ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

フラン・ジェフリーズ / フラン:キャン・リアリー・ハング・ユア・アップ・ザ・モスト

2009-10-19 01:23:18 | JAZZ VOCAL :女性


フラン・ジェフリーズは、ギリシャ人の父とフランス人の母との間に生まれている。

ジャケと裏ジャケの写真を見る限りでは、意外な程エキゾチックな顔立ちに

かなりの違和感を覚えるのだが、 



 

スペインのLP-Timeの再発CDのライナーの中の写真を見るとまるで別人のよう。

『成る程これは美人だ。 流石にギリシァ人とフランス人との間に生まれた娘だけの事はある』

と、一人で勝手に納得してしまった。





若くて張りのある声質を持つフラン・ジェフリーズ。

ここではラルフ・バーンズ編曲、指揮のオーケストラをバックに

アップ・テンポの曲ではハツラツと、バラードではしっとりとした唄を聴かせてくれる。

只、曲によっては歌い方がやや一本調子になる部分も見受けられる。

そこが少し残念な処である。


尚、スペインLP-Timeの再発CDには1曲ボーナス・トラックが追加されている。

こちらの指揮は、ニール・ヘフティである。



 Fran Jeffries / Fran:Can Really Hang Up The Most

  Warwick W-2020

  スペイン LP-Time LPT-1051 (Reissue)


1,I Just Found Out About Love
2,Isn't It A Pity ?
3,No Moon At All
4,Mine Eyes
5,April Song
6,Love And The Weather
7,Spring Can Really Hang You Up The Most
8,Aren't You Glad You're You
9,When You Awake
10,Lorele
11,I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life
12,Out Of This World

 Bonus Track
13,Sex And The Single Girl


Fran Jeffries (vo)
Ralph Burns (arr,cond)
and Orchestra
Neal Hefti (comp,cond)


1~12.....1961年 New York 録音
13.....1964年 Hollywood 録音