音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

186 ありがとう、お疲れさま。そして、さようなら…。

2010年08月29日 09時40分08秒 | 音楽コラム
タイトルを見て、「このブログが終わるの!?」と思う人がいるかもしれませんが、そうではありません。(笑)
                         
                        

上の写真、15年近く使用していたBOSE301AVMスピーカー。このたび勇退、そして手放すことになりました。
このスピーカーを買ったのは、1995年。当時学生だった私は憧れの“単品コンポ”を買い揃えるため、バイトの給料から細々と資金を貯め、ようやく購入に至りました。
ちなみに当日はレンタカーを借り、秋葉原に行き、アンプ、スピーカー、カセットデッキ、レコードプレーヤー、ケーブルなどを買いました。(CDプレーヤーはその数ヶ月前に買い替えてました)その時の嬉しさといったらなかったですねぇ。
その時のオリジナルラインナップの1つが、このスピーカーでした。

やはりモニター・スピーカーだけあって、耐久性に優れ、悪く言えば硬い音ですが、その分しっかりした音が楽しめると思います。
しかしこの数年、「もっと直球な音で聴きたい」という欲求が出てきました。そんな中、以前お話しした、“塩ビ管スピーカー”なる自作スピーカーを知った私は、組み立てに挑戦。
当初は「塩ビ管スピーカーはすぐ飽きるのでは?」と思っていましたが、改良も楽しめるため、すっかりハマってしまいました。(この夏も少し改良しました・笑)
いつだったか、久しぶりにBOSEに取り替えて聴いたのです。もちろん音はカッチリしていていいのです。しかし塩ビ管スピーカー方が“自作”だけあって愛着が深いのか、すぐに戻してしまいました。
そんな訳でBOSEを使わなくなってしまったのです。
最初は壊れるまでずっとBOSEを使い続けるかと思っていましたが、まさか自作スピーカーに取って代わるとは思ってもみませんでした。
もっと自宅に広いスペースがあり、それこそリスニングルームがあれば、BOSEと塩ビ管スピーカーとの切り替えを楽しみながら聴くことができるのですが、それもできないもので…。
リサイクルショップに持ち込もうと思ったのですが、意外に安価で引き取られる可能性もあるので、ネットオークションに出品しました。
結果、リサイクルショップ店頭価格(?)くらいで落札されました。まあ御の字でしょう。

私自身、物に対し愛着を持つタイプ。初めて単品で揃えた時買ったBOSEスピーカー。そういう点では思い入れが深いし、手放すのは少し寂しい気も。
でも、何事も新しいものへ進むときは、別れは付きものです。
まだまだ使えるスピーカーなので、新しいオーナーの所でもガンガン音を出してほしいです。
こんなことを言うのは可笑しいですが、このBOSEスピーカーに一言…

「15年間ありがとう。そしてお疲れさま。新天地でもガンガンいこう!お元気で!さようなら。」

[音楽コラム # 69]
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185 JUDAS PRIST 『ROCKA ROLLA』〈'74 イギリス〉

2010年08月20日 20時44分53秒 | CD日記 '70洋楽編


 1. ONE FOR THE ROAD
 2. ROCKA ROLLA
 3. WINTER
 4. DEEP FREEZE
 5. WINTER RETREAT
 6. CHEATER
 7. NEVER SATISFIED
 8. RUN OF THE MILL
 9. DYING TO MEET YOU
10. CAVIAR AND METHS

ブリティッシュHMの重鎮、ジューダス・プリーストの記念すべき1stアルバム。

私のジューダスとの出会いは、『ペインキラー』(←記:CD日記 '90洋楽編 # 5)であることを以前お話ししました。
当時『ペインキラー』をすごく好きになった訳ではないのですが、ジューダス・プリーストがキャリアあるバンドであることを知り、自分の中の“チェックリスト”に入っていました。HMサウンドよりも、昔のHR的(?)サウンドが聴きたくて、この1stアルバムを買いました。

まずこの作品、重量感且つ叙情的な部分がある(またコクのある)、ブリティッシュHR特有の雰囲気を持つアルバムで、のちのギンギンなHMサウンドを期待して聴くと肩透かしを喰らってしまいます。
3~5は組曲(?)形式。3の重量感はまさにブリティッシュHRそのもの。4の幻想的なギター・イメージサウンドに続く締めの5は、とても優しく穏やかな曲。ロブ・ハルフォードの穏やかな歌唱もなかなかのものです。
個人的には、スロー・ブルースの8が最高だと思っています。前半では穏やかに歌い、後半では、のちに彼の持ち味となるハイトーン・ヴォーカルで歌い上げています。しかしここでのハイトーンVoは何か切なく、悲しげに響き、胸が熱くなるものがあります。
是非、この曲をサプライズ(?)でライブで歌ってもらいたいなぁ、と思っています。実際にステージで聴けたら、涙が出るでしょう。

