ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

あさが来たロケ地の旅 ―20151103 甲賀―

2015-11-05 20:54:58 | 連続テレビ小説あさが来た

昨日の今井町と近江八幡はごちそうさんの同窓会みたいでした。今日は、いよいよ初めていくロケ地です。ロケ地めぐりは冒険です。観光地などは事前に場所が特定できていますけど、オープンな場所はアバウトにしかわかってない状態でいくので、地図と航空写真と勘を頼りに探検する楽しみもあります。

本日の相棒。草津宿を発って向かいますは、甲賀市。ニンニン。

まずは確実に分かっているロケ地から。甲賀市みなくち子どもの森です。

自然館の向かって左側に向かいます。自然館の駐車場からでしたら、そのすぐ左です。

体験農場に入ります。

それでは、あさが来た甲賀ロケ地めぐりをスタートします。おはつさんが一夜の宿を断られた農家。かやぶきやねの家です。

「一晩だけでも…お願いします。もう何日も横になって寝てへんのだす。どうか、年寄りだけでも」「そんな辛気くさい年寄り、入れられへんわ。もう帰れ帰れ!」。

「お願いします! 納屋でも鳥小屋でも構しまへんさかい…」。

「あっ…」。

水口から次に向かいますは、甲南町野川です。ロケ地のなかには私有地も数多くあります。あさが来たの甲南町ロケ地も私有地です。自分はロケ地をブログで公開する際、基準を設定しています。公共施設や観光地の場合はとくに考慮なく公開します。私有地の場合は、持ち主さんや経営者さんやスタッフさんがロケ地情報としてメディア等に公開されている場合、訪問を歓迎もしくは許可される意志を表明されている場合、それと現地で直接許可をいただいた場合に限ります。ロケ地に行ったけどブログで公開していない場所も数多くあります。最近の朝ドラはマーケティングを意識していて、ロケ地も地元のメリットがある所を選んでいるようです。なので公開できない場所は少なくなっています。それでも、私有地の場合は、ぼく達お邪魔する側は、原則として節度のある行動を守るべきだと思います。作業等の邪魔はしない。器物破損、ゴミの放置、過度に騒ぐ等の行為は慎む。常識的に入ってはいけないところには入らない。ドラマの人気が過剰になると、人として当たり前の行動ができない人がやってくるリスクも高くなると思います。どうか、くれぐれもマナーを守っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

探検をはじめます。やってまいりましたは、宮ベリーさん。

この風景でロケ風景のお写真でぴんときますよね。

おはつさんですね。

なんと!。こちらはごちそうさんのロケ地でもありました。ごちそうさんロケ地めぐりで見つからなくて断念した場所に、偶然来ることができました。実際に来てみると、現代をイメージする建物がほとんどない、奥まっているので人目につかない、駐車場があって撮影場所から近い等のロケ地の条件が揃っています。これからも、朝ドラや大河で使われる可能性が高い好ロケーションです。

こちらからお邪魔します。宮ベリーさんは夏季のみ営業されていて、その期間は駐車場も用意されているようです。あさが来た放送中の冬季は閉まっていますので、駐車スペースは1台分程度です。道がとてもせまく1台幅ですので、車で訪れる際は近隣のかたにご迷惑にならないよう、くれぐれもご注意ください。

ここを下ります。

左手に池があります。その奥のこちらを目指します。

この畑です。

「いや~それは…。う~ん…しょうがあれへんなぁ。せや。あさの言うとおり、確かにおなごはんに縫うてもらいました」「まあ!」「それに、お師匠さんにもえらいお世話になってます」「まあ!」「せやけど、これ縫うたんは、お師匠さんと違う」「ほな、ほかにも会うてはるおなごはんがいてるいう事だすか!?」「まあ、そういう事だすな。何やったら、今から一緒に、会いに行こか?」「えっ?」「ほんまにこないなとこにいてはんのだすか?」。新次郎さんの浮気を疑ってたおあささんが、新次郎さんに連れてきてもらってた山道

