1)HEAVEN AND HELL
2)I CAN'T EXPLAIN
3