ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

あさが来たロケ地の旅 ―20151031 BKワンダーランド③ あさが来たスタジオセット公開・加野屋―

2015-11-02 19:03:01 | 連続テレビ小説あさが来た

BKワンダーランドのエントリー第三段は、BK作の朝ドラ、いやロケ地めぐり一年間のスペシャルメインイベント。ハイライト中のハイライト。

BKワンダーランド恒例のT-1スタジオ公開です。

最初に今年のBKワンダーランドの企画が発表されたときにリストに入ってなかったのでヤキモキしました。BKもおもわせぶりなんだから^^;。

屋外のロケ地めぐりは旅情があるのが魅力ですし、行ったことがないところに行く理由にもなります。でも制作する側の人の息遣や気迫、期待、苦労みたいな、人間そのものを感じられるのは、やっぱり物作りの現場です。意外にも広くはない空間に、よくまあこれほど巧みに場面を組み込んでいるなと毎回感動します。

それでは参りましょう。大阪放送会館の入り口がT-1スタジオへの扉です。1階でパスをもらいます。今年も8階に行くエレベーターは、扉があさが来た仕様でした。ちなみに9階に行くエレベーターも同様。そしてエレベーター内には365日の紙飛行機が流れてます。

8階に上がりまして、右手。

この先がT-1スタジオへの入り口です。

ポスターのサイズは二通りあるんですね。

いつもはここに神棚がありますけど、今年はありませんね。その日の収録に関する周知がはってありましたけど、今年は外してあります。

その変わり、なぜかクリスマスツリーがw。

もうすぐ!あさが来たで近藤正臣さんが紹介してた調整ルームはこの奥。

さあ、いよいよT-1スタジオです。この異空間が手招くような空気感が大好きです。

ちなみにBKワンダーランド期間中は、職員さんはこの半被を着てました。

この壁の向こうでは、新しいセットが組まれています。

新しいセットは明治期の加野屋(大同生命?)でしょうね。

この壁に沿っていくと。

いよいよ公開エリアです。

ここは実際には放送で使われていませんね。 

倉庫のように使われてるところでしょうか?。この障子の先は母屋です。

瓶。

背負子。

お店の奥側です。

上框。

蔵。おあささんが証文を鼻紙にしてたあの蔵ではありません。あの蔵は中庭にあります。

蝋燭立てでしょう。

蔵は本来は土蔵ですけど、角材を組み合わせてできているのがよくわかります。

木を二枚貼りあわせて表現してあります。

番傘。

梁。これらの部材はBKに保管されていて、セットの設計ができたら美術さんが選んで組み上げます。

この地面の土はエイジングされたマットです。

覗き窓。

お店の通路。お客さんが出入りする空間です。

通路は石が敷かれています。歩くとわかりますけど、固いプラスチック状のものが置いてあるだけなので、ぽこぽこします。

お客さんが休憩するコーナーだそうです。実際に両替商にはこのようなスペースがあったのだそうです。

蝋燭入れ。おあささんと五代さんが喧嘩したシーンで見えましたね。

通路の天井。

旦那が座っている部屋です。普段は(午前中だけ)新次郎さんが座ってますね。この部屋と隣の部屋は、たぶん業務が違うのでしょう。

新次郎さんが座ってる旦那の席。

秤。

お二階があるのですね。セットは組まれてないので、二階にシーンは出てこないでしょう。

この部屋のお客様対応用の事務机は二つ。こちらは向かって右。

こちらが左。帳面の意味がわかったら、業務もわかりそうなのですけど。もしかしたら旦那がいる部屋は貸付掛りかな?。

なぜかこんな釘が突き出てました。撮影用に何かを引っ掛けるものなのでしょう。ケーブルとかかな?。危ないなと思ってスタッフさんに言ったら、翌日は無くなってました。ちなみに土曜日に自分が見学してる時に、セットに頭をぶつけたかたがいて、担架で運ばれてました。セットは狭いし天井も低いし、危険な機材があるので、基本的には危険な場所だと思って、見学者自身で十分に気をつけるべきだと思います。 だって局側は別に公開しなきゃいけない義理はないし、あくまでも好意とプロモーションのためですからね。

