ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

石原裕次郎 / The Legendary Cover

2009-06-19 03:37:55 | 歌謡曲 / J-POP

これは石原裕次郎がポピュラー・スタンダードを歌ったものを集めて

編集した、所謂コンピレーション・アルバムである。


石原裕次郎の英語は、美空ひばりと比べると発音が少し甘い処があるが

このコンピレーションはその点も含めて石原裕次郎のヴォーカリストとしての

力量と魅力を実感出来るアルバムと言えるであろう。


最初の5曲は1958~59年の作品で、アレンジは1が鈴木章治、

2~5はバッキー白片が担当。

バッキーのアレンジには当然のようにハワイアン風スチール・ギターが入っている。


6~12は1960年代と70年代の作品。

声に深みが感じられ、楽曲の解釈も数段上手くなっている。


13~15は裕次郎が自らプロデュースしたアルバム「ノスタルジア」からのもので

1974年8月30日にロスに在るRCAのスタジオで録音されている。

監修はオリバー・ネルソン、編曲、指揮はベニー・カーター、

ドラムスはシュリー・マン、アルト・サックスにバディ・コレットなど

豪華なメンバーがバックを務めている。

裕次郎はリラックスした雰囲気の中、楽しそうに歌っている。


最後の16、17は1974年と1967年の作品で、17はライヴ録音である。



 石原 裕次郎 / The Legendary Cover

  TEICHIKU TECE-25292


1,It's Been A Long Long Time
2,For Sentimental Reasons
3,Love Letter
4,Beyond The Reef
5,The Very Thought Of You
6,Blue Hawaii
7,Ke Kali Nei Au
8,I Left My Heart In San Francisco
9,Arrivederci Roma
10,Autumn Leaves
11,sometimes I Feel Like Motherless Child
12,White Christmas
13,Again
14,As Time Goes By
15,Ruby
16,Love Is A Many Splendored Thing
17,My Funny Valentine


1~12,16,17
石原 裕次郎 (vo)
and Others

13,14,15
石原 裕次郎 (vo)
Bobby Bryant (tp)
Oscar Brasheer (tp)
Buddy Collette (as)
Bill Green (ts)
Jerome Richardson (ts)
Jack Nimitz (bs)
Lloyd Ulyate (tb)
Artie Kane (p)
Al Hendrickson (g)
Chuck Domanico (b)
Shelly Manne (ds)
Oliver Nelson (superviser)
Benny Carter (arr,cond)
and String Section,Background Chorus












最新の画像もっと見る

コメントを投稿