音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

471 お買い物 (2021 / 7月購入分)

2021年08月24日 20時58分03秒 | 音楽コラム
2021年7月に購入した音楽ソフトのお買い物報告です。

1) KUWATA BAND / MERRY X'MAS IN SUMMER (EP)
2) POWERWOLF / CALL OF THE WILD ◆
3) ALICE COLTRANE / HUNTINGTON ASHRAM ◆
4) CHICAGO / CHICAGO IX (LP) ※
5) VAN HALEN / WOMEN AND CHILDREN FIRST (LP) ※
6) THE THREE DEGREES & MFSB / Vol.1 (LP)
7) 寺内タケシ&ブルージーンズ / '81 運命 (LP)
8) キャンディーズ / ハートのエースが出てこない (EP)
9) 桜田淳子 / 天使のくちびる (ミニLP)
10) 尾崎紀世彦 / また逢う日まで (EP)
11) 三好鉄生 / 涙をふいて (EP)
12) 葛城ユキ & Salty Dog / SHOUT (LP)
◆は新品で購入したもの。その他は中古盤で購入。
※印以外は、初購入(初めて買った、もしくは初めて聴く)の作品。

仕事が落ち着き、本来ならCD漁りをするため都心へ出掛ける7月なのですが、昨今の社会状況やオリンピック開催等が重なり、大々的な買い物へ出掛けることが出来ません。(感染対策をしっかりしても、ちょっとイヤです)
ということで、店主と顔なじみの郊外の中古店を覗いたくらいです。

新品は以前から予約していた2)と3)の2点。クラシカルで荘厳なHR/HMの2)は、夏ゆえに“ 待機 ”の状態。真夏にHR/HMは暑さが倍増されるので、もう少し涼しくなってから(笑)。
3)はジョン・コルトレーンの妻、アリス・コルトレーンの作品。過去に彼女の別作品を聴いたことがあります。その作品フリーで、スピリチャルで、すごく壮大。時にはホラー映画のようなストリングスが入り、聴いていてコワくなることがありました。
今回の3)はそれ以前のアルバムで、全体的にジャズ(ちょっとフリー・ジャズ)な内容。彼女はアルバム前半でハープ、後半でピアノをプレイ。ロン・カーターのベースがいい味を出しています。↓↓↓


3) ALICE COLTRANE / HUNTINGTON ASHRAM


今年6月に他界したギタリストの寺内タケシ。
寺内タケシとバーニーズ名義で発表した、1967年のアルバム『レッツ・ゴー「運命」』。ベートーベンの『運命』をはじめとしたクラシック音楽を、エレキ・ギター・サウンドへ取り入れた革新的なアルバム。
7)はその1967年版を再構築し、新たにレコーディングした作品。‘ ウィリアムテル ’など、多くの人がどこかで耳にしたことのあるクラシック音楽も収録。アルバムラストにプッチーニ作曲のオペラ『蝶々夫人』からの ‘ ある晴れた日に ’ を収録。穏やかな曲調で、クリアなトーンのギターに染みるものがあります。↓↓↓


7) 寺内タケシ&ブルージーンズ / '81 運命 (LP)

[音楽コラム # 214 ]
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470 '70年代ハード&ヘヴィ20選をやってみて思ったこと

2021年08月13日 08時50分22秒 | マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20
当初は、10枚を選ぶつもりでした。しかし選び出すと、「あ、これが入らなかった、あれも入らなかった…」となり、結果20枚選び出しました。

レコード・コレクターズの方ではレインボー、クィーン、KISS、ヴァン・ヘイレンが挙がっていました。
私もそれぞれ好きなバンドです。しかし私が選ぶ際、彼らの作品を“ ハード&ヘヴィ ”として候補に挙げるとなると、違和感がありました。
レインボー、クィーンは“ ハード&ヘヴィ ”ではあるけれど、それだけに括られない演劇性があります。
KISSは“ ハード&ヘヴィ ”と呼ぶには、カラッとしていて、ポップスの要素も含んだHRに(私には)聞こえます。
ヴァン・ヘイレンも、エディのギターはヘヴィだけど、サウンド全体としては重量感はそれ程でもないかと。
ということで、これらのバンドは挙げませんでした。
私の持つ“ ハード&ヘヴィ ”感は、総じて「重量級」と「野性味」(←“ ハード&ヘヴィ ”だから、当たり前なんですが・笑)のある作品であると、改めて気づかされました。

