ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

The Laurie Sisters / Hits Of The Great Girl Groups

2009-10-08 03:26:34 | JAZZ CHORUS

ローリー・シスターズはペンシルヴァニア出身のキャシーとキャロルの双子に

妹のリタを加えた3人の女性コーラス・グループ。

「ヒッツ・オブ・ザ・グレート・ガール・グループ」とタイトルが付いているが、

多分これは彼女等の唯一のアルバムであろう。


アルバム全体にはジャズ的な要素は少なく、

彼女達のコーラスもやや幼い処があるのは否めない。

が、これは良心的に云えばコケテッシュであり、

他のシスターズには余りみられない部分でもある。


バックはシド・バス率いるオーケストラで、メンバーにはジョー・ワイルダー(tp)

アービー・グリーン(tb)、オシー・ジョンソン(ds)、ジョージ・バーンズ(g)

などが参加している。



 The Laurie Sisters / Hits Of The Great Girl Groups

  RCA Camden CAS-545

  BMG ファンハウス BVJJ-34010 (廃盤)


Said A
1,Pennsylvania Polka
2,(I'll Be With You) In Apple Blossom Time
3,Bei Mir Bist Du Schoen
4,Imagination
5,Mister Sandman

Said B
1,Something's Gotta Give
2,Teach Me Tonight
3,Hearts Of Stone
4,Once In A While
5,Billy Boy


The Laurie Sisters (chor)
・Cathy Laurie
・Carole Laurie
・Rita Laurie
sid Bass and His Orchestra


1951年 5月8日、26日 New York 録音




Corky Shayne / ・・・ in The Mood For A Song ?

2009-10-07 03:15:54 | JAZZ VOCAL :女性

コーキー・シェインはイリノイ州シカゴ生まれ。

24歳の時にこのアルバムをSalemというシカゴに在る

殆んど無名のレーベルに吹き込んでいる。

写真下はそのセンター・レーベル





適度にしめり気のある落ち着いた声で、クセのない歌唱のコーキー・シェイン。

バックのジョニー・ペイトのカルテットのメンバーも無名に近いが

中々雰囲気のある演奏を聴かせる。

全12曲を収録。AB面合わせて35分足らずのアルバムであるが、

聴き手を飽きさせない。


尚、本作品はSSJ(シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン)さんよりCD化され、

2009年10月21日に発売される予定である。



 Corky Shayne / ・・・ in The Mood For A Song ?

  Salem SLP-1

  SSJ(シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン) XQAM-1040 (Reissue)

Said A
1,If I Only Had A Brain
2,He's Just My Bill
3,My Love Is A Wanderer
4,Back In Your Own Backyard
5,Now More Than Ever
6,Everything

Said B
1,Autumn In New York
2,Just Squeeze Me
3,I'm Glad There Is You
4,Teadrops
5,I Hear Rhapsody
6,Two Sleepy People


Corky Shayne (vo)
Floyd Morris (p)
Wilber Wynn (g)
Johnny Pate (b)
Charles Walton (ds)


1956年頃 Chicago 録音





Jo Stafford / Once Over Lightly

2009-10-05 01:35:04 | JAZZ VOCAL :女性

ジョー・スタッフォードの歌唱は、長いブレスと

広い音域のうねるようなフレージングが特徴。

そして、そのフレージングはまるでトランペットのソロを思わせるため、

「トランペット・ヴォイス」と呼ばれている。


本作品は、アコーディオン奏者のアート・ヴァン・ダムのクインテットと共に

1956年にコロムビアに吹き込んだもの。

12曲のスタンダードをジョーはアップテンポの曲では軽快に、

また、バラードではエレガントに歌い上げている。

バックのアート・ヴァン・ダム・クインテットのプレイもよくスウィングしており、

ゴキゲンな内容のアルバムに仕上がっている。


コロムビア時代のジョー・スタッフォードのアルバムは

「ジョー・プラス・ジャズ」を除き、その多くは現在入手が難しい状況であるが、

本作品は最近Pickwickから再発された(写真下)。




「Jo Stafford / Once Over Lightly」 Pickwick 704982


残念ながらオリジナル・ジャケットではないが、

これはこれで好いジャケットではないかと思う。



 Jo Stafford / Once Over Lightly

  Columbia CL-958

  Pickwick 704982 (Reissue)


