音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

208 独り善がりかもしれませんが…

2011年03月24日 14時43分46秒 | その他
このたびの大地震で、犠牲になられた方々、被災された方々に対して、謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。


大地震後の週明け、3月14~18日までは、出勤したのは1日だけで、あとは臨時休業となり、自宅におりました。
(前回、書き込みしましたが)午前中は緊張感漂うスーパーへ買い出しに行き、あとは午後から自転車で近所をぶらぶらすることもありましたが、自宅にいることが多かったです。
自分が地震に遭ったこと、また被災された地域の状況、原発の状況などにショックを受けている私。また計画停電実施ということもあり、とても音楽を聴く気持ちにはなれず、自分で言うのも何ですが、家の中が静まりかえっていました。
そうなると、あとは本を読むしかありません。しかしある程度の時間を読んでいれば、集中力が途切れたり、ウトウトすることもあります。

そうした中、いろいろなことを考えるもので、そのうち私自身も冷静(?)になり、前回の書き込みで言ったように“普段通りでいられる人は普段通りでいることが大切”と考え、大地震から1週間経った18日に、私の生活の中で“音楽解禁”をさせてもらいました。
ただ誤解の無いように言わせてください。節電や計画停電のこともあるので、それを考慮しています。例えば、パソコンを操作しながらの“ながら聴き”はしないとか、他の状況でもBGMの必要のない時は音楽を止めるなどを心掛けています。

3月27日まで、ディスク・ユニオンで決算セールをやっております。
私もこのセールに向け、久しぶりに大量買い(?)をしようかと計画していました。
しかし、11日の大地震。何かとショックで「これはセールに行くのは無理だな」と思っていました。
でも、私がいつまでも家でじっとしていても何も始まりません。“普段通りでいられる人は普段通りでいることが大切”という結論に至ったとき、「普通にCDを買おう」と思ったのです。
CDは“不要不急の品”かもしれません。なので、「1枚買うことに、10円を義援金として課金しよう」と考えました。
先週末、新宿のユニオンに出掛けました。この日は16枚買いました。なので、160円の義援金となりました。
私は当面、CDや“不要不急の品”に該当しそうな物を買ったときには、自分の中で義援金を課金していこうと思っています。
独り善がりで、且つ微力かもしれもしませんが、私自身が“普段通りに”することが、被災地へのサポートに繋がれば、と思っています。


このブログも、次回から音楽の話に戻ろうと思っております。
先に記した16枚のCDについては、次月の“3月”のお買い物報告で書きたいと思います。ちなみに、とても良い作品に出会えたと思っています。
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207 思ったこと、感じたこと

2011年03月21日 08時54分55秒 | その他
このたびの大地震で、犠牲になられた方々、被災された方々に対して、謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。


大地震から10日が経ちます。特にこの1週間、いろいろ感じ、考えさせられた1週間でした。
先週3月14日は、計画停電実施の初日でした。混乱を避けるため、いつもより早起きをして通勤しようとしましたが、朝5時の時点で普段使うどの電車も運休とのこと。結果的に、その日はもちろん16日まで休業となってしまいました。

その3日間、家にいるとなれば買い出しにも行かなくてはなりません。しかし、近くのスーパーに行くのがとても嫌でした。
まず申し上げておきたいのは、私が住んでいる東京郊外の住宅街は、幸い被害もあまりなかったようで、お風呂にも入れるし、夜、布団の中で眠ることもできる…、と普通の生活が続けられるのです。
そのような状態であるのに、スーパー店内に緊張感が漂っているのです。明らかに端から見て、“買い溜め”と思われる人達がほとんどでした。 なので、普通にパンを食べたくても、人々が必死にパンを買い出すので、売り場は空っぽ状態。その他、カップ麺、缶詰もなかったですね。
正直、そのような人達を見ながらの買い物は嫌になりました。少なくとも私は冷静でいたいと思ったので、その日の必要な分だけを買いました。
不思議なことに、お惣菜、お菓子類などは売り切れることがなく、店頭に並んでいるのです…。それはまだ本当に“食”に困っていないことを意味しているので、救いなのですが…。
職場の同僚から「スーパーで刺身のパックを5、6パックもまとめ買いをしていた人を見て、不快な思いをした」という話を聞きました。
私も普通にパンが食べたく、近所のパン屋さんに行った時に、焼きたての食パン(←まだ切り売りする前の3、4斤分の大きな食パンです)を「あら、いただいていくわ」「私も…、私も…」と買っていく人達が何人もいるのです。私は「ちょっと待って!普通に生活ができるのだから、普通にしようよ。普段、そんなに大きいパンを買ったりしないでしょ…」と心の中で不快に思いました。