大旦那と大番頭がいる部屋です。

よのさんが作った、妙な招き猫。光が下からあたって、妙さが増してます。

神棚。

御定書です。

大旦那の正吉さんが座ってる席。

大番頭の雁助さんが座ってる席。

お客様対応用の事務机。向かって右。

お客様対応用の事務机。真ん中。

お客様対応用の事務机。向かって左。

帳面は、劇中で使う予定のものだけ中を書き込みしているそうです。もちろん美術スタッフの手書きです。でも全部書いているわけじゃなく、真っ白な部分を本番で間違って開かないように、目印の折り込みがしてあるそうです。

火鉢。

給餌スペースもあるのですね。

このお部屋の天井。

加野屋の暖簾を中から観てみました。 

玄関の上側。絶対に撮影では映らないと思うのですけど、ちゃんとエイジングしてあります。

玄関の屋根。

まだ本放送では登場していませんけど、加野屋の炭坑掛です。

筑豊の地図かな?。

おんな商人おあささん。 

加野屋さんの床の石畳は、両替商のなかでは珍しいのだそうです。

ここは天井は吹き抜けです。

このスペースの用途はわかりません。

半年近く使っていると思うので、あちこち傷んでいます。まだちょっと撮影があるようですけど、もうすぐここも取り壊されるのでしょう。でもここまで生生しく傷んでいるのは、ごちそうさんとマッサンでは無かったです。

加野屋を出まして、表に周ります。 

商人街ですので、どのお家にも暖簾が下がっているのがあさが来たの加野屋セットの特長ですね。暖簾はこんなふうに吊るされてます。

加野屋の前の道。

加野屋の表

亀助さんが毎朝豪快に振ってる暖簾。

加野屋が両替商だけでなく炭礦をはじめたことがわかる構図。

加野屋のうだつ。

両替商の看板。

加野炭礦の看板。

加野屋の象徴。

加野屋の脇暖簾。

そして新次郎さん。

ちょっと離れて番外編を。平日は9階からT-1スタジオの収録を観ることができます。予約制です。

上から観た加野屋のお店部分。このスペースが公開されています。

反対側。ちょっと気にして欲しいのは、新次郎さんの位置です。土曜日と日曜日の最初はここ。

ここに移り。

最終的にはここに来ました。記念撮影する人で新次郎渋滞ができてて、加野屋の暖簾を撮りたい人と新次郎さんを撮りたい人で混雑していたからだと思います。

加野屋の壁面。

T-1スタジオの天井。セットを組む時の基準だと思います。

加野屋のお向さん。

お向かいさんの暖簾シリーズ。

ぼんぼり。

小さな祠がありました。

瓦の予備かな。

本来はここは石だと思いますけど、木材を組み合わせて表現してます。

防火用の桶。

加野屋に帰ってくるときに、よくおあささんや新次郎さんの背後に写ってるお店。

よく映るので、他のお店よりも作りが丁寧なような気がします。

加野屋以外のお店は情景としての存在なので、実はこんなに薄っぺらいのです。

それでは今年のT-1スタジオ見学はおしまいです。 

BKワンダーランドのためだと思いますけど、出口に甍のタペストリーが貼ってありました。

出口です。右手に行けばT-2スタジオ。左手は下りのエレベーターです。

ごちそうさんとマッサンに比べて見学できる部屋の数が違いましたけど、それは商家のお店が民家に比べてとても大きいことを表してますね。公開されたスペースは、例年と同じです。できれば母屋も見たかったけど、たぶんすでに取り壊されていると思います。

ごちそうさんとマッサンのときは、公開エリアが入り組んでいた路地だったこともあって、とても混雑してましたけど、どうやら今年は、エレベーターのところで入場者数をコントロールしていたようです。年々BKのマネジメントのレベルが上がっている気がします。ありがとうございます。今年もいっぱい観られて楽しかったです。来年もまた来ます。