「全世界、失明。」だなんていう扇情的なコピーをタイトルよりも大きく掲げたフライヤーが凄い。フエルナンド・メイレレス監督最新作。彼のデビュー作『シティ・オブ・ゴット』も衝撃的な作品だったが、今回もまたスケールの大きなパニック映画をハリウッドの大味な作品とはまるでテイストの違うものとして見せてくれる。正直言ってかなりの不快指数だ。だが、これから目をそむけれない。
冒頭の伊勢谷友介が失明するエピソ . . . 本文を読む
『三国志』の<赤壁の戦い>の映画化。ジョン・ウーが前後半計5時間の大作として『三国志』前半のエポックであるこのエピソードを壮大なスケールで映像化してみせる渾身の超大作。今回のPart1は開戦前夜までで、だから本当の戦いは次の後半で描かれる。だが、そんなこと関係ない。これだけを見てもこの作品の気魄は十二分に伝わる。
制作費100億円なんていうことが売りになっているが、ハリウッドの大作ならそのく . . . 本文を読む