私は一人暮らしの独身男性です。なので、家庭を預かる主婦の方とは食料の買い出しの感覚が違うと思います。それはわかります。
しかし、“普通に生活ができる”のであれば、普段通りにしていればいいのです。 そこで余剰となった物資を被災地に援助物資として送ることができるのです。なのに、“普通に生活ができる”人達がこぞってパンやカップ麺、ひいてはトイレットペーパーまでどんどん買っていっていまう…。そうすることで、被災地の方々が受け取ることのできる物資までも、買い溜めに必死な人達によって、取り上げられてしまっていることになるのです。
要は“普通に生活ができる”人達は普段通りにしていれば、間接的にかもしれませんが、被災地を援助していることになるのです。

ガソリンもそうです。普段通りにしていれば不足することがなかったそうです。しかし、普段車に乗らない人がこぞって給油し始めた。本当に車を使う、必要とする人達が給油できず不便を強いられる…。そういう人達にとっては、正直、いい迷惑です。
普段車に乗らない人の中には「緊急に備えて、給油したんだ!」という言い分もあるでしょう。しかし、本当に緊急の時は、むしろ車での移動は困難ですよ。それなら、自転車の整備をしておいた方がまだ有意義かもしれません。
私の車はある程度のガソリンが入っていました。現段階では、本当に必要なカーユーザーがガソリンスタンドで給油しているようなので、私は落ち着くまでは乗車を控えたいと思っています。
食料と同様、ガソリンも普段通りにできるのであれば、余剰分を被災地に回すことができるのです。

ある経済研究者が「何かと自粛ムードが漂っているが、それでは経済が動かない。普段通りにしていること大切」といったようなことを述べていました。確かにあまり派手派手、ドンチャン騒ぎをするのは不謹慎な面もあり、自粛せざる得ないこともありますが、普段通りにいられる人達は普段通りにすることが、間接的にかもしれませんが、実は被災地の復興に繋がっていくのです。
買い溜め等、だいぶ落ち着いたようですが、 私も含め“普通に生活ができる”人達は、普段通りにしましょう。それが被災された方々の援助のため、被災地復興のためへの、私たちの大きな役割かもしれません。
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206 帰宅困難に…

2011年03月13日 09時38分52秒 | その他
11日の地震はとても怖ろしかったです。みなさんは大丈夫でしょうか。

私は発生時、職場におりました。下から突き上げるような揺れが収まりそうになく、同僚が「外に出た方がいいのでは」ということで屋外に出ました。そうしたら、ゆさゆさと大きな揺れが、しかもなかなか収まる気配がなく続きました。職場裏にある用水路(?)の水面もバシャバシャ揺れるほど。やっと揺れが収まり、職場施設内のいる者は、施設内のテニスコートに避難しました。
段々日も暮れ、寒くなり始めた為、今度は体育館に移動。
夜まで少しずつ人員は帰宅していったのですが、その日は“終日電車運転見合わせ”だったので、遠方から通勤している私は帰宅できるはずもなく、施設内にある寮に泊めていただきました。
翌12日、朝から少しずつ電車も動き始めたこともあり、9時半に職場を出て、思っていたよりスムーズに午後1時近く帰宅できました。地元の駅に着いた時はほっとした気持ちになりました。
幸い、自宅内の被害はありませんでした。