ジャケットや、タイトル曲の2を見ると「駄洒落かよっ!?」とツッコミたくなりますし、1stということもあり、自分たちの方向性を見出せていないせいか、B級HRの域を出ていません。しかしブリティッシュHRの薫り漂う好作品ではないかと思います。
実は私の中で、この1stがジューダス・プリーストで一番好きな作品でもあります。
地味ながらも、ブリティッシュHR特有のコクが漂っているところに惹かれるのかもしれません。
もし、ジューダスの作品について語る機会があったら、「実は1stが一番良いんだよね!それはさぁ…」と語り出すでしょう。(笑)
そして、もし私のCDライブラリーを減量しなければならいない事になったら、この作品は“手放さないリスト”に加わるのは必至だと思います。
そのくらい好きな作品です。

[CD日記 '70洋楽編 # 37]
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184 お買い物 ('10 7月)

2010年08月12日 14時33分31秒 | 音楽コラム
2010年7月購入のCDお買い物報告です。

 1 URIAH HEEP / THE MAGICIAN'S BIRTHDAY
 2 NAZARETH / RAMPANT
 3 JOHNNY WINTER / “hey, where's your brother ?”
 4 DAVID COVERDALE / WHITESNAKE ※
 5 MUDDY WATERS / I'M READY
 6 SWING OUT SISTER / SHAPES AND PATTERNS
 7 SWING OUT SISTER / THE LIVING RETURN
 8 BOND / BORN
 9 DEREK & THE DOMINOS / LAYLA ※
10 FACES / OOH LA LA
11 OASIS / STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS
12 安全地帯 / 抱きしめたい 安全地帯III
13 安全地帯 / 安全地帯V
※印以外は、新規(初めて買った、もしくは初めて聴く)の作品。

7月もやや少なめ。
1~4はHMVオンラインのセールにて、お買い物。1、2を買えたのがよかったです。ここ数ヶ月で(全盛期頃の)ナザレスの作品が揃いました。「なかなかこのミュージシャンのCDは買わないなぁ…」と思っていても、ある期にパタパタと買い揃ってしまうことがあるのです。
6~13は別店舗ではありますが、ブックオフにて、お買い物。
9は、ほとんどコレクション買い。(笑)買ったのは旧規格盤2枚組仕様。750円ナリ。デジリマ現行盤とそれほど音の違いはわからないのですが、最近あえてこの2枚組で聴いています。近いうち、この作品がCD日記にも登場の予定です。↓↓↓

                       
                       9 DEREK & THE DOMINOS / LAYLA(旧規格盤2枚組仕様)

ある日ふらりと近所のブックオフへ行ってみると10が500円!けっこうフラッと立ち寄ったときほど、何かを見つけるのです。
実はオアシスは初買い。思っていたよりよかったと思います。↓↓↓

                       
                      10 FACES / OOH LA LA(左)
                      11 OASIS / STANDING O THE SHOULDER OF GIANTS(右)

この春、活動を復活させた安全地帯。'80年代、リアルタイムにヒット曲を聴いている私。過去の作品が聴きたく12、13を買いました。
13は全36曲の2枚組。二十数年前の作品ですが、彼らが実験的に臨み、製作された姿勢が伝わってくる作品です。↓↓↓

                       
                      13 安全地帯 / 安全地帯V


〈リリース・ラッシュ!〉
この8月下旬から10月の初旬にかけて、洋楽、J-POPと、聴きたい作品のリリースが立て続けの控えております。こんなのは初めてかもしれません。
洋楽に関して言うと、下記作品が拡大盤で(もしくはデジリマ盤で)リイシューされます。
◆Miles Davis / Bitches Brew
◆David Bowie / Station To Station
◆Duran Duran / Notorious
◆George Michael / Faith
私の中で購入は必至です。(笑)

それと現在、HMVオンラインでRepertoireレーベルのCDのセールをやっています。そう、あのリイシューで有名な“ニワトリ・マーク”のドイツのレコード会社。
中古盤同等、もしくはそれよりちょっと高い価格で“新品”が買えます。これは要チェックかもしれません。私も“厳選”した結果、4枚注文しました。(笑)
ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。↓↓↓

HMV ONLINE Repertoire Recordsセール

こんな状況だと、さすがにお財布と相談しました。幸い、発売時期がズレているのでそれほど影響はなさそうです。
しかし、この数ヶ月はふらっとブックオフやユニオンに行くのを控えなければ…と思っています。でも、何かの用事で行っちゃいそう。(笑)
[音楽コラム # 68]
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183 ニッチーくん、アキバへ行く…。(その2)