1,Almost Like In Love
2,A Foggy Day
3,The Lady Is A Tramp
4,These Foolish Things (Remind Me Of You)
5,Mine
6,The Gypsy In My Soul
7,Autumn Leaves
8,You're Mine, You
9,Nice Work If You Can Get It
10,My Old Flame
11,But Not For Me
12,One For My Baby (And One More For The Road)


Jo Stafford (vo)
Art Van Damme (acd) Quintet


1956年 録音








Dorothy Carless / Here Lies Love

2009-10-03 03:45:15 | JAZZ VOCAL :女性

これはイギリスの女性歌手、ドロシー・ケアレスがHIFIレコードに吹き込んだ

2枚のアルバムをカップリングしたもの。


ドロシー・ケアレスの声はやや低目で、一聴すると暗い印象を与える。

只、歌唱は素直でイヤ味がなく、聴き込むと中々味わいがある。


1曲目から12曲目までがアルバム「The Carless Torch」(写真下)からで

バーニー・ケッセルのトリオが伴奏を務めている。

曲によって聴かれるヴァイヴが良い味付けになっており、

また、6曲目の「Bidin' My Time」では

ユーモラスな彼女の欠伸(あくび)も聴ける。



「The Carless Torch」(HIFI R-402)



13曲目から22曲目までがアルバム「Mixed Emotions」(写真下)で

こちらはドロシー・ケアレス自身のピアノの弾き語り。

残念ながら、「The Carless Torch」に比べ、やや単調な作品となっている。



「Mixed Emotions」(HIFI R-402)



23曲目と24曲目はボーナス・トラック、こちらは1949年の吹き込みで

バックはオーケストラである。




 Dorothy Carless / Here Lies Love

  英 Flare ROYCD-287


「The Carless Torch」 (HIFI R-403)
1,Baby, Baby, You're The One
2,Here Lies Love
3,It's Easy To Remember
4,Love Letter In The Sand
5,Everytime We Say Goodbye
6,Bidin' My Time
7,Hello, My Lover, Goodbye
8,Too Late Now
9,My Old Flame
10,I Don't Want To Cry Anymore
11,I'll Never Be The same
12,For Every Man There's A Woman


「Mixed Emotions」 (HIFI R-402)
13,Little Girl Blue
14,I Get Along Without You Very Well
15,When The Wind Was Green
16,One For My Baby
17,Fancy Free
18,Hi Lili, Hi Lo
19,A Ship Without A Sail
20,When Thine That Special Face
21,Susan's Dream
22,I Happen To Like New York


Bonus Track
23,Speak A Word Of Love
24,My Love Loves Me



Dorothy Carless (vo)....13~22 On Piano
Barney Kessel (g) Trio....1~12
Unknown Orchestra....23,24



1~12.....1957年 録音
13~22.....1957年 New York 録音
23,24.....1949年 New York 録音





数量限定復刻ビール(アサヒ、サッポロ)

2009-10-02 03:23:41 | 日本酒 / ビール

ビールの新製品が出ると何時も買ってくるマイミクのロック親父さん。

今回も2本の缶ビールを持参。早速ウチの店で試飲会とシャレこみました。


先ずは「アサヒ・ゴールド」(右)から、

ビールらしい爽快な苦味があり、そのくせマイルドで飲み応えも十分。

同社の看板ブランド「スーパー・ドライ」なんぞより数段味わい深いビールです。

因みにこの「アサヒ・ゴールド」は日本初の缶ビールだそうで、

昭和33年(1958年)に発売されています。


次いで「サッポロ・ラガー」(左)、こちらはアサヒに比べ ると

ほんの僅かに感じられる程度ですが、柑橘系の味付けがしてあります。

また、苦味もイヤ味がありません。

これまた良いビールです。


以前、キリンの復刻ラガーを飲んだ時にも感じたのですが、

昔のビールの方が今のビールより遥かに美味いということ。

日本のビール会社さん、昔のように美味しいビールを造って下さい。