BSN新潟放送ラジオ「あなたと夜と音楽と」、4月3日(土)夜10時放送予定の2曲です。
4月は入学、入社の季節、新しい出会いがある時期です。
と云う事で1曲は「Can't We Be Friends?」=邦題「お友達になれない?」。
さて、友達になるには先ず挨拶をせねばなりません。
挨拶と言えば当然Helloでしょう。
そして友達になれば、そこから恋人関係に発展する可能性も無い訳ではありません。
まぁかなり強引なこじつけですが、もう1曲は「Hello, Young Lovers」です。
以下は選んだヴォーカルと演奏です。
1曲目
■ Can't We Be Friends?
Vocal : Ella Fitzgerald-Louis Armstrong / Ella And Louis (Verve)
エラとサッチモ、この芸達者な2人のヴァージョンに軍配を上げました。
他にこの曲の候補としては、デビュー・アルバムながら
オスカー・ピーターソンのコンボをバックに
瑞々しい歌を聴かせる「Toni Harper / Toni」(Verve)、
ヴァースから歌う「Jane Powell / Can't We Be Friends」(Verve)と
「Rita Reys / Jazz Pictures」(Philips)。
男性では「Buddy Rich / Just Sings」(Verve)
「Frank Sinatra / In The Wee Small Hours」(Capitol)
等がありました。
Instrumental : Benny Carter / Benny Carter With Strings (Verve)
残念ながら現在は廃盤のこのアルバム、
「Benny Carter / Alone Together」(Verve)
と同じジャケット・デザインで1998年に日本盤CDで再発されています。
2曲目
■ Hello, Young Lovers
Vocal : Perry Como / Sings Hits From Broadway Shows (RCA)
この曲は「Mel Torme / Swings Shubert Alley」(Verve)
が強く印象に残っているのですが、メル・トーメは
先週採り上げたばかりなので、今週はご遠慮願いました。
他には「Frank Sinatra / Frankie」(Columbia)など。
コモとシナトラはこの曲を同じスロー仕立てで歌っており、
内容的にもほぼ互角。好みでコモに決定しました。
尚このアルバムですが、1993年に日本盤CDで再発されて以来
ず~っと廃盤となっております。
コモとベティ・ハットン、コモとフォンティーン・シスターズのコーラス
などのヴァージョンも収録されており、ヴォーカル・ファンには嬉しい作品です。
是非とも再発をお願いしたい1枚です。
Instrumental : J J. Johnson / Blue Trombone (Columbia)
同じトロンボーン奏者のカーティス・フラーも
「Curtis Fuller / South American Cookin'」(Epic)で
この曲を採り上げていますが、聴き比べた結果J Jを選びました。
BSN新潟放送ラジオ(AM放送)
「あなたと夜と音楽と」
毎週土曜日 夜 10:00~