音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

326 Cyntia  Live Tour 2014 Rock' n ☆GIRL

2014年10月26日 14時33分34秒 | ライブレポ
[2014年9月28日 恵比寿LIQUIDROOM にて]

約1年半振りに、Cyntiaのライブに行ってきました。
彼女達を間近で見るのは、昨年夏の新曲キャンペーン以来ですが、ライブとなるとちょっと間が空いてしまいました。
新曲やニュー・アルバムを発表するとツアーを行う彼女達ですが、なかなか機会が合わず、1年半振りとなってしまった訳です。
実は今回も、前売りのスタート時期を逃してしまったのですが、大ファンであるドラムのKANOKOからの特別前売り期間があり、“これも何かの縁!”とばかりチケットを取り、足を運んだ次第です。

17時開場、18時開演。
チケット番号から入場は後の方と思っていましたが、初めて行く会場だったので17時前には到着しました。
チケット番号に区分があり、それごとに入場。私の場合、トータル番号に換算したら、400番台だったでしょうか。
さて、入場。もちろん、前方で見ることは叶わないので、今回は後方のPAシステムや女性専用スペースがある一段高くなる所の、(バーを背中にした)その段差手前のやや中央に立ちました。ある意味、ステージ全般は見渡せます。視界良好度70%といったところでしょうか。ドラムのKANOKOへの視界は、(意識的に見て)視界良好度60~70%。ドラムですから、観客スペース後方からは見えにくいのです…。
私自身もリラックスした気持ちで開演を待ちました。どうしてもALDIOUSのライブに行く時は、観覧位置にも気を遣ったり、相当気構えて行くものですから。(笑)
Cyntiaの場合はもう少し肩の力を抜いてライブに臨めるので、こんなにリラックスした気持ちで臨むライブなんて久しぶりだなぁ、と思えたりしました。普段、緊張(意識)し過ぎなんですよね、本当にしょうがないなぁ…。(笑)
17時30分過ぎから、メンバー達の会場ラジオ放送が流れ始めました。開演前のオーディエンスへのもてなし企画は1stライブから変わらずに続いているんだなぁ、と思いました。(1stライブのレポはこちら→[ライブレポ # 12][ライブレポ # 13])

18時にライブがスタート。
最近の曲の傾向から、洗練されたHR、またはハード・ポップスをプレイ。当たり前ですが、2年前の3ヶ月連続1stワンマンライブに比べると、しっかりとした演奏を聴かせてくれ、彼女達の成長を再認識しました。メンバーと楽しい時間を共有できるライブだったと思います。

ここからは個人的な感想、思ったことを記します。
楽しいライブではありましたが、ステージとしてはちょっと手堅い気も。彼女達は長尺な持ち曲もあるのですが、今回はプレイされず。もう少し“熱い”プレイを聴きたかった…。
私の中では、どうしても1stアルバムの“硬派なHRサウンド”が拭いきれず、正直、最近の洗練された曲が印象に残っていません(もちろん、好きな曲はあります)。ほとんど最近の曲がセットリストとなっていたので、余計に手堅く響いたのでしょう。

そんな気持ちでライブを堪能しながらも、アンコールになりました。そこで、VoのSAKIから、オーディエンスへ向けてのメッセージを発信しました。
それは、リスナーから“最近、Cyntiaはどうしちゃったのか?”という声があること、そしてその声に応えるかのように、“メンバー同士でも、いろいろな意見が出たことがあったけど、Cyntiaはあらゆる曲にチャレンジするバンドとして進んでいく。そして、そんなCyntiaを見守ってほしい”という旨の話でした。
それを聞いて、“私と同じように感じているリスナーがいるんだな”と思いました。
2012年に彼女達は、ALDIOUSと同じインディーズ・レーベルからデビューしました。ALDIOUSに勢いがある中、同じレーベルからの新女性バンドに注目が集まりました。
同年9月に1stアルバムを発表。ALDIOUSと比べると明るさのあるHRですが、ヘヴィで硬派なサウンドをベースに、バラードなども聴かせてくれる好作品でした。バンドを鍛え上げる意味で、同時期に3ヶ月連続のワンマンライブを敢行し、成し遂げました。 その時、私も「面白いバンドになるかも」と期待しました。
翌2013年にメジャー・レーベルデビュー。メジャー・レーベルはバックアップは良いけど、ビジネスの側面も強くなる。 ましてやVoのSAKIは元アイドルタレント。ヴィジュアルも含め、ソフトな路線になっていくのでは…、と少し心配になりました。案の定(?)、SAKIを中心としたヴィジュアルに訴えるプロモーション、またポップスな曲も発売されました。それでも、HRサウンドは継承されていますが、だんだん洗練され、1stの頃のような“硬派な”部分は薄くなりました。
私のようにCyntiaの登場から知っていると、現在の彼女達に対しては“悪くはないけど、う~ん、ねぇ…”というのが本音です。そして“Cyntiaはどのような方向性で活動していくのか?”と思います。同じように思っている人達が他にもいたようですね。
メンバー間でも意見がぶつかったとか。ギターのYUI、ドラムのKANOKOを中心に結成されたのですが、2人はHR系の仕事をこなしてきている、元サポートミュージシャン。これは私の余計な推測ですが、この2人にとって1stアルバムのような“硬派なHRサウンド”をやりたいのが本音で、“(現在の活動において)これって自分達が本来やりたかったことなの?違うんだよぁ…”と思うところも、遠からずあるのではないかと思います。
確かに、同じような曲ばかりではワンパターンに陥ってしまう危険があります。なので、幅広い曲にチャレンジする精神には、私は賛成です。しかし、“絶対にあるCyntia節!”のようなものを失わないでほしい。バンドが当初目指した硬派なHRが“Cyntia節”であるならば、それを中心に置いたチャレンジするバンドになってほしい。
否、もしかしたら、私のCyntiaに対する“耳”を 変えなければならないのかもしれません。そう考えると混乱します。(苦笑)。少なくとも、これからも彼女達の活動を見守っていきたいと思います。
そういう点で、サウンドを堪能すると同時に、“Cyntiaと向き合えた”ライブになったと思います。

会場では、キーホルダー(写真上)と、リストバンド(写真下)を買いました。↓↓↓

                          

それにしても、“グッツ等4000円以上お買い上げの方に、握手会券プレゼント。7000円以上は2枚差し上げます”なんて、相変わらずやっているんですね。メジャー・レーベルバンドであるCyntiaの“ライブ”であって、“新曲キャンペーン”ではないのだから。スタッフのみなさん、ライブではそういう(握手会で引くような手法)のは、もうお止めになってはいかがですか…。

私の買い物はその金額に達していません。(笑)

[ライブレポ # 26]
コメント
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