2010年08月09日 18時47分23秒 | 音楽コラム
〈大西順子ミニライブ&サイン会〉
いよいよイベントの時間が来ました。
この日の1週間前、渋谷のタワレコで同じくミニライブ&サイン会をやったせいか、参加人数は30名前後(?)でした。
会場への入場整列の際も嬉しいことに3番目。もちろん会場では最前列に座れました。
16時過ぎ、大西順子女史ら登場。編成はピアノ、ウッド・ベース、ドラムのピアノ・トリオ編成。
1曲目からエキサイティングなプレイを披露。たった3メートル程の距離で、彼女の指使いを肉眼で見られる…。とても感激で鳥肌が立ちました。
と同時にジャズ・ピアニストである彼女に感心…。
「これだけのピアノを弾いているけど、頭の中でどんなことを考えてながら弾いているのかな…」
とか、
「(1999~2009まで約10年間活動休止していた彼女…)いろいろなことを考え、再び音楽に戻り、活動を再開したのだろう。でも、“過去の人”でなく、“第一線の人”であるのがすごいなぁ…」
などと考えながら聴いていました。
たまにウッド・ベースがちょっとトチる(?)ところもありましたが(←素人の私にはわかりませんでしたが・笑)、そこはプレーヤー同士が顔を合わせ“ニヤッ”としてプレイを続ける…。
そんな生々しいところがジャズのライブの醍醐味であるでしょうし、私たちオーディエンスもワクワクさせられるのです。
30分ほどのステージでしたが、エキサイティングなプレイが目の前で聴けました。小さい会場でしたが、もしかしたら前の週のタワレコより今回の方が、生のプレイをより強く堪能できたのかもしれません。
ロックのライブには数行きましたが、彼女のライブにも足を運んでみたいものです。

さて、サイン会。残念ながら、“日付、名前記入なし、彼女のサインのみ。握手もNG(←握手している人もいましたが・笑)”とのこと。かえって、彼女を目の前にして、どうしたらいいのかわかりませんよね。(笑)
緊張でドキドキしながらも、サインをしてもらいながら、近くでプレイを見られて感激だったこと、それと今後の活動への声援を彼女に伝えました。そうしたら、笑顔で「ありがとうございます」とおっしゃってくれました。
ピアノを弾いているときはカッコよく、ステージを降りても輝いている、とても素敵な方でした。

ジャケにサインをしてもらいました。作品もなかなかの力作です。↓↓↓

                        
                        大西順子 / Baroque


アキバの街の変化に驚きながらも、あちらこちらをぶらぶら…。そして大西順子のミニライブを間近で堪能、そしてサインをもらい、声援を贈ることもできました。

暑さもあり少し疲れましたが(笑)、とても充実した1日となりました。
[音楽コラム # 67]
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182 ニッチーくん、アキバへ行く…。(その1)

2010年08月09日 10時24分11秒 | 音楽コラム
先日7日に、用事があり秋葉原(以下:アキバ)へ行ってきました。
ジャズ・ピアニストの大西順子が新作を発表。アキバの某家電店のソフト館にて、ミニライブ&サイン会があるとのことで、是非彼女のプレイを聴きたいと思い、アキバへ足を運びました。
イベントは16時スタート。午前中にCDを買って参加チケットをもらい、スタートまでアキバをぶらぶらしようという算段でした。

〈街の変化に驚き〉
アキバのメインストリートを歩くのは約8年ぶり。
昨年、自作スピーカー製作の為に、ユニットなどを買いにアキバを訪れましたが、専門店が裏道で行けるところなので、メインストリートは歩きませんでした。
話には聞いていましたが、かなり街が変わっていました。少し前の“家電店街”ではなく、ゲームやフィギュア、アイドルなどの“ホビーの街”となっています。あちらこちらでメイドカフェのメイドさんがチラシを配っていました。あ、メイドカフェには行きませんでしたよ。(笑)
アンプやレコードプレーヤーの買い替えを考えている今日この頃。「価格偵察でも…」思っていましたが、以前より家電店が減っているし、単品オーディオが売れないせいか、各店で数多く機器が売られていません。そして流通の変化もあるのか東京郊外の大型家電店とそれほど価格も変わらない。何だか拍子抜け…。
一番品揃えがあったのが、Yカメラ店。Yカメラは好きなお店ではありますが、Yカメラはいろいろな所に店舗を出しているし、どうも私は“新宿西口、Yカメラ!”なんですよね。(笑)“アキバにYカメラ”というのが、何か今一つピンと来ない。(笑)でも、大きい店舗でしたよ。
私が物心ついてアキバを訪れたのが二十数年前の、中学生の時。小遣いを貯めてミニコンポを買う時、父が価格偵察で連れ行ってくれました。今思えば当時はバブルの絶頂期。どこもかしこも家電店で、当時はどの店もミニコンポを大々的に前面に出して売っていました。「すごい街!」という印象でしたね。
十数年前に単品コンポを買い揃える時も、最後に訪れた8年前も、まだ家電店はありましたし、それぞれの店で種類豊富にオーディオが売られていました。(チラシを配るメイドさんはいなかったです・笑)
そんな過去を知っているので、寄れる家電店も少なく、結果、時間を持て余すことに。最終的にブックオフを覗くことになりました。「アキバでなくても、ブックオフは近所にあるだろっ!」と自分にツッコミを入れながら(笑)、少し時間を潰しました。でも、中古CDの枚数は多かったです。
ただ街の良い変化としては、飲食店が増えたこと。以前は飲食店が少なくて困ったものでした。
それと価格偵察の結果ですが、ちょっと気になるお店があり、店員さんと話をしていたら、購入へ向けて心が揺れ動きました。う~ん、近いうち買おうかな?(笑)
(その2につづく)

[音楽コラム # 66]
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