音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

124 中島美嘉ライブ

2009年04月30日 16時09分47秒 | ライブレポ
[2009年4月29日 東京国際フォーラム ホールAにて]

トータルNo 123のブログ内で、“4月は2本、日本人アーティストの公演に行く…”と言いました。その2本目がこのライブ。
25日に続き、同じ会場へ行って来ました。しかし今度はホールA。そういえば、2月のジェフ・ベックも会場がホールAでしたね。

中島美嘉のライブは、2年振り、2回目の参戦。
昨年2008年11月に、ニューアルバム『VOICE』を発売した彼女。
このアルバムの購入特典に、ライブチケットの先行予約が付いていました。それを
エントリーした結果、当選。振り返ると、12月にチケットを発券。「4月29日なんて、まだ先だなぁ~」と思っていたら、早くもその日が来ちゃいましたよ。(笑)
座席は、2階後方端。桟敷席っぱいですが、幸い、前に座席がなく、階段となっていたため、開放的で、見渡しはOK。ビジョンのセッティングもあったので、観覧は悪くなかったです。むしろ1階の後方席よりもよかったかも。

彼女はもちろん、他ギター2名、ベース、ドラム、パーカッション、キーボード、コーラス3名、バレリーナ2名、ダンサー2名という布陣。
バレリーナや、ダンサー達の踊る演出が加わったのと、セットリストがロックや、アップテンポな曲がやや多かったせいか、前回のツアーよりもアグレッシブなものだった気がします。
彼女はアンコール時も含め、4パターンの衣装で熱唱。2パターン目以降は、彼女のステージ・スタイルである、“素足”で登場。
彼女も歌に熱が帯びると、表情に表れ、前屈みになって歌います。特に、
“Helpless Rain”や“見えない星 ”で、熱く歌う彼女にグッと来ました。
恥ずかしながら、ライブに行くのにも拘わらず、ニューアルバムの予習が完全に出来ていなかった私。ピアノ一本で歌っていたニューアルバム収録曲“声”に感動。またしっかり聴き直さなくてはいけません。ステージで惚れて、聴き直して惚れて…、ということって、洋邦問わず、ライブに行くとよくあるんです。(笑)
またこの曲が終わってからの、この曲のピアノソロが感動的な演出でした。(←その間、美嘉さんは衣装チェンジタイムなのです)
アンコールでの最後の曲は、何と“雪の華”。この曲静かで、美しいバラードで、私も大好きな曲。いや~、感動のラストでした。
そして彼女を中心に、ツアーメンバー達とステージ前方に手を繋いで一列に列び、彼女がマイクを使わず、大きな声で「どうもありがとうございました~!」言って、頭を下げ、最後の挨拶をした時も、とても感動しました。

彼女を見ると、“クールで、ドライな女性”というイメージを持つ人がいるでしょう。確かに“いつもニコニコ”タイプというより、物静かなタイプですが、MCでは、話しかけてくる観客に出来るだけ応対する気遣いがあったり、MCも楽しく、実際は可愛く、とても素敵な女性です。歌っている姿に美しさを感じ、またMCで見せる笑顔に可愛さに感じ…、そこが彼女の魅力で、私も含め、そんな彼女に惹かれるのでしょう。
また是非、彼女のライブに行きたいです。

ツアーグッヅがいくつかありましたが、ツアープログラムを買いました。プログラムというより、“ツアー限定写真集”です。(←前回ツアーもそうだった)
しっかりとした装丁です。ただちょっと高い…。(笑)
でも、素敵な写真が載っていました。↓↓↓

               


さて、昨年9月のジューダス・プリーストのライブから、中島美嘉のライブまでの約8ヶ月間。6つのライブに行きました。これほど立て続けだったのは、久しぶりのこと。
そして、ライブに行くものここで一旦、おしまい。でも、またどんな公演が実現するかわかりません。行ってみたいものが実現すれば、足を運ぶでしょう。
でも、ライブの楽しみが無くなると思うと、ちょっと寂しいです。
〔ライブレポ # 6〕
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123 松下奈緒コンサート

2009年04月27日 11時14分59秒 | ライブレポ
このブログに“CD日記邦楽編”というカテゴリがあります。このカテゴリのスタートはまだ先の予定ですが、ライブレポはリアルタイムなものなので、ジャンルを問わず記していきたいと思います。
来日アーティストの公演に行くことがありますが、日本人アーティストの公演に足を運ぶこともあります。
奇遇にも、この4月は2本、日本人アーティストの公演に行くので、ライブレポを書きます。


