ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

あさが来たロケ地の旅 ―20151031 BKワンダーランド② あさが来たセット公開・加野炭礦―

2015-11-01 21:40:37 | 連続テレビ小説あさが来た

朝ドラのロケ地に行く機会は、AK、BK問わず平等にあるのですけど、撮影セットを見学する機会は、ほぼBKにしかありません。AKは設備に限界があるから致し方なく、そしてやっぱり、BKは大阪らしく、サービス精神に富んでますから。毎年、ホントにありがとうございます。

今年のBKではなんと、例年はアトリウムのセットは記念写真だけを目的にした、セットというか道具が置いてあるだけなのですけど、今年、あさが来たはなんと!。本物のセットをわざわざアトリウムにセッティングしてくれました。あさが来たのスタッフのみなさん、とくに美術のみなさん、ホントにありがとうございます。

BKワンダーランドのアトリウム会場の全景です。 

アトリウムの状況はこんな感じです。

今回のメインは、加野炭礦でございます。

加野炭礦セットの全景。

セットの中に入る前に、BKがこっそりしかけたギミックを探索してみましょう。

ほとんど気づかれてなかったですけど、入り口脇に炭坑セットのイメージが紹介されてました。

炭坑セットのデッサンです!。これこそ見たかった!。ありがとうBK。

さきほどの写真と同様、謎の写真です。セットではなく、ロケハンなのかもしれません。もしかしたらすごく貴重かも。

BKのアトリウムで普段番組紹介を流しているサイネージに、来週以降、おあささんが飯塚の炭坑を訪れるシーンをスクリーンプレーで流していました。

炭坑夫との出会いかな。

やっぱり炭坑夫は迫力がありますね。当時の炭坑夫の象徴は、刺青と日本刀だったんだそうですけど、さすがにそこまでは再現する必要がありませんね。

BKワンダーランドで公開されてるセットだと思います。心なしか、おあささんが嬉しそう。

なんかめっちゃ似合うと思いません?。

背面を見ると、このセットがイメージではなく、実際に撮影で使われているセットということがよくわかります。

坑道中心部の背面。

脇から観ましたけど、それではいよいよ坑道を通ってみましょう。

来週のあさが来たに、いよいよ木村佳乃さんが登場します。蔵野炭礦の経営者の奥様のようです。このセットの入り口を見ると、もしかすると加野炭礦は、蔵野炭礦との共同経営なのかもしれませんね。来週以降の楽しみが、これだけで広がる妄想感満載なセット公開です。

おあささんが念仏のように唱える石炭石炭が実現した、加野炭礦。

お待たせいたしました。前置きが長くなりましたけど、ようやく中に入ります。入り口の壁面。

入り口の天井です。

坑道中心部に入る柱の右側に、なぜかサザエの貝殻が置いてありました。

入り口側の上面です。炭坑らしく、削った跡が表現されてますね。言うまでもなく、素材は発泡スチロールです。

坑道中心の向かって右手に、新しく掘っている部分があります。

てんびん竿。

石炭です。触ることはできませんけど、本物かな?。

ノミとツチ。

鋤。 

笊。

新しく掘ってる部分の上部。スケジュールがタイトななか、これだけらしい表現ができる美術さんの技と想いに、セットを拝見するといつも想うことではあるけれども、あらためて脱帽し、感動します。

新坑の全景。

坑道内の梯子は簡易なものなのですね。

梯子の足場。

 

新坑の反対側の上面です。

坑道の床です。エイジングされたマットです。

出口側の上面。

出口側の向かって左手の柱。

やっぱりサザエの貝殻です。なにかもお呪いかな?。ドラマで紹介されるのかしら?。

出口側の天井。

セットの出口側です。

出口の背面。

出口側の外にある壁。

壁の下面です。

加野炭礦セットの最後には、あさが来たのキャストさんとの記念撮影のコーナーがありました。黄色の部分から顔を出しますw。

坑道の側面の外観。

坑道の側面の上部です。金曜日の夜遅くまで実際に撮影で使っていて、BKワンダーランドのために、これを一夜で作ったって、ホントに美術さん凄くないですか?。たぶん見学されたかたのほとんどは意識されなかったと思いますけど。

