黒人女性歌手エセル・エニスはジュビリー・レーベルに
デビュー作「Lullaby For Losers」を吹き込んだ後、
1957年にメジャー・レーベルのキャピトルと契約
1957~1958年にかけて2枚のアルバムを録音している。
これはキャピトルにおける第1作で、
ニール・ヘフティ編曲、指揮のオーケストラが伴奏を務めている。
アルバムはミディアムからスローなバラード・ナンバーを中心に構成されており、
エセルはデビュー盤のような瑞々しさは多少無くなってはいるものの、
端正で丁寧な歌唱はそのまま。
個人的にはデビュー作の「Lullaby For Losers」の方が好みだが、
エセルのファンならば聴いて損は無いアルバムではなかろうか。
尚、米EMIより、本作とキャピトルにおける第2作「Have You Forgotten?」を
カップリングしたCD(写真下:米EMI 7243-4-98886-2-3)が発売されていたが、
現在は入手がかなり難しいようである。
Ethel Ennis / Change Of Scenery
原盤 : Capitol T-941
東芝EMI TOJJ-6012 (廃盤)
■Side A
1,My Foolish Heart
2,I Still Get A Thrill
3,I Remember (The Corn Fields Of Home)
4,The Song Is Ended
5,I Cried For You
■Side B
1,A Change Of Scenery
2,Everytime We Say Goodbye
3,Happiness Is A Thing Called Joe
4,Taking A Chance On Love
5,Thrill Me
Ethel Ennis (vo)
Neal Hefti (arr,cond) and Orchestra
1957年 録音
■関連アルバム■
Ethel Ennis / Sings Lullabys For Losers
ダコタ・ステイトンは私も好きです。日本では余り知られて居ないのが残念です。
それに気をよくしてもう一発・・、エセル・エニスって田中真紀子に似てると思われません??微笑む彼女の顔が大写しになったRCA盤「マイ・カインド・オブ・ワルツ・タイム」を見た瞬間、これってソックリじゃないかと思いますた。マンガで似顔絵を描いたりするの好きだった僕の脳内パターン認識では直ちに両者が同一の者と見做されてしまったようです。。(爆)
それをあろうことかポン酒猫さまとご同業のあのお方は上記RCA盤を評して、「ジャケットを見ずに音楽を聴く。ジャケットに関するアメリカ人の美的感覚は70年代に入っておかしくなってしまった。~(中略)~仕舞うときもジャケットを見ない」、
などとエセル本人が読んだらショックで寝込むんじゃないかという可愛いにも程がある!じゃなかった、可愛そうにも程がある心ない言葉を投げかけていて、さすがにそれはないんじゃないの?このブス可愛さがわからないのか!と諌めたくもなるのですが、美女ジャケだけでジャズ再発盤シリーズを出してしまった氏に何を言っても無駄か。。それに上記盤に限っては64年録音なんですけど・・。
アナ・マリア・スパゲッティだったかアルパゲッティだかの美少女ジャケを愛でるばかりが能ではあるまいに・・、とダコタ・ステイトンのように内面から沸きあがる美しさにゾッコンになりがちなワタスは苦言を呈したいのであります!あっ、勘違いしないでくださいねっ、新潟が生んだ偉人、田中角栄が好きな僕でも、田中真紀子は御免こうむりマ~ス^^;
もちろんエセル・エニスは大好きです、品のよい可愛らしい唄声ですよね。ポン酒猫さまの仰るようにキャピトルのカップリング盤をはじめ廃盤市場での高値を見れば彼女の人気の高さ一目瞭然、ジャズファンも「女は顔がすべて」という男ばかりではないということで、捨てたものではありませんですね、はい。