松下奈緒コンサート
[2009年4月25日 東京国際フォーラム ホールCにて]

                
                ツアーグッツのポストカードと、携帯ストラップ

ピアニストであり、女優でもある彼女。今、私、彼女の大ファンなのです。
2月にニューアルバムを発売。 今回はそのツアーです。
4月25日という日が仕事になるかどうか未定だったのですが、運良く何もなくフリーの予定に。チケットも取れて、足を運ぶことができました。

実は、彼女のコンサートに行くのは今回が初めて。そして、ピアノ・インストのコンサートも初めて。何と言いますか、“構え”のようなものがわかりません。また彼女にも会えるということもあってか、少々緊張気味に会場へ行きました。

実際に始まると、構える必要は全くなく、彼女が奏でるピアノを感じ取ればいいのです。
基本は彼女のピアノが中心。曲によって、2名のストリングス、ギター、ベース、ドラムのサポートメンバーが登場しました。
コンサート中盤では、彼女が一生懸命練習したグロッケン(鉄琴)を披露する場面も。やはり緊張したのか、少々不安のある(?)演奏でしたが、終わった後に「(グロッケンの方が)ピアノより上手いなんて言わないでね」と彼女が言い、会場から笑いが起きました。
静かな曲では美しく、またジャズテイストの曲では躍動感のあるピアノが聴けました。
ステージ本編では赤いドレスを着ていた彼女ですが、アンコールでは、ジーンズにスニーカーと、とてもカジュアルな姿で登場。むしろ、そういう飾らない姿に、感動を呼びます。
アンコールでは4曲を演奏。サポートメンバーがステージ袖に退いた後、ラストは彼女の一人のピアノ・ソロで締めくくり。
主役である彼女がステージに一人立ち、会場全体に最後の挨拶で頭を下げている姿に感動。そして、大きな拍手が起きました。

そうそう、終演後、会場出入り口にセットリストが掲示してありました。その日のコンサートを振り返る際、どんな曲目だったか、曲順だったかわかるので、こういうのって、ありがたいです。私も含め、リストを携帯電話のカメラで撮っている人がけっこういました。

演奏はもちろん、彼女のMCも楽しく、気さくな人柄が窺えました。
彼女も私と同じように、常に音楽に接している生活のようで、いろいろな音楽を聴くそうです。そんな彼女と音楽談義をしてみたいですねぇ。彼女にこのブログの宣伝をしてみようかな?(笑)

最近私は、思うように物事が運ばないことがあったりして、不安を抱えたり、イライラすることがありました。しかし、このコンサートに行って、何か気持ちが和らいだ感があります。
翌日も、まだコンサートの余韻が残っていて、ジヮ~っと感動が甦ってきます。このような気持ちになるとは、本当に素敵なコンサートだったのだと思います。
また是非、彼女のコンサートに行ってみたい、と思いました。

それにしても、彼女素敵でした。ますますファンになってしまった、ニッチーくんです。(笑)
〔ライブレポ # 5〕
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122 『PHYSICAL GRAFFITI』〈'75 イギリス〉(その2)

2009年04月24日 11時02分40秒 | CD日記 '70洋楽編


ミュージシャン:LED ZEPPELIN

〈DISC 2〉
1. IN THE LIGHT
2. BRON-YR-AUR
3. DOWN BY THE SEASIDE
4. TEN YEARS GONE
5. NIGHT FLIGHT
6. THE WANTON SONG
7. BOOGIE WITH STU
8. BLACK COUNTRY WOMAN
9. SICK AGAIN

さて、前回に続き、ZEPの『フィジカル・グラフィティ』の(その2)です。
こちらでは、DISC 2のお話しを。

DISC 1を“ヒット・サイド的”と形容しましたが、このDISC 2は、少々大げさに言うと、“実験的、プログレ・サイド”かもしれません。もっとシンプルに表現すると、バラエティに富んでいると言ったところでしょうか。