誌面で選出されたアルバム、私が選んだアルバム。…これらを読んだ皆さんが共感できるもの、違うなぁと思うもの、また「ほぅ、それを挙げるかぁ」と思うものがあるかもしれません。
私も改めて勉強になり、また奥深く楽しいなぁと思えました。またまた音楽生活の深みにハマりそうです。

レコード・コレクターズの次号は、'80年代ハード&ヘヴィの予定だとか。
私の場合、'80年代は枚数が少ないですね(でも1位候補は決まりそうな…) 。誌面を通して、また勉強になるかもしれません。
このブログでも'80年代版も出来ればアップしたいと思います。


[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 6]
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469 『マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20』〈4〉第1~5位

2021年08月11日 09時16分49秒 | マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20
選考基準
◆1970~1979年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。


第1位 MOUNTAIN 『CLIMBING!』(1970)


私の中で“ ハード&ヘヴィ ”といったら、このアルバム。初めて聴いた時、巨大な岩がゴロゴロと地響きを立てながら転がってくる様を想像しました。
レズリー・ウェストのVoは吠えるようであり、またギターは豪快ではあるも、繊細な部分も聴けます。またベースのフェリックス・パパラルディはクリームのプロデュースをしていたこともあり、その経験、手腕がこのアルバムで発揮されたのでしょう。
それにしても、1曲目“ Mississippi Queen ”何回聴いてもシビれる、永遠のハード&ヘヴィな1曲だと思います。



第2位 HUMBLE PIE 『SMOKIN'』(1972)


驚異的なソウルフルVoのスティーブ・マリオットを擁するハンブル・パイ。ここでは、それまでの骨太なHRサウンドに加え、ドタン、ズンズンとくるヘヴィさを強く出ています。やや地味ながらも、しっかり熱量は持っているこのアルバムの特有な雰囲気も私は大好きです。アルバムラストに並ぶ2曲、‘ I Wonder ’と‘ Sweet Peace And Time ’を聴くと、私は万歳をしちゃいます(笑)。



第3位 GRAND FUNK RAILROAD 『CLOSEER TO HOME』(1970)


本当は彼らの2ndを挙げるつもりでしたが、私の認識ミスで2ndは1969年の発売。ということで、この3rdを挙げました。
彼らは演奏が上手い方ではなく、荒削りで力ずくのHR。ベースがブンブン鳴っていることがまさにヘヴィですねぇ。
そんな彼らも後年は洗練されたHRに。このアルバムは荒削りHR期の最後のアルバムかもしれません。



第4位 BLACK SABBTH 『BLACK SABBTH』(1970)


エフェクトの掛かったトニー・アイオミのヘヴィなギターを中心に、オジー・オズボーンの(上手い方ではなけど)ヴォーカルがオカルトっぽさっを出している、暗く、重いHR。全編を漂う独特な雰囲気は何なのでしょうか。ある意味、奇跡で出来上がったアルバム。極端なことを言えば、アルバムタイトル曲に“ ハード&ヘヴィ ”が凝縮されています。



第5位 DEEP PURPLE 『IN ROCK』(1970)


こちらも大御所ディープ・パープル。楽曲では他のアルバムに譲りますが、単純にパープルの“ ハード&ヘヴィ ”といったら、このアルバムではないでしょうか。
バリバリ、ガリガリとした音質(曲によっては音割れも?)で、全編噛みついてきそうな気迫が伝わってきます。ただ終盤になると、ちょっと投げやりな所も感じますが。


[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 5]
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468 『マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20』〈3〉第6~10位

2021年08月10日 09時10分09秒 | マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20
選考基準
◆1970~1979年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。


第6位 LED ZEPPELIN 『PRESENCE』(1976)


大御所バンドのZEPです。(通称名)『IV』か『PRESENCE』か迷ったのですが、単純に“ ハード&ヘヴィ ”ということであれば、この『PRESENCE』でしょう。
ややドライな感もありますが、ペイジのジャリッとしたギターを中心に、鉛のような重さがあります。
彼らが解散しなければ、これをもう少し発展したサウンドを聴くことが出来たかと思うと、残念。



第7位 AEROSMITH 『ROCKS』(1976)