「ああ、そやで。ほれ、そこにいてますがな」「何でお百姓のおなごはんと…。え?」。

「あさ…」「お姉ちゃん!」。おあささんとおはつさんが再会した畑。

「あっ、わて、居場所を教えた訳やあれへんのやで。あさに、「この袖縫うた女に会わせ」言うて怒られてしもて。ほんで、しょうがあれへんよって連れてきただけだすのや」「お姉ちゃんが縫うたんやな。それであない上手に!」「ようよう疑いが晴れましたな。ほな、ごゆっくり」「へ? 行ってしまいはんのだすか?」「へぇ」。

「あの…お姉ちゃん…うち…」「あかん。加野屋の若旦那様ともあろうお方のお着物が、あないな縫い目では、あきまへんな」「ほんまやなぁ。あかんな!」。

「貧乏は惨めや。けど今は、余計な事考える暇あれへんほど忙しゅうてな。忙しいて、案外ええ事だす」「そうだすか」「文出すお金もあれへん。お父はんとお母はんに、くれぐれも伝えておいて。「はつは元気や」て。「今でも、お家を守ろうと気張ってる」て」「へぇ。きっと伝えます」。

「九州の炭鉱を買うてみたい?」「へぇ。加野屋の商いを立て直すには、それしかあれへん気ぃして。そやけど、み~んなに止められて」。

「そらそうだす。おはつ様も止めて下さいませ」「だ~れも、あさを止める手だてはあれへん。それでもあさ、旦那様のご意見だけは、ちゃ~んと聞くんやで」「へ? 旦那様?」。

「炭鉱のことかて、旦那様が教えてくれはったんやろ? あんたは遊んでばっかりや言うけど、謡やお茶に通ってはる旦那衆は、大きい商いしているお方ばっかりや。そこで、大切な話を、耳にする事かてありますのやで」「そうやったんや」。

「うちもな、お家にお嫁に来た思てたけど、そのお家いう大きい縛りがのうなって、これから1番大事にせなあかんのは、旦那様や思てますのや」「そうだすか」「その時、まだ、あさもはつも、気づいていませんでした。惣兵衛の心の奥に潜む、闇の存在に…」。

「よいしょ。あっ…!」「気ぃ付けてや」「へぇ、すんまへん。足手まといになってしもて」。こちらは第32回ですけど、ちょうど11月3日。こちらのロケ地にお邪魔したその日の回です!。こちらとこの次のロケ地は、放送当日ホヤホヤでした。この経験はあまちゃん最終回以来。事前に分かっていたとは言え、ロケ地が確定できないまま来たので、とっても感動しました。今日観たあのシーンが目の間に広がっているのですもの!。

「足手まといやなんて…。あんたにはなぁ、末の望みが、懸かってますのやで。あんたのおかげで、今の生活にも張りが出来ましたんや。どないな時であれ、そのおなかの中の子は、大事な山王寺屋の跡取り。私が、ちゃんと育てますよってな」「おおきに。お父様」「ああ。それからな、これからは、お父ちゃんでええわ」「お父ちゃん…?」。

「うん。おふゆさんもなぁ、旦那様やのうて、お父ちゃんでええな?」「へぇ。ほな、そうさしてもらいます」「おう」。

「おおきに。お父ちゃん」。

「おはつ様、生き生きしてられますなぁ」。

「ほんまに、会うていかはれへんのだすか?」「ああ」。忠興さんとおあささんとおうめさんが立っていたのはこの辺。

「ああ…」。忠興さんとおあささんとおうめさんが見ていたおはつさんはこんな距離感です。

甲賀市ロケは8月のお盆前の、猛暑が続く盛夏だったそうです。ここにはまだ、畑の様子が判別できるだけ、まんま残っています。

どうも見覚えがあるなと思っていましたら、やっぱり。この畑はごちそうさんのロケ地でした!。

それでは、想い出のごちそうさんロケ地めぐりをちょっこし。疎開してため以ちゃんと泰ちゃんが耕していた畑。

活ちゃんが戦死して、自分を見失っていため以ちゃんに喝を入れるために、和枝さんがめ以ちゃんを突き飛ばした畑。絶対見つからないと、放送当時に諦めた場所だったので、偶然とは言えめっちゃ嬉しかったです。そうと分かっていたら予習してきたのに(^^ゞ。

