あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

どんな時だって花は咲く…。

2011-03-24 22:47:46 | 植物

昨日は寒い一日で、夕方からは雪になって一面の雪景色になったが
今日は一転して、トンデモナク春日和となり
最近の放射能汚染騒ぎに、どうしようかと思いながら洗濯物は外に干した。
こんなふうに、一進一退を繰り返しながら季節は変わって行くのかもしれないね。


我が家のシンビジュームがようやく咲き始めた。
このシンビジュームは、病に倒れ一昨年前に亡くなった友人からのいただきもので
今回の被災地となっている仙台宮城野区に住まわれていた。

地震と津波とでどうなったか見当もつかないが
友人の亡きあと旦那さんからのハガキによれば
介護をしていた義父も後を追うように亡くなったそうだ。
一人残された旦那さんはどうなったのか知る術もないけど…。

このシンビジュームは、数年前に…誕生日のプレゼントだったような気がする。
送られて来た時には、そりゃ~見事な花を咲かせて
ずいぶん長い間楽しめたものだった。

花が終り、次の年も咲いてくれるのだろうと思ったけど
それから一向に咲く気配も見せなかったが一度だけ植え替えをした。
それでも芽は出ても花芽ではなく株が大きくなるだけで
いつまで経っても咲かずの葉っぱばかり茂るシンビジュームでいた。

どうしたものかと…早く花を咲かせないとちょん切るぞと
なんど脅しをかけたって、ジッと沈黙のシンビジューム
まるで…送り主が亡くなったのを悲しんでいるかのように。

地区に毎年いろんなシンビジュームの花を咲かせるのが上手な人がいて
あまりの羨ましさに、どうしたら花が咲かせられるのか聞いてみた。
pochikoさん シンビ過保護にしてない?と言われたけど
確かにシンビジュームの様な洋ランは、温室じゃないとって思っていた。

だから年中家の中に置いていたけど…。
シンビジュームは洋ランの中ではとても丈夫らしく育てやすいのだそうだ。
寒さにとても強く最低気温が5度以上あれば冬を越す事ができ
春から秋霜が降るくらいまで、外に置いた方が良いのだと言われて
半日陰になる家の東側の置いてみたけど、なんせお嬢様育ちのシンビジュームの葉は
陽に焼けて見るも無残な姿に変わりつつあったが
ジッと我慢の子で、ようやく秋も遅くに家に入れた。

初めて見つけた新しい花芽は12月になってからで
約1カ月で花芽が伸びて、中から蕾が顔を出し始めた。

鉢の中はけっこうミチミチで、根も浮き上がっているみたいだったけど
根が詰まって鉢が窮屈になったら咲くとか
危機感があると花を咲かせるのだと聞いた事があった。

早く花を咲かせて、実を持ち種を作り
子孫を残さなきゃって思うのかもしれない。

もっと ちゃんとした花の咲かせ方があるのかもしれないけど
おいおい覚える事にして、蕾が膨らみ花が咲くのを楽しみにしていた。
が…大きく膨らんできた蕾の根元に、なにやら水滴の様なものが
あちこちに付いていたにで、指先で触ると気持ちネバッっとした感じで
匂いは無臭、ちょっと舐めてみたら甘い。


これって舐められるの? 人体に影響はないのか??
調べてみたら蘭の蜜なのだそうだ。
蘭って蜜を出すの? 初めての事ばっかりで…。

ともあれ次々と咲くシンビジュームの花と、甘い蜜を舐めながら
のんびり~と縁側で日向ぼっこで、テレビで繰り返し放送される被害状況と
応援メッセージ…そして義援金をお願いする有名人の姿。
原発事故と放射能と、日本は汚染され続けるのだろうか…。

なんだか危機感はあるのだけど…今さらジタバタしたって仕方ないもんね。


今日の一枚 開いたシンビジュームの花をUP!

 

 

 

コメント (22)
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