2、3はアルバム『Ⅲ』、5、7は『Ⅳ』のアウトテイクとなっています。
キーボード効果がフューチャーされた1は、幻想的、また聖なる雰囲気のある実験的な曲。“Light, light, light, In the light~♪”と歌い上げるサビは感動を呼びます。
ちなみに、この曲の叩き台となった“In The Morning”という曲をブートCDで聴いたことがあります。“リハーサルもの”なので、音はクリアありませんが、こちらはもっと荒い部分もありますが、サビへ入る演奏で感動を呼びます。
2は美しいアコースティック・ギター・インスト。思わず、「ペイジさん、綺麗なギター弾くじゃん!」と思ったりもします。(笑)
3は、穏やかな曲。タイトルにあるように、エレキ・ピアノが浜辺のさざ波を想起させます。
5は明るくカラッとしたロック。 ジョン・ボーナム(以下;ボンゾ)のドラムリズムがポイントになっています。
6はまさしく、ヘヴィー級HR。
7は、ローリング・ストーンズのサポートメンバーでもあった、イアン・スチュワートのブギウギ調ピアノがフューチャーされた曲。聴いていて、とても楽しい気持ちになります。
そしてラスト、HRの9。ライブ録りのようにラフな仕上がりの音ですが、そこがまた生々しくて、いいのかもしれません。
それと、バス・ドラムが破れるのではないか、というくらい、ボンゾの力強いドラミングが聴けます。 本当に素晴らしいです。

2回に渡ってお話しした、このアルバム。
アウトテイク曲が収録されていながらも、それを感じさせない密度。それはペイジのプロデュース力によるものなのでしょうか。
彼らの他の作品に比べると、ボリューム面からしても、ちょっと深い作品なので、ZEPビギナーに人には、いきなりオススメできません。しかし、もしZEPが好きで、まだ未聴であるのならば、“外せない作品”なのでは、と思います。
[CD日記 '70洋楽編 # 21]
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121 『PHYSICAL GRAFFITI』〈'75 イギリス〉(その1)

2009年04月22日 11時04分21秒 | CD日記 '70洋楽編


ミュージシャン:LED ZEPPELIN

〈DISC 1〉
1. CUSTARD PIE
2. THE ROVER
3. IN MY TIME OF DYING
4. HOUSES OF THE HOLY
5. TRAMPLED UNDER FOOT
6. KASHMIR

高校3年生の12月。志望大学の推薦入試を受けました。しかし、敢えなく不合格。
私の世代は第二次ベビーブーム世代。なので、入試を受ける人も多く、受験は狭き門に。私の場合は、勉強不足が失敗の原因ですけど…。(笑)
私は公立高校に通っていたため、易しめの問題内容の推薦入試に合格しなければ、ほぼ浪人生活が確定。
推薦入試の結果に凹んだ私ですが、そのうち開き直りと、本格的な入試対策をしていない私が「まだチャンスはある!」と、年明けの一般入試に“逆転ホームラン”が打てると、“妄想”のような確信を抱いたのでした。
そんな状況の私が、「せめて冬休みは、ツェッペリンを1枚買い進めて、聴くぞ」と思って買ったのが、この作品です。

通算6作目。ZEPの作品の中で、スタジオ盤としては唯一の2枚組でもあります。
何でも、それまでのアルバムのアウトテイクも収録したため、2枚組になったようです。
とは言っても、作品としては引き締まったものがあり、一般的には少しかすれた(?)存在のアルバムですが、大作なのではないかと思います。
2枚組ということもあり、CD日記では2回に分けて記していきたいと思います。

まずはDISC 1。
曲目では、2と4は前作『HOUSES OF THE HOLY』(←[CD日記 '70洋楽編 # 16]も参照)のアウトテイク。
少々大げさな言い方ですが、DISC 1はDISC 2と比べると、“ヒット・サイド”的な印象があり、ZEP流HRが聴けます。
ファズの効いたペイジのカッティングでスタートする、1。「ZEPのアルバムがスタートするぞ」と思わせます。よく聴くと、ジョン・ポール・ジョーンズのベースが“ブルル、ブルル…♪”とファンキーなメロディを奏でています。
2もミディアムテンポのHRですが、私個人はサビのギターのメロディラインが好きです。
3は、ペイジのスライド・ギターが光るブルースHR。泥臭い曲ですが、盛り上がる部分もあり、そこでは、ジョン・ボーナムも強力なドラムを叩き出しています。
そういえば、この曲、1993年のカバーデイル・ペイジの来日公演でも、プレイしていました。
4は、前アルバムと同名タイトル曲。このアルバム収録したのには、リスナーや、辛口音楽評論家達に「何で?」と思わせるよう、故意に“仕掛けた”のだとか。ミディアムテンポでカラッとしていて、金属音的な効果に仕上げたペイジのギターが印象的な曲です。
5は、ファンキーなHR。後期ZEPのライブで、必ずプレイされたという曲です。
6はDISC1の実験的な曲であり、ハイライト曲。管楽器や、弦楽器もメロディを奏でる壮大な曲です。メロディが東洋的な雰囲気を醸し出しています。そのアイディアはジョン・ポール・ジョーンズものだとか。緩やかなロバート・プラントのVoラインも印象的。
しかしこの曲、私個人は何か今一つ、スパイスというか、パンチが無いように思え、少しダラッとした感じにも聞こえ、「まあまあかな」というのが感想です。