この畑のすぐ傍の、こちらを左に向かいます。

この先を右折します。

真っ直ぐ進みます。

それでは、今回のあさが来たロケ地めぐりの最終地です。「そのころ、借金取りから逃げ続ける、はつの一家は…」。山王寺屋一家が夜逃げ先からさらに逃げていた里道。

「よいしょっと」「あっ!」「も~う…。何で天下の山王寺屋がこないな事にな…! あんたのせいや。あんたが嫁いできてから何もええ事あらへんねん! あんたが、疫病神やったんや!」。先ほどの里道の向かい側を、反対側から上がっています。

「やめなはれ! お前」。

「お家、返せ。ご先祖様から頂いた山王寺屋、返してんか! この疫病神が~!」。

「疫病神は…お前や!」「死ね…。死ね」。

「はつさん!」「はつ!」。

「はつ! 何でや? 何でこないな事…」「やっとだす。やっとうちも、お家を守る事ができました。お家がのうなってしもたのは、お義母様のせいでも、誰のせいでもあらしまへん。時代のせいだす。新政府のせいだす。それに負けて、旦那様が罪まで犯してしまうやなんて、おかしいのと違いますか?」「そんな言うて…。わしがどんだけ…。これから、どないしたらええのや?」「分かりまへん。けど今、うちらにできる事は、一歩でも前に歩く事だす」「ああ…」「お前さんもほら、行くで」「腰が…腰抜けてしもた」「何言うてんのや。おい、よいしょっ。おおっ」「ほれ」「よいしょ。ほな行くで。せ~の! よっ」。

「旦那様」。それとなくおはつさんを探してくれてた新次郎さんに、おあささんが惚れ直す里道。

「ん?」。

「ほんまおおきに」。新次郎さんとおあささんがお手々つないであるく土手道。

「うちとお姉ちゃん、おんなじように大阪に嫁いできたのに。まるで生き方が違てしもたなぁ思て。山王寺屋のお母様に言われたんだす。お家潰れたのが、自分やのうて、お姉ちゃんでよかった思てんのやろて。せやけど…何が幸せかなんて、分かれへん」。こちらも今日の第32回のシーンですね。

「何や、大人びた事言うて」「これでももうちょっとは大人だす」「もう、うめ! 笑わんといて」。

「炭鉱は、日本の国力を増す、意義のある事業や。京都でも、鉄道会社設立の動きがある。これからの、石炭産業の発展は間違いないやろう」「やっぱり」「けど難しいなぁ。炭坑には、手に負えん荒くれ者も多いらしい。よっぽどしっかりした男が、棟りょうにならん事には…」「うちにでけしまへんやろか? その棟りょういうの」「おあさ様! 旦那様は、「しっかりした男」と言わはりましたんだっせ」「あ…堪忍」。

「誰が考えても、女には無理や思うやろ。いっぺん立ちどまって、ほんまにできるかよう考えてみぃ。それでもできる思うんやったら、助けはせんが、勝手に頑張れ」「え?」。

「お前にとって、お家を守るいうんは、そういう事なんやろ」「おおきに。お父はん」。

「忠興の言葉は、あさにとって何よりの、応援の言葉となりました」。

とっても広々して、気持ちのいい静寂が広がる、素敵なロケ地でした。来る前は、甲南町のなかでいくつか候補があったのですけど、今日の早あさの放送を観て、ほぼ確定できました。とっても想い出に残るロケ地めぐりになりました。ロケ地として最適な場所なので、またお邪魔する予感がします。

これにて今回のあさが来たロケ地めぐりはおしまいです。分かってるだけでも姫路と京都と亀岡と大津が残っています。筑豊編の予感もします。

考えてみればまだ、放送開始一ヶ月なんですね。面白くて楽しくて、毎日ワクワクが止まりませんね、あさが来た!。


あさが来たロケ地の旅 ―20151102 今井町・近江八幡―

2015-11-05 00:01:32 | 連続テレビ小説あさが来た

めっちゃ楽しかったBKワンダーランド2daysで、無事今年も後期の朝ドラロケ地めぐりをスタートしました。今日から本格的にロケ地をめぐります。

初日の今日は、あさが来たはもとより、ごちそうさんのロケ地を振り返る旅になりました。

近鉄難波からアーバンライナーに乗ります。

今井町の最寄り駅は八木西口ですけど、今日は大和八木から向かってみます。大和八木と八木西口は一駅ですし、どの道乗り換えが必要です。大和八木から今井町ロケ地までは健常なかたなら15分から20分です。自分は10分強でした。