ちょっと河岸を変えまして、おなじみ、あさが来たの紹介ボードがT-2スタジオにありました。

あさが来たのものがたりと、あさは一日にしてならず。

登場人物。

加野屋セットとフォトギャラリー。

BKワンダーランドのBKの職員さんが来てはる、あさが来たの半被です。

まだ本放送で観ぬ光景を体感できる機会はなかなかないので、ホントにBKには感謝でいっぱいです。来週以降、どんなシーンで登場するのかな?。楽しみに待ちたいと思います。 


あさが来たロケ地の旅 ―20151031 BKワンダーランド① 連続テレビ小説あさが来たプレミアムトーク―

2015-11-01 17:21:39 | 連続テレビ小説あさが来た

秋色に色付きはじめてた大阪。中秋の飛び石連休は、個人的に間をピチーと埋めまして。お待たせいたしました。いよいよ連続テレビ小説あさが来たの本格的なロケ地めぐりをはじめます。

まず手始めは、これまたBK作品のロケ地めぐりスタート地として恒例の、今年もやってまいりました、NHK大阪放送局の「JOBK放送開始90年記念BKワンダーランド」でございます。

例年はワンダーランドの模様を1エントリーで書いちゃうのですけど、今年は二日間参加しますので、4つに分けて書きたいと思います。まずは、たぶんファンのみなさんが一番気になるあのイベントからいってみたいと思います。連続テレビ小説「あさが来た」プレミアムトークでございます。では初日の模様から。初日の土曜日の出演は、波瑠ちゃんと玉木宏さんです。

土日とも、朝9時30分に指定席付きの整理券が配られます。土曜日は7時30分から並んでみました。すでに列は2本できてて、自分で190番くらいだそうです。結果をいうと、待機列に並んだほとんどの人が整理券をゲットできたらしく、空振りだったのは1、20人だったそうです。1時間前くらいからスタッフさんが「今から並んでも満席の可能性があります」と言っていたので、断念した人も多かったのでしょうね。ちなみにNHK大阪ホールのキャパは1,400人強。配布した整理券は1,300枚くらいだそうです。

人数の確認がありました。

土曜日は、整理券配布の直前まで列を伸ばしていました。

気がついたらこんな状況。土曜日はあほすきの待機列もあって、すごいことになってました。

整理券はひとり4枚まで。欲しい枚数を確認されました。

いよいよ整理券をいただきます。土曜日は外でもらいました。

無事整理券をゲットしました。今日は朝ドラマニア友達ご夫婦と三人で参加です。今日の席は、舞台向かって左手の前から15列目付近です。これまで参加したホールでのトークショーでは一番近くて、お二人の表情が良く見えました。

定刻に司会のNHK大阪放送局のアナウンサーで、あさが来たのナレーションをされている杉浦さんが登場されました。杉浦さんのようこそのご挨拶でプレミアムトークのスタートです。

BKワンダーランドのトークショーは時間も出演者も限られていますので、さっそくお二人をお迎えします。

波瑠ちゃんと玉木宏さんが舞台向かって左手の、つまり真後ろのドアから入場です。そこから通例通り二手に分かれまして、波瑠ちゃんが左手、玉木さんが右手の通路を下りてきます。なので波瑠ちゃんがすぐ横を通りました。個人的にファンなので心臓がバクバクでした。ホントに目がまん丸で大きい。ちっちゃいお顔に比べて目の存在感がハンパないです。

今日のお召し物は、波瑠ちゃんは青と紺のチェックで、後ろの裾が長い八分丈くらいのワンピに、黒のブーツ。玉木さんは黒の光沢のある柄のジャケットにワークパンツ、黒のワークブーツです。

