。譲れない一線だ。優しくて気持ちのいい小説にしてもよかった。あんなことをしなくても、これは新しい家族の形を提唱する、そんな作品だ、と言われたはずだ。
でも、 . . . 本文を読む