アルトの巨人としてジャズ史に名を残す、リー・コニッツ。
日本では同じアルト・サックス・プレイヤーのアート・ペッパーや
ポール・デスモンドと比べると何故か余りに人気が低い。
それは彼の音楽に取り組むスタイルからくる部分が多々あるようで、
ややもすると取っ付きにくいイメージを与えてしまっているのではなかろうか。
これはそんなコニッツがヴァーヴに吹き込んだモノ。
ギター・トリオが静かで落ち着いたサウンドを醸し出しており、
コニッツのアルトも寛いだ雰囲気の中、心地よくスウィングしている。
アトランティック、ヴァーヴ時代のコニッツを代表する1枚であろう。
Lee Konitz / Tranquility
Verve MG V-8281
ユニバーサル・ミュージック UCCU-5291 (Reissue)
1,Stephanie
2,Memorise Of You
3,People Will Say We're In Love
4,When You're Smilin'
5,Sunday
6,Lennie Bird
7,The Nearness Of You
8,Jonquil
Lee Konitz (as)
Billy Bauer (g)
Henry Grimes (b)
Dave Bailey (ds)
1957年 10月22日 New York 録音