波瑠ちゃん「こんにちは。今日は楽しんでください。こんなにキャーキャー言われたのは生まれてはじめてです」。

玉木さん「みなさんこんにちは。たくさんいらしてくださってとても嬉しいです。できるだけ中身のあることをお話ししたいと思ってます。今日は楽しんでいってください」。

今日は一階のアトリウムのビジョンでもライブのパブリックヴューイングがあります。お二人からアトリウムのお客さんに挨拶がありましたけど、なぜか波瑠ちゃんは後ろのホールのビジョンを振り返っていて、玉木さんにツッコまれてました。

トークショーは杉浦さんの質問にお二人が答える形で進行します。杉浦さんが用意した質問がおもしろかったし、絶妙な間の取り方で、観ていて違和感なく、飽きません。時間があっと言う間に過ぎていきました。さすがプロ!。

波瑠ちゃん「毎日ご覧いただいてありがとうございます。反響は、正直実感がなくてわからないんです。撮影してばっかりで人と会わないので」。

玉木さん「ご覧になってらっしゃるかたごここにいらしてると思いますけど、逆に見てない人がいたらびっくりしますね。反響はぼくもわからないです。ご飯を食べに行ったときに、見てますって言われるくらいです。ひたすら撮影してます」

波瑠ちゃん「母と姉が五代さんのファンで」「旦那様を横にしていい加減にしろw」「家族は毎日観てくれて、アドバイスをくれます。良かった時は、笑って泣いておもしろかったと言ってくれます。鈴木梨央ちゃんが演じてた小あさの頃で、ヘビを振り回してるシーンがあるのですけど、母が私の子供の頃そっくりだったと言ってました。おてんばだったんですかね。母が言うから間違いないんでしょう」。

ここで杉浦さんからお二人のプロフィールの紹介です。波瑠ちゃんは、NHKでは「おそろし~三島屋変調百物語」以来の出演です。波瑠ちゃんのカルテには、座右の銘が「一視同仁」と書かれているそうです。波瑠ちゃん「私は人によって態度を変えるのが嫌で、それでこれを座右の銘にしました。きっかけは、学生の頃に電子辞書で遊ぶのが好きで、たまたま出てきた言葉なんです」。ちなみに一視同仁とは「だれをも差別せず、すべての人を平等に見て一様に仁愛をほどこすこと」だそうです。玉木さんから見て波瑠ちゃんの印象は、「人に対しても仕事に対しても真摯です。とても忍耐強いですね」「いいんですよ、無理しなくて」「無理してないからw。最初に会った時から今も変わらない印象は、地に足がついててしっかりしてるなってことです。でもだんだんおてんばだってわかりました」。

続いて玉木さんのプロフィールなのですけど、ここで杉浦さんが素に戻ります。玉木さんは、朝ドラは「こころ」以来。大河だと平清盛の源義朝役が記憶に新しいですね。杉浦さん「清盛の源義朝役がとっても素敵で、うっとりしてました」。波瑠ちゃん「お会いして半年になりますけど、印象が変わったところと変わらないところがあります。変わらないのは、頼もしくてしっかりしてて、真面目なかただなってことです。変わったのは、実は天然なんです。メロンパンの話していいですか?」「いいよ」「メロンが苦手なんでメロンパンが食べられないって言うんですw」「メロンが苦手なんです。割と最近までメロンパン食べられませんでした。メロンパンってネーミングがおかしいんですよ。形も。なにもメロン風にする必要はないじゃないですか」「ね、こんなわけわかんないこと言い出すんです」

波瑠ちゃん「玉木さんがいたずらをしてくるんです。それで仕返しにいたずらしたんです。トカゲのおもちゃを買ってきて、なんかゴムっぽい、ガラスとかにペタってくっつくやつ。わかります?。それをこっそり、ぺって玉木さんにつけたんですけど、ぜんぜんびっくりしないんです。返り討ちにそのトカゲをペってつけられちゃいました。

