こんなにも暗くて重い映画になっているなんて、正直思いもしなかった。ハリウッドの娯楽大作の域を完全に逸脱している。もともと『バッドマン』シリーズは暗い話だったが、それにしても、これはやりすぎである。『スパイダーマン』もよく悩んでいたが、レベルが違うから。これは全く従来のヒーローものとは桁が違う。
こんな映画が(しかも、凄い大作なので、制作費はとんでもない額だろう)全国拡大公開されて、お客さんを . . . 本文を読む
上下2巻からなる長編だ。実は前半を読んだところで、あまり面白くない、だなんて書いてしまった。それが気がかりで、ちょっと書いてみる。後半に入ってから、徐々に面白くなる。4人の幼なじみの話が、どんどん広がる。
これは人が死ぬということ、を描いた小説だ。一番大切な友人が死んでいくということ。それをこの小説はこれ以上ないくらいに真摯にきちんと描いていく。お涙頂戴になんかならない。この目を逸らしてはな . . . 本文を読む
とてもシンプルでわかりやすい芝居だ。お話の中にすんなり溶け込んでいけるし、見ていて、楽しくて、これからどうなっていくのだろうか、と興味を駆り立てられる。結果、どんどん作品世界に取り込まれていくことになる。そして、気付くとその滅茶苦茶な話にどっぷりと浸っている。えっ?もうおしまいなの、と思わされて90分。全く退屈させないし、滅法面白い。これぞ、ザッツ・エンタテインメント!って感じだ。
いつのま . . . 本文を読む