(その2に続く)

[CD日記 '70洋楽編 # 20]
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120 『IN THE COURT OF THE CRIMSON KING』〈'69 イギリス〉

2009年04月19日 17時39分07秒 | CD日記 '60洋楽編


ミュージシャン:KING CRIMSON

1. 21ST CENTURY SCHIZOID MAN
            including MIRRORS
2. I TALK TO THE WIND
3. EPITAPH
     including MARCH FOR NO REASON
       including TOMORROW AND TOMORROW
4. MOONCHILD
     including THE DREAM and THE ILLUSION
5. THE COURT OF THE CRIMSON KING
        including THE RETURN OF THE FIRE WITCH
                and THE DANCE OF THE PUPPETS

ジャケも、内容もまさに“モンスター・アルバム”と言っていい作品。

私がこの作品と出会ったのは、高校3年生の時。
当時、ある音楽誌の特集記事で、'60、'70年代の音楽をジャンルに絞って紹介、それぞれに代表アルバムを挙げていました。
その中の1つに、この作品が載っていました。小さい写真でしたがジャケ写真を見て「面白いジャケだな」と思ったのが第一印象。そして、友人が興味を持って購入したらしく、その友人から借りて聴いたのです。

クリムゾンの1stアルバム。
1曲に展開のある曲が多く、とても完成度の高いアルバムです。
1は、まさに名曲。目眩く、スリリングに展開する間奏部は圧巻!効果が加えられたヴォーカルは斬新だったようで、当時初めて聴いた人は「ステレオの調子が悪いのでは?」と思ったという話もあるとか。
乱暴な言い方かもしれませんが、ロック好きならせめて、この1は聴いておいて損は無いと言える曲です。
1のラストはフリーで、グチャグチャなプレイで終わるのですが、間一髪、フルートの音色で始まる2。この“間”は何度聴いても鳥肌モノ。
さて、その2はフルートの美しい、温かい雰囲気のあるバラード。このアルバムで一番聴きやすい曲です。
寂しくもあり、また荘厳な雰囲気のある3も最高。中間部分で、徐々にフェイドインし、盛り上げるメロトロン(※)は、何度聴いても鳥肌モノ。

(※)メロトロン:簡単に言うと、キーボード楽器。いろいろな楽器の音色が収録されたテープを内蔵。鍵盤を押すことで、そのテープが再生される仕組みになっている。(←テープの交換でいろいろな音色を演奏できる)なので、現在のサンプリングの原点のようなもの。フルートや、弦楽器の音色のテープが収められたものでは、ちょっとくぐもって、かすれた音が聴けるのが特徴。
'70年代ブリティッシュ・プログレが好きな人は、この楽器が好きな人が多いとか。(私もその一人・笑)

4もちょっと寂しげな曲ですが、その中に美しさが混在しています。しかし、後半のフリーの演奏は、私は何度聴いても、よくわかりません。(笑)
少々ファンタジックな雰囲気がある5。この曲でも、メロトロンが活躍しています。
ちなみに'90年代初頭、アパレルメーカーのTVCMで1と4が、2000年頃には、車のTVCMで1が使われたりもしました。

1969年に発売されたこの作品。ジャケットの印象や、画期的な曲も相まってか、当時、ビートルズの『アビイ・ロード』をチャート越えしたことから、ロックの新時代を予感させたそうです。

さて、友人から借りた私は、最初は「どうかなぁ~?」と思いましたが、何と、聴いてみれば、「なかなかいいじゃん!」と思った訳です。これがクリムゾンとの最初の出会いとなったのです。

現在、この作品を3つ所有しています。LP盤、30周年記念紙ジャケ仕様CD、そして現行オリジナル・マスター・エディションCDです。CDは現行盤の音が、けっこう良いですね。
それにしてもこのジャケ、怖い(?)デザインですが、ジッと見入ってしまう魅力があるのも事実です。↓↓↓


LP盤

お気に召した方は、お部屋に飾って、インテリアにどうぞ。(笑)
[CD日記 '60洋楽編 # 15]
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