あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

春を待ちわびて…。

2011-03-08 22:51:24 | ひとりごと

久しぶりに春らしい日となった。
予報じゃ雪のマークだったのに、朝から眩しいくらいで
お休みだった夫は、散歩に行ったヒメに長時間歩かされたとボヤク事ボヤク事!
洗濯物も外に干す事が出来たし、こんな日が続いてくれたら良いのだけど。

すっかり春を感じさせる空の色

庭先に出た夫が、いつものフキノトウの出てる場所に
西日だ当たるからか、雪はすっかり溶けて
一面のフキノトウが出ていたと…さっそく長靴を履いて外に出てみれば
花が咲いているものやら蕾のものやら、たくさんフキノトウに
心なしか春の匂いのする風を感じて、思いっきり深呼吸してみた。

おおぉ~ フキノトウが続々と!


すでに花が咲いたフキノトウも


まだ蕾のものやら…。

以前、冬が来る前に収穫した時はフキノトウ味噌にしたので
今度は天ぷらにしてみようか…。
あの雪の下で、この日を待っていたかのように
太陽の日に照らされて、とっても気持ち良さそうだった。

松の木の下には…たぶんヒメオドリコソウの葉っぱ。
その隙間から水仙が顔を出し始めて
クロッカスだろうか針の様な緑の葉が続々と
花が見られるのも、そう遠い事ではない様だ。

いくら雪が残っていようがいまいが、季節はちゃんと春を知らせてくれる。
濡れ縁では日向ぼっこで大あくびのポチコと相変わらずにしゅう嬢も窓際お姫様。
孫太郎はお休みで、こんなに静かな日を過ごすのはいつ以来の事だろうか
シンと静まりかえった午後に聞こえるのは夫のいびき…かな。

ポチコ…ベロが出てるぞ。

お願いだから白い毛を撒きちらさないで欲しいな しゅう

時間だけがノロノロと過ぎて、ただお焼香客の為にだけ家に引きこもって
以前の時間に追われるような生活が、ちょっと懐かしい気がした。

いつもの場所からいつもの磐梯山

遠く山々も気のせいか、雪が少なくなって来たようで
確かに3月も1週間余り過ぎてしまってるし
いつもの年なら、すでに雪はなくて
野良仕事も彼岸過ぎからだと言われているけど
それでも何がしかの仕事は出来ていたのに。

今年の春は一度に押し寄せて来るのかもしれないな~とか
家の中でぼんやりしているとボケてしまいそうな私。
草むしりをして、野菜を作って花を愛で…そんな暮らしが待ち遠しい。


今日の一枚 日差しを浴びたフキノトウをUP!

 

 

 

 

 

 

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近所の田んぼに白鳥が飛んで来た。

2011-03-06 23:27:07 | 日々雑事

まだ春には程遠いpochiko地方。
今は雪もずいぶんザラついて来たけど、寒さ厳しい朝には固雪となって
道がなかろうと田んぼの真ん中であろうと、どこへだって歩けるくらいになり
時には遠く田んぼの中をウォーキングしている姿を見る事も出来る。

先日の事、ヒメの散歩から帰って来た夫が
ちょっと離れた田んぼだけど白鳥が来てるという。
慌ててキッチンの窓を開けて、遠くの田んぼを見ると
だいたい20羽くらいの白鳥が点々と見えている。

次の日は朝から私が散歩当番だったので
ビニール袋に米をひとつかみ、ポケットに忍ばせて
あいにくと固雪ではなかったので、長靴が埋まるほどの雪道を
白鳥のいる田んぼを目指して歩いて行ったのに
白鳥の姿は1羽たりとも見えずに、頭上を飛んでいく白鳥の群れ。

なんだ…一休みをして飛び立って行ってしまったのかと
喪失感にガックリと…それでもポケットから袋を取り出して
田んぼの中に米をバラまいて帰って来た。

骨折り損のくたびれ儲けとは、まさにこの事かと!

ところが夕方の散歩の時、白鳥たちはあの田んぼへと帰って来ていた。
朝と同じように道なき道を雪に埋まりながら近づいていくと
確かに白鳥が十何羽、田んぼの雪のないところで餌をさがしている様子。

 

しかし…白鳥って水に浮かんでいるから優雅な感じがするけど
田んぼの中で餌をさがしてる姿は、どうしても首の長いアヒルにしか見えない。
猪苗代湖に居る白鳥と違って、近づくと田んぼの中央部へと移動し
容易に近づいては来ないので、離れた所で静かに近づいて何枚かの写真を撮って来た。

私の記憶する限り、近所の田んぼに白鳥が来た事はなく
今年は一体どうした事か…近くの田んぼは雪の覆われて
土の見える田んぼはここだけだからか、なんだか嬉しくなってしまった。


白鳥が居なくなった寂しげな田んぼ。

明日も米を持って行ってあげようと思ったのだが
残念な事に次の日から姿は見られなくなってしまった。

やっぱり北へ帰る白鳥たちが一休みだけして行っただけなのか
そろそろ春を迎える季節の前ぶれだったのかもしれない。


今日の一枚 曇り空を飛んで行く白鳥の群れをUP!