波瑠ちゃん「鶴瓶さんの家族に乾杯に出演させていただいて北海道の牧場に行ったのですけど、サラブレッドを見て「旦那様に似てる」って思わず言っちゃったんです。しかもオンエアされるし」「なんとも思わないです。慣れてるんで」「馬とかキリンとかラクダとか」「キリンが長いのは首でしょ?。俺は鼻の下が長いの。オンエア見ても、あーって感じでした」「こうして見てると馬に見えてきた」。

杉浦さん「お二人が仲が良いのが分かりますね。そこにつなげてお二人の役についてお伺いします」「そこつながります?w」

玉木さん「さっき面白いことがあったよね」「はい。さっき楽屋で、今日は波瑠という役柄についてお聞きしますってスタッフさんに言われたんです。よく言われるんですよ、波瑠についてお話をって」「先日、朝ドラコンサートをここNHK大阪ホールで収録したのですけど、今日いらしてるかたのなかにも参加されたかたがいらっしゃると思いますが、その時に司会の私も間違えました。私も天然なところがあって」「これじゃ収集つかないね。旦那の俺がしっかりしないとw」

波瑠ちゃん「あさちゃんはおてんばです。とにかく好奇心が旺盛なんです。でもそれは、自分でちゃんと理解したいって気持ちからきてるんです。なんでなんでって周りの人に聞いて、常に爆発してますけど、あさちゃんは筋をちゃんと通したい子なんです。責任感が強くて、自分で自分の決めた道をまっすぐ歩く。それでも女性らしく、しなやかで柔らかい一面もあります。とにかく素直なんです。あさちゃんはパワフルで、良く喋るし良く走ります。演じてる私は、あさちゃんについていくのがいっぱいいっぱいです。でも嘘にならないようにしないとと思って、あさちゃんを演じる時は、私の中にも熱量をうんと貯めてます。セリフをただ言ってるだけにならないように、ちゃんとあさちゃんの言葉になるようにしてます」

玉木さん「新次郎は逆に、熱量を見せないようにしてます。ホントはちゃんと熱量があるのですけど、表は柔和。そこに苦労します。一見何を考えてるかわからない新次郎ですけど、芯はしっかりしてます。宙ぶらりんなんだけど上品。だから、新次郎という存在に説得力を持たせることがとても難しいです。遊び人なんだけど、あさの旦那として魅力的である必要があって、その匙加減が大変です。ある時、仕事しない理由が脚本に書いてあるのを読んで、イメージができました。演じるための組み立てができるようになりました」

波瑠ちゃん「あさちゃんは体が先に動いて、考えるタイプじないんです。だからすぐ相撲をとりたくなるんです。友近さんと相撲をとるシーンは、あさが来たの撮影二日目に、初めてお会いした時に撮りました。まだあさちゃんを理解できていなかったはやい段階なので、とても難しかったですね。でもはやい段階で難しいシーンに取り組めたので、そこから気持ちが楽になりました」。

玉木さん「結婚式の夜にも相撲をとりましたけど、あさちゃんにパワーがあるように見せないといけません。もちろん撮影上の嘘があるのですけど、見てるかたにわからないようにしないといけないので、盛大にダイブしました」「くるくるダイブしてましたね」「合気道みたいだったよね。本番だけでなくリハーサルでも何度も飛びましたし、楽屋でも飛んでました」。

