Pochiのブチブチジャーニー

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介護保険料をめぐって

2010-11-21 14:55:02 | Weblog
 介護保険料が値上げされるようだ。そりゃそうだろう。長生きになったおかげで介護を利用する年寄が増えている。一方で負担する若年層は先細りというわけで、このままでいけば先行きは破綻するのは明白だ。保険料をある一定水準で止める以上、当然、その分のサービスは制限されるというわけだ。
 その解決策としては、根本的には第一に年寄に安楽死を選択肢として認めること。治療の見込みもなく、本人の苦痛も激しいのに生かし続けているケース。これはどう見たって安楽死を認めるべきだ。強制と言っているわけではない。本人ないし家族の選択で早く死ぬ自由を認めるというわけだ。この場合、いささかのインセンティブも必要かもしれない。
 次に確定死刑囚を早く処刑する。経費の無駄である。第三に若年者でも治る見込みのない病気では安楽死も選択できるということにする。さらに、ある年齢を超えた人間には希望で安楽死を認める。
 そのほかにもあるだろうが、とりあえずはこのくらいから実施していく。今のままでは将来介護人などはなく、多くの人が野たれ死にするのは想像できる。

 ところで、老人保健介護施設というのがある。基本的にはリハビリ施設という範疇だが現実的には特養に行くまでの施設という意味合いが強い。ここでは施設からもらえる薬に制限がある。たとえばアリセプト、5ミリ錠で薬価は433.8円だ。これを仮に30日飲めば月に13,014円かかる。こういう高い薬は採算が取れないので原則的に施設では出さない。なぜかというと、薬代は介護保険で賄われており、医療保険は使えないからだ。このため、施設の採算を脅かすような薬は使えないというわけだ。だから、施設に申し込むと説明の段階でアリセプトは出ませんという。これが現実だ。だからといって、個人が自費で負担するとなると、これが混合診療ということになる。
 介護老人保健施設で高い薬が使えないというのも、この保険料、あるいは混合診療などとも関係しているようだ。
 ただし、有料老人ホームの場合は医療保険が使える。この場合の問題は施設の経営の安全性にかかってくる。補償がないということだ。たとえば、入居する施設がいつ経営不安になるか判らない。その時の補償である。