 

 

 

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歌詠みとがんもどき

2011-03-04 22:41:08 | 食べ物 レシピなど

3月と言えども雪となった会津地方。
景色は相変わらずの銀世界。

一日雪で時おり吹雪いたり、いったい春はいつ来るのかしら…。


せっかく芽吹いたのに…また冬に逆戻り状態。

いつも「ゆい」で来てもらっている人にばぁちゃんの歌詠みをお願いした。
昔から何軒か決まっていて、お互いに行ったり来たりして歌詠みをあげてる家の事で
ゆい…結いというのかもしれないが、本当のところはどうなんだろう。

こういう歌詠みもそうだが、今は機械化されてなくなってしまったが
昔は田植えなども手作業だったので人手が多く必要で
ゆいで行ったり来たりしていた事もあった。

歌詠みの事は以前の関連記事で こちら

そういう時には精進料理などでもてなすのだが
今は七日ごとに行われる事も少なく年々簡素化されて
納骨前とその間に一回くらいになったようだ。

じいちゃんの頃は七日ごとにだったので
おもてなしする精進料理に頭を痛めたものだった…が
いくら少なくなったとはいえ、何にしようか迷うのは同じで
今回は夕食まで出す事はないので、簡単にとはいうけど
ホントに頭の痛い事だ…。

取りあえず、きゅうりの辛子漬けと大根の甘酢漬け
ほうれん草の胡麻和えと細竹と鰊の煮ものを作ったけど
もう一品くらい欲しいところで…何にしようか。

ふと思いついたのが、いつもコメントをいただいているいっこんまさんが
ブログで紹介されていたがんもどき!

あれを作ってみようと思い、さっそく豆腐とニンジンやヒジキなど
青豆を入れると彩りが良いと、それもおひたし豆のを買って
いざ、がんもどき作りに挑戦。

豆腐をしっかりと水切り。
一度茹でると面白い様に水が切れると聞いていたのでサッと茹でてから始めた。
気持ちパサ付くくらい水を切って、使っていたステンレスのザルで裏ごしした。
そこにニンジン牛蒡、冷蔵庫にあったシメジとか
そうそう忘れられないのはヒジキで、そこに青豆を混ぜ込んで
卵と塩を小麦粉と…本当は片栗粉だったみたいだが
混ぜてしまってから気づいても時すでに遅し!

豆腐の水切りをして、これは一度茹でると面白い様に水が切れる。


パサパサになるまで水を切ったら、すり鉢でするのだけど
面倒なので、そのままザルでこした。

さっと茹でたニンジン、ごぼう、ヒジキ、そこに舞茸も入れて
色づけにお浸しの青豆なんかも、欲張って入れてみる。

豆腐に卵と小麦粉と塩少々を入れて、よく混ぜ合わせた所に
野菜を入れて丸めて油で揚げた。


歌詠みの進行具合を見ながら、揚げたて熱々のがんもどきを
大根おろし入りの天つゆで、どうぞとお勧めをした。

表面カリカリで中はふんわりと…。

なかなかの評判で、私的には中に入れる具材が多かったような気がしたのと
ちょっと塩味を控えても良かったような気がして…80点ほどの出来だったかな。
それでも家でがんもどきが出来るなんて、かなり評判が良くて
ホッと一安心する事が出来た。

 

出来あがりはこんな感じ!

  追記

ここんとこバタバタしてて、すっかり忘れてましたが
今日は…35回目の結婚記念だったのです。
特にご馳走もなかったのですけど
気持ちだけは新婚さんのつもりで仲よく過ごしてます。

 

 

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笑顔を…春によせて。

2011-03-01 22:05:00 | ひとりごと

あんなに春を思わせるような日が続いたのに
また寒い日が…どんよりとした、そんな日に戻ってしまい
午後には雪混じりの雨となってしまった。

気がつけば、季節は弥生となり
そろそろ動き出さねばと、パソコンに向かう気になったこの頃。
思いがけなくも悲しいって気持ちもなくて
まだショートステイにでも出掛けてる様な気がして
祭壇は煌びやかなのに…受け要られていないのかな私。

ばぁちゃんが逝ってから、日にちが過ぎて行くのがとっても早い。

先日市長さんがお焼香に来られて
家族が幸せに暮らしていく事が、故人の花向けになるのだと
今日はこんな事があったとか、話しかけてあげる事が
故人に取って一番の供養だと、そんな市長さんもすでにご両親を亡くされていた。

帰られる時に差し出された手は冷たかったけど
意外と大きい掌に妙に感激してしまった。

天気の良い日は固雪となって、どこまでも歩いてゆける。

意外と元気な私。

テレビで可笑しい事があれば笑って
いつ来るか分らないお焼香客を待つ事に退屈をしたり
なんだか食べてばっかりで気を付けなくちゃとか…。

でも留守にするわけにもいかないし。

忙しくて観られなかったDVDを見たりしているけど
そうそう、今度は歌詠みの人が来て歌詠みをあげてくれるので
煮物とか包み物の和菓子の準備をしたりしていて
いつもと同じようだけど、微妙に違う日を過ごしている。

雪の消えた所にはすでに春めいて…

祭壇にあげたご飯は何日分か取り置き
さすがにお粥じゃお線香臭いかなとか思って
私が雑炊にして食べる事にしたけど
これがけっこう美味しかったり。

これもこういう事が出来るようになったって年代なのかも。

最近…夫が家に居る時は黙々と家事を手伝ってくれる。
何も言わなくても掃除機をかけてモップもかけて
気を使ってくれてるのだろうか…そんな時は
夕食に夫の好きなものを作ってあげたり
こんなふうに夫婦や家族が仲よく肩を寄せ合って生活して行く事は
ばぁちゃんに取っても嬉しい事なんだなぁと思う。

家事をしてる最中に、ふと手を止めた時に
キッチンからは、ばぁちゃんの遺影が笑いかけているのが見える。

 

 

 

 

 

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