オーディションでは、ヒロインが150人に絞られた時に、全員に相撲をとってもらったんだそうです。プロデューサーさんによると、波瑠ちゃんがヒロインに決まった決定要因のひとつは、相撲をとってる姿を見た時なのだそうです。静かで繊細なイメージの波瑠ちゃんのなかに、熱やエネルギーがあるのがわかって意外だったそうです。がむしゃらな中にも品があるのが目を引いたそうですと、杉浦さんが教えてくれました。波瑠ちゃん「あの時はとにかく必死でした。相撲をとるって聞いてたので、その日はジーパンをはいていきました。気合いを入れるために赤いセーターを着ていきました」「ジーパンって動きやすい?」「動きやすいですよ」「ジャージのほうが良くない?」「ジャージでNHKには行けませんからw」「そらそやな」「スカートをはいてきた子もいたんですよ」「そらあかんな」「プロデューサーが言っといてと言ってたんですけど、波瑠ちゃんが勝ったからヒロインに決まったわけじゃないですから。勝ったんですか?」「勝敗はなかったですね。うーって組み合って、そこではいもう結構ですって言われました」

玉木さん「三味線の稽古は、撮影の二カ月前くらいからはじまりました。とても難しいです。新次郎はかなりの腕前ですから、弦を見ずに引かないといけませんし、姿を美しく見せないといけないので。先生に、通常は稽古をはじめて三年半くらいにやることを今やってますって言われました。撮影と平行で稽古するのはなおさら難しいですね。これからも三味線を弾くシーンは結構出てきます。お楽しみに」。

びっくりぽんシーンの連発が放映されました。波瑠ちゃん「びっくりぽん、すごい言ってますね。恥ずかしい。可愛く見えるのは気のせいです」「気のせいってw」「(杉浦さんが)先日JRに乗っていたら結構混んでて、たまたまひと席空いた時、その席の前に立ってた高校生くらいの女の子が「びっくりぽんや」って言ってて、そこまで浸透してるんだって思いました」「へぇー。それはびっくりぽんや」。

巾着をブンブン振るシーンの連発が放映されました。玉木さん「今日も巾着を持ってきていただいてるかたがいらっしゃいますね(前から三列目あたりの一列全部、玉木さんのファンのグループらしく、みなさん揃いの白の巾着を持ってきてて、ブンブン振ってました)。ありがとうございます。振ってみてもらえますか?。こら涼しいなぁ。びっくりぽんや。巾着のことは台本のト書きにブンブン回すって書いてあるんです。僕は忠実に演ってるだけです。巾着を綺麗に回すコツは、軸をぶらさず、上下に縦に動かすことです」「シーンによって変えてます?」「変えてないですよ」「さっきの土手のシーンはちょっと違うような気がしましたけど」「あの日はホントに暑かったんです。真夏の猛暑の日で、もうしんどかったんじゃないかな。撮影終わりかなぁって」。

波瑠ちゃん「びっくりぽんの言い方は、状況によって変えてます。いろんなびっくりぽんがあって、振り返ると結構びっくりぽんですね。感情と切り離して、ただセリフを読むだけのびっくりぽんだったら、なんて言うかうまく言えないんだけど、キーホルダーみたいになっちゃうんです。びっくりぽんだけ標準語なんです(イントネーションが”く”に来る)。本来の大阪弁だと「びっくりぽんや(イントネーションが”ぽ”に来る)」なんですよね。なんでですかねー。いろいろやって、全国放送なんで、全国のかたにわかりやすくってことかもしれませんね」。

続いては共演者について。まずは宮崎あおいさん。波瑠ちゃん「宮崎さんはホントにはつさんのようですね。すごく物静かです。可愛らしくて可憐。いつも静かに刺繍をされてます。その隣で私が下手くそな刺繍をしてて、ホントにはつとあさみたいです」「ホントに宮崎さんは物静かで、無駄な口は開かないですね」「それって私が無駄口たたいてるってことですか?」「いやいやそうじゃなくて(^^;;。いつも刺繍をしてらっしゃいましたね」「朝ドラヒロインの先輩としては、とにかく体力が大事だから体調に気をつけてってアドバイスしてもらいました。言葉というよりも、凛とした佇まいに学ぶことが多いです」。