ベテラン老舗バンドのエアロスミス。多数のアルバムがありますが、このアルバムは気迫とヘヴィさを併存しているアルバム。ブリティッシュHRの薫りも漂います。彼らのアルバムで、このタイプのサウンドが聴けるのはこれだけだと思います。
私が初めて聴いたエアロスミスはこのアルバムで、とても印象深いものとなり、他にこれを超えるものが無く、寂しい気もします。



第8位 BUDGIE 『IN FOR THE KILL!』(1974)


イギリスのトリオバンドの4thアルバム。グリグリ、ゴリゴリした強力なギター・リフを中心に、重量級の曲が聴けます。初めて彼らを聴いたときは、シビれましたねぇ。
ただVoが弱い(線の細いロバート・プラントにも聞こえる?)のと、どこか突き抜けるものが無く、聴き疲れる感もあります。それ故に、(悪意で無く)B級扱いになってしまうのでしょうか。
とは言え、メタリカが彼らの曲をカバーしたり、後年のHRバンドへ影響も与えているようです。もう少し評価されても良いのかもしれません。



第9位 URIAH HEEP 『LOOK AT YOURSELF』(1971)


オルガンがビービーが鳴り、ヘヴィさを出しています。アルバムタイトル曲が特に顕著。この曲の後奏部が大好きです。今回の20選の中でオルガンが強めなのは、このアルバムだけになりますね。



第10位 THE WHO 『WHO'S NEXT』(1971)


THE WHOは、元々はHRバンドではないですが、1970年の『LIVE AT LEEDS』では豪快なHRを展開。メンバーのピート・タウンゼントは、ライブの迫力をスタジオ盤で再現することを模索した、という話もあります。それが実を結んだのが本作でしょうか。
ピートのギターがザク~ンと鳴り響き、ヘヴィさを醸し出しています。キース・ムーンのドラムはトントンッと力強く、それぞれの曲の核となっていますが、とても心地良く響いているような気がします。
このアルバムの時はTHE WHOはHRバンドとなっていますが、これ以降はちょっと軽めな(?)サウンドとなっていきます。


[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 4]
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467 『マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20』〈2〉第11~15位

2021年08月09日 08時14分19秒 | マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20

選考基準
◆1970~1979年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。


第11位 ARMAGEDDON 『ARMAGEDDON』(1975)


元ヤードバーズのキース・レルフのHRバンド。レルフのVoは頑張ってはいるけど、正直HRを歌うにはちょっと力不足。しかし、そう思わせない(?)ようなドスンとくる気迫のあるHRサウンドは抜群。また展開を含む曲が多く、隠れた名盤だと思います。ただ聴いていて途中、満腹感が出ちゃいます。



第12位 STRAY DOG 『STRAY DOG』(1973)


EL&Pのグレッグ・レイクがプロデュースした、トリオバンドの1st。私はリイシューされた際、タワレコで試聴したのですが、ヘヴィでややノイジーなHRにシビれした記憶があります(とは言え、その時はお財布の都合で買わなかった・笑)。
メンバー編成からアメリカのバンドに括られるようですが、ベースのうねりを聴けるあたりは、ブリティッシュHRの薫りが漂うアルバムです。



第13位 THREE MAN ARMY 『THREE MAN ARMY TWO』(1974)


ガーヴィッツ兄弟率いるトリオバンドの3rdにして、最終作。彼らの1stも十分候補なのですが、こちらの方がハード&ヘヴィ、そしてストレートさが強いので挙げました。
ガツンッとくるHRが並びます。ファストな曲から、叙情的なブルーズまで、聴き応え十分なアルバムです。



第14位 ROBIN TROWER 『LONG MISTY DAYS』(1976)


ジミヘン・フォロワーのロビンですが、そんなに極端なジミのまねごとをしている訳では無く、サウンドは普通のHRの範疇。プログレっぽい曲もありますが、ブルーズをベースにしたHRを展開。中でも、熱い‘ Caledonia ’は何回聴いても、エキサイトします。



第15位 BLUE ÖYSTER CULT 『BLUE ÖYSTER CULT』(1972)


初めて聴いたときは、評判よりもあまりハードには感じなかった。少しポップス感も含有しているような気もします。しかし聴き込むと、ジャケットにあるようなモノトーンで、見上げれば闇が広がっている…そんな不思議な世界に身を置いた気持ちになります。音の仕上がりが少しモコッとしているのも効果を上げています。



[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 3]
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