南口です。

真っすぐ出ます。

ここも真っすぐ。

右手の路地を真っすぐ入ります。

ここを右折。

十字路を真っすぐ。

真っすぐ進みます。

踏切を渡ってすぐに左折します。

線路沿いに真っすぐ進みます。

八木西口の東口です。

ここからは八木西口下車ルートに合流です。

ここを右折します。真っすぐ進んでJRの高架をくぐってもOKです。

橋を渡ります。

左手のJRの高架をくぐります。

この十字路を右折。

いよいよ今井町の街並みに入ります。

すぐのここを左折。

ここを右折。

真っすぐ進みます。

西光寺を右手に見ます。

クランク状の十字路に出ます。

真っすぐです。

見えてきました。それではあさが来た今井町ロケ地めぐりをはじめます。

1861年(文久元年)。

「あさが来たで!」。「あさや、あさや!」。あさちゃんが蛇を振り回してのっしのっし歩いてた今井家の店の前。

「わ~!」。近所の悪ガキがあさちゃんを見つけて逃げる路地。

「何で逃げるんや。待て~!」。

「うわ~! 逃げろ~!」「待て~待て~!」。

こちらは今井景観支援センター町並保存整備事務所です。

今井町はごちそうさんのロケ地でもありますね。め以ちゃんと悠太郎さんが結婚して大阪に帰ってきた時に歩いてた町並みと、希子ちゃんが初めて人前で歌ったのが印象的ですね。

あさが来たの撮影風景。

ごちそうさんの撮影終了記念写真。

あさが来たの収録開始の鏡開きで使われた樽です。

鏡開きはBKで行われたようですね。

ロケ地に戻ります。「いやいやいやいや、噂どおりまあ、元気なお嬢ちゃんや」。あさちゃんの様子を見に来た正吉さんと新次郎さんが、あさちゃんにびっくりぽんだった今井家の前。

「へぇ。噂以上でしたわ」。

「そないのんきな事言うて、お前、嫁はんにもろてから、あのじゃじゃ馬の手綱をちゃんととれますのんかいな?」。

「まあ、そら、無理だすやろな」。

「無理…」。

「今からおよそ150年前。大きな商家の結婚は、家と家との結び付きが大切にされ、生まれた時から許嫁が決まっている事や、年の差がある事は、珍しくありませんでした」。

「足を運んでみてよう分かったわ。大坂は、ぬるま湯につかったような店ばっかりでもうあかん。ええか? 会津様と長州様からは、取り立てを急ぎ」「へぇ、分かりました」「けど、それでもまた、御用金のお申し付けが増えたらたまりまへん!」「このままやったら、今井の金蔵も空になってしまうで」「なぁ、これからどうします? 兄さん」「今井が、ご公儀を見限る時が、来てるのかもしれへん」「見限る!?」。

「お姉ちゃんには言われへん。ああ、白蛇はんが、ええお方でありますように!」「赤ん坊の頃から、見ててくれはったん…?」「何やろう? この気持ち」。

「許嫁の新次郎からの贈り物という事で、特別に、あさにそろばんの勉強が許される事となりました。「好きこそものの上手なれ」という言葉どおり、あさのそろばんの腕は、めきめきと上がり…。ついには、今井の家で働いている丁稚や番頭をも驚かせるほどとなりました」。

「そして、時は流れて…。あさも、ようやく、美しい年頃の娘に成長して…」「いいえ。こちらは姉のはつです」「あさは?」「お姉ちゃ~ん!」。

「そして、時は流れて…」。1865年(慶応元年)。「お姉ちゃ~ん!」「今日も、今井家に、新しい朝が、やってまいりました」。

「おあさ様! おあさ様、また大股で…」。

「成敗してくれるわ!」「新選組め!」。

「このころの京都は、日本中から尊王攘夷を唱えて、過激な武士たちが集まり、新選組がそれを討ち取るなど、ものものしい空気が流れていました。しかしそんな事は、あさには、一切関係がありません」。