職場の人達のサポートがとても有り難かったです。パンやおにぎり、スープの差し入れ、また寮での朝食。また翌朝も、運行を始めた電車の駅まで、その近辺に住む同じ職場の方の車に同乗させてもらいました。本当に有り難かったです。
週明け、職場の方々に改めてお礼を申し上げたいと思っています。

また“普通に生活できる”ことの有り難みを感じました。私の自宅は東京の郊外。あまり大きな被害は近所でもなかったようです。なので一応、普通に生活ができる状態。お風呂にも入り、布団に入り眠ることも出来ました。
テレビで地震の被害状況を見ると、心が痛みます。それに比べ私は普通に生活ができ、もちろん命もあります。
なので、余計に“普通に生活できる”、“命がある”ことに感謝しなくてはならないと思っています。


このたびの大地震で、犠牲となられた方々、被災された方々に対して、謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。
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205 栄光の頂点はあそこだ!

2011年03月06日 08時31分24秒 | CD日記 '70洋楽編
MOUNTAIN 『CLIMBING !』〈'70 アメリカ〉

                     

                     1. MISSISSIPPI QUEEN
                     2. THEME FOR AN IMAGINARY WESTERN
                     3. NEVER IN MY LIFE
                     4. SILVER PAPER
                     5. FOR YASGUR'S FARM
                     6. TO MY FRIEND
                     7. THE LAIRD
                     8. SITTIN' ON A RAINBOW
                     9. BOYS IN THE BAND

現在、大型書店の音楽本の売り場を見ると、多数のディスクガイド本が並んでいます。
私も興味のあるガイド本を“研究資料”として持っていますが(笑)、一番初めに買ったガイド本は、ロッキングオンの社長である、渋谷陽一氏が記した『ロックベストアルバム・セレクション』(新潮文庫刊)でした。まさに喰い入るように読み、本当に勉強になりました。
この著書の中で、クリームの『WHEELS OF FIRE』が紹介されており、本文のあとに参考アルバムとして、このマウンテンの『CLIMBING !』の紹介もされていました。
当時それを読んだ弟が興味を持ち、この作品のCDを買ったのでした。
CDプレーヤーのプレイボタンを押して流れ出すHRに、兄弟してノックアウトされました。それがこの作品との出会いでした。

この作品はマウンテンの1stアルバム。ベースと、プロデューサーは、やはりクリームでプロデューサーを務め“クリームの第4のメンバー”とまで言われた、フェリックス・パパラルディ。
そのせいか、どこかカラッとした(?)アメリカンHRというより、叙情的なブリティッシュHRの雰囲気が漂っています。
全体としては泥臭いHR。1、3、8にいたってはまさに地響きのごとくヘヴィなHRが聴けます。
やはり、彼らの名曲の1でしょう。体の大きいレスリー・ウエストのバリバリしたギターと、吠えるVoにノックアウトされます。何度聴いてもたまらいHRです。この曲は“ベートーベンがロック・ミュージシャンなら、(このような曲を)作っていっただろう”と形容された、とある本で読んだことがあります。音楽理論はよくわかりませんが、ベートーベンの『運命』のような豪快さがあるのは、よくわかります。
HRだけでなく、ジャック・ブルースの名がクレジットされている2をはじめとした、哀愁漂うロック・バラードの5、7、9もいい味を出しています。
私個人は5が大好き。切ないパートと、力強いサビのパートのある曲で感動を呼びます。
それと、レスリー・ウエストの泣きのギターも1つの聴きどころだと思います。

これ以降のマウンテンの作品も聴いていますが、どこか器用(?)になっていくところがあります。
このアルバムはドンッとした、ストレートなHRが収録されているので、“マウンテン”というバンドを表している好作品だと思います。
私もこのアルバムが1番好きです。

ちなみに、1の一部分が子供番組『ひらけ、ポンキッキ』内での、あるショートコーナーのBGMで使用されていました。
なので、初めて聴いたとき「この曲、ポンキッキで使っていたよ~!」と興奮を覚えたことを追記しておきます。(笑)

[CD日記 '70洋楽編 # 40]
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