波瑠ちゃん「寺島さんとは忘れられないシーンがあります。お父さんに「ちゃんとおなごに見えるで」って言われるお嫁入りのシーンなんですけど(第12回)、梨江さんの「いつかあんたにも、おなごが生まれてよかった~いう日がきっと来る。せやからしっかりな。やらかい心を忘れんと、ええお嫁さんになるんやで」っていうセリフがあって、あさちゃんとしてだけじゃなく、波瑠としても心に残るシーンでした」。

玉木さん「近藤さんにはホントに可愛がっていただいてます。近藤さんがいると空気がピリッと引き締まります。いろんな経験をされてますから、押し付けがましくなく、ホントにさりげなく、ここはこうしたほうがええんちゃう?っアドバイスをくださいます。時々台本と違うことを仰るのですけど、ご自分でこっちのほうが自然ちゃうかっていうのを考えてらっしゃるんだと思います」。

波瑠ちゃん「亀助さんはおもしろいです。あ、三宅さん。私たちのなかではすっかり亀助さんなんです」「写真が面白いw。亀っぽいw。役もご本人も優しくって、三宅さんの性格が出てるんだろうなぁって思います」「ムードメーカーですね」。

波瑠ちゃん「友近さんは面白いです」「すごくシャイですね。話しかけてもなかなか答えてくれなかったんですけど、最近ようやくちゃんと話せるようになりました」「え?、そうなんですか?」「うん。食事に行ったりして、そっから一気に普通に話せるようになりました(そら、玉木さんに話しかけられたら普通誰かて緊張するでしょうww)」「友近さんは一歩引いた所から観察してますね」「そうだね。あと消え物っていうんですけど、撮影で使うお料理にすごく反応しますね。ずっとその話してます。うどんが作られたりしてると、お出汁のええ匂いがするなとか、あのみかん美味しそうやな、あの後どうするんかな?とか」「そういうお料理はみなさんも召し上ったりすることあるんですか?」「はい、ありますね」。

BKワンダーランドの期間中は、T-1スタジオの加野屋セットを見学できます。玉木さん「中に入れるんですか?」「はい。入れます」「お店には上がれるんですか?」「残念ながら店内は上がれません」「加野屋もそうですけど、あさが来たのセットは大河でも使えそうなほどです。立派ですわ」「加野屋のセットではいろんな名場面がありましたね」「そうですね。泣いて笑って怒って覗き見て」「内緒話ができない空間ですね」「そこが加野屋の風通しの良さなんじゃないですか?」。

杉浦さんから、ファンのみなさんがもう一度みたいってみんな思っているシーンをひとつご用意しました、ということで、あの、土方さんが金策にきてからのお姫様抱っこまでのシーンが放映されました。玉木さん「懐かしい」「懐かしいですね。結構前ですね」「この時のあさちゃんは、目が格別に大きかったと思うのですが」「うん。この時も大きかったけど、つい最近の放送でもありましたね。五代さんとケンカして啖呵切ってたシーンは、いつもにも増して大きくって目が落っこちたらって心配しました」「よく、目がこぼれそうってこうされるんです(目の下に手のひらを開いて)」。

杉浦さん「話を逸らさずに」「新選組のシーンは緊張しました。山本耕史さんってホントに土方歳三のイメージが強いじゃないですか。だから怖くて、もう山本さんに緊張してるのか土方さんなのかどっちかわかんないくらい緊張しましたね。女の弱い立場で新選組に立ち向かわなければならないシーンでもあったので。ホントに足が震える想いでした。足をどうやって震わせるのか悩みました。浴衣だと足が隠れちゃうのでわかりにくいんです。旦那様と亀助さんに相談したら、やって見せてくれました」「こうやったらって(玉木さん実演)」。

杉浦さん「新選組はわかりました。そろそろ確信にいきましょうか。朝からラブシーンでしたよね」「朝から?。ああ放送ですか。撮影は確か夜だった気がします。見えないようにアングルを調整するんです。ぴったり合う組み合わせを探して。新次郎のほうで見えないように、でも重なりすぎないようにしないといけないから、肩がこんなに不自然だったりしました」「そう。だからキスシーンは全然ロマンチックじゃないんです」「影絵のシーンも、華やかにドラマチックに見せようと大げさに脱ぐ動きをしたら、スタッフにやり過ぎだからやめてくださいって言われました」「お祭りみたいでしたね、あれは」「さりげなくすっと左に消えました」「障子を開け閉めする所作が美しいなって思いました」「あれは簡単で、自分が真ん中にいればすっと閉められるんです」「だからどうやって真ん中に行くのかって話じゃないですか」「畳の角に行けばいいでしょ?」「なんほど」。

いよいよ来週から炭鉱が出てくるようです。波瑠ちゃん「あさちゃんは石炭石炭ばっかり言います。それで珍しく旦那様に怒られたり」「あさがかっこよくなります」「BKワンダーランド期間中は、アトリウムで炭鉱のセットを公開してます。くぐり抜けられるようになってます」「昨日、美術さんが作ったみたいです。セットを組むのは、ホントにすごく大変みたいですから、ぜひご覧ください」。

あらかじめ整理券を配った時に一緒にお客さんにアンケートを配ってました。そのなから二つ、波瑠ちゃんと玉木さんが一枚ずつ選んで、答えてくれます。まずは玉木さんへの質問。「関西弁を覚えるのは大変じゃなかったですか?」「勉強しました。先生がついててくれるんですけど、その週の撮影分の音源を渡してくれて、それを聞いて覚えました。非常に難しいです。自分は名古屋なので関西弁を耳にする機会は昔から多かったんですけど、話すことはなかったので。関西弁でセリフに気持ちをのせることがとても難しかったです。何度も繰り返して体に入れる作業ですね。でも最近は慣れてきて、一回使った言葉をアドリブで使えるようになりました。そうだすなぁとか、間をつなぐ言葉で。へぇがそれに当たるのかはわかりませんけど。あと、スタッフと相談して、微妙なニュアンスをちゃんと伝えるために、セリフの言い回しを変えることはあります」。

続いて波瑠ちゃんへの質問。「最近のびっくりぽんはなんですか?」「うーんなんだろ?。今大阪ではマンションを借りているんですけど、夏の暑い時に、東京に戻る用事があって、大阪に帰ってきたら電気が止まってました。これか、これが料金不払いの停電か、びっくりぽんやって思いました。いつもよくあるんですよ、やっちゃったーっていうことが。それで反省もせずまたやっちゃうんですけどね。うっかりぽんのすっかりぽんですね」「すぐに復旧したんですか?」「はい。電話したらすぐに」「普段だったら自動引き落としとかだけど、撮影中の十カ月だけですからね」。

最後に、今後の見処をお二人が紹介してくれました。玉木さんから「あさは外に外に向かいます。ますます仕事に夢中になっていきます。炭鉱をはじめます。新しいあさが来て、新しい出会いをします。どんな出会いが待っているのか、楽しみにしてください。今日はありがとうございました」。

波瑠ちゃん「あさちゃんはこれからたくさんの場所でたくさんの出会いをします。女商人として成長していきます。加野屋と人との関わりも変化していきます。皆さんを元気にしますので、これからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました」。

読んでいただいたら雰囲気がわかると思うのですけど、波瑠ちゃんと玉木さんのやりとりがとてもナチュラルで、遠慮なくぽんぽん話をつなげてくれるので、とてもおもしろかったです。朝ドラトークショーは、出演するキャストさんがトークのプロではないので、どうしても変な間ができることがあるのですけど、杉浦さんの素晴らしい進行もあって、まったく違和感がなかったです。お二人とも、おしゃべりが好きなんですね。

通例のBKワンダーランドのトークショーでは、キャストさんの体調を考慮してだいたい30分なのですけど、今日はなんと、1時間を超えてました!。波瑠ちゃんも玉木さんも杉浦さんも、ホントにおつかれさまでした!。楽しかったです。ありがとうございました!。