おあさちゃんが竿を見つけたのはこの辺り。

「待てぃ! わしが新選組組長、近藤勇じゃ! お~っ!」。

「今井のあさが来た! 逃げろ~!」「うわ~!」。

「ハッハッハッハッハ!」。

「そして、日はたち、いよいよ、弥生の月となりました」「はつとあさは、今月みそかに、大坂へ嫁ぐ。ついては、はつのお付きには、うめ。あさのお付きには、ふゆをつける」。

「情けないわ。こないな事で、里に帰らせる事になってしもた」。

「旦那様はここでお待ち下さい。うち一人で、話してまいります」。

「そないな訳には、いかへん」。

今井町では「はならぁと」のイベントをやってらっしゃいました。

旧米谷家のアートです。

これにて今井町ロケ地めぐりはおしまいです。

続いてやってまいりましたは、近鉄から京都経由でJR東海道線を乗り継いで、近江八幡でございます。

廣岡浅子と一柳満喜子展開催中です。

駅リンくんに寄りまして、本日の相棒。

北口のロータリーから、こちらを北に向かいます。

ここをひたすら真っ直ぐ進みます。分かりやすいです。

この交差点を右折です。

玉木交差点。偶然ですね。

玉木町です。偶然ですね。

ここを真っ直ぐ。

すぐのここを左折。

すぐに八幡堀に出ます。それでは近江八幡ロケ地をめぐります。

「どや? これが大坂や」。忠興さんがはつちゃんとあさちゃんとおうめさんを連れてやってきた大阪船場。

「うわ~ぎょうさんな人やな。びっくりぽんや!」。

「うち、こんな町で、暮らすん…?」。

「あっ、お姉ちゃん、見て!」「おあさ様! おあさ様! おあさ様!」。

「どけどけ~! 女子供は邪魔や! シッシッ」「へぇ、すんません。大きい声、みんな元気や!」。

「おあさ様、はぐれたらあきませんえ!」「へぇ!」。

「翌日の、3月末日。はつだけが一足先に、大坂にお嫁に行く事となりました」。

「私たちも、明日には行きますからね」。

「お姉ちゃん」。

「お姉ちゃん」。

「お姉ちゃん」。

「お姉ちゃん!」。

「おあさ様! 走ったら…」。

「今日ぐらいはかまへん」。

「お姉ちゃん」。

「お姉ちゃん!」。

「あさ」。

「お姉ちゃ~ん!お姉ちゃ~ん!お姉ちゃ~ん!」。

「ん~暑い! これやったらまるで大名の奥方様のお出かけや。ここから帰っとおくれやす」。おあささんがおうめさんと亀助さんを連れて街に出てきた橋の上。

「そやけど、若奥さんのことは、間違いないようにて、奥様からくれぐれも言われてますよってに」。

「うめが一人残るだけでええんです。お使いでも済まして、帰っておくれやす。ウンッ」「え~っ!」「おあさ様!」。

「ちょっ…」。

「おあさ様、誰が見てるか分かりしゃしまへん。そのような粗野な振る舞いはおやめ下さい」「そやけどほんまに暑うてかなわんのやもの。けど家の中よりはずっとええわ」。

「ん? あそこは何なん?」。

「お待ち下さい。もう!」「ああっ、もう…しゃあないなぁ」。

「何や? この女は。振り袖やで、この暑いのに」「そないなとこに何で女が突っ立ってんのや!」邪魔や!」「うわっ、あっ…。うっ…」「やっとこさ会えたな」「へ?」。

「それからというもの、あさは、正吉から頼まれた、藩の蔵屋敷を回り、少しずつではありますが、借金を回収していきました」。朝ドラでは、まったく同じ場所でロケすることは珍しいのですけど、ここはごちそうさんでも使われていましたね。め以ちゃんが荷車を引いていったり来たりしてた道です。

「水を得たように魚のように働くあさとは対象的に、はつは…」。

これにて近江八幡ロケ地めぐりもおしまいです。今井町も近江八幡もごちそうさんのロケ地でもありますので、なんだか2年前を振り返る旅になって、倍楽しかったです。こうやって想い出に出会えるのも朝ドラロケ地めぐりの楽しみかもしれませんね。

そしていよいよ明日は、自分にとって憧れの未踏のロケ地、甲賀でございます。