ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

4月10日放送BSNラジオ「あなたと夜と音楽と」

2010-04-10 02:30:36 | ラジオ「あなたと夜と音楽と」


BSN新潟放送ラジオ「あなたと夜と音楽と」、4月10日放送予定の2曲です。

今回から1曲はなるべく季節や時事に関係あるものを選び、

もう1曲はスタンダードをアルファベット順に紹介する事になりました。

実際2曲を季節やその日その週に関係ある出来事と

結びつけるのはかなり無理があったので、その点では少々ホっとしております。


さて、4月10日ですが、この日は「女性の日」だそうです。

1949年に労働省(現在の厚生労働省)が「婦人の日」として定め、

その後1998年に「女性の日」と改称されました。


という事で、1曲目は女性に関する曲「The Lady Is A Tramp」です。

そしてもう1曲はアルファベット順に「All Alone」に決定しました。

以下は選んだヴォーカルと演奏です。


■ The Lady Is A Tramp

Vocal : Ella Fitzgerald / Ella In Berlin (Verve)


ここでエラはこの曲をヴァースから軽快なテンポで歌っています。

ピアノのポール・スミスも趣味の良いサポートをしています。

他に候補に挙がったのは女性では

「Anita O'day / The Lady Is A Tramp」(Verve)

アニタもヴァースからの歌唱です。

「Joni James / The Mood Is Swinging」(MGM)

Jo Stafford / Once Over Lightly」(Columbia)

男性では

「Buddy Greco / My Buddy」(Epic)

このバディのヴァージョンが一番売れたそうです。

「Sammy Davis Jr. / I Gotta Right To Swing」(MCA)

この曲を十八番にしているシナトラは2枚

「Frank Sinatra / Sinatra 80th」(Capitol)

「Frank Sinatra / New York New York」(Reprise)



Instrumental : Kenny Drew / Pal Joey (Riverside)


ここでの「The Lady Is A Tramp」は♪=200を超える高速テンポでの演奏です。




■ All Alone

Vocal : Frank Sinatra / All Alone (Reprise)


この曲の極めつけと言われるシナトラの「All Alone」

ここでシナトラはこの曲を、ストリングス入りのオーケストラをバックに

情感溢れる見事な唄に仕上げています。

他では

「Julie London / Lonely Girl」(Liberty)

ジュリー・ロンドンがギターをバックにスローでじっくりと聴かせます。

Pat O'day / When Your Lover Has Gone」(Golden Crest)

等でした。



Instrumental : Thelonious Monk / Thelonious Himself (Riverside)


リバーサイドにおけるモンクのソロ・アルバムから、

スローなテンポの中にもモンクの独特の間と音使いが

この曲をユニークなヴァージョンにしています。

インストは他に

「Benny Carter / Swingin' The 20s」(Contemporary)

「Tal Farlow / Chromatic Palette」(Concord)

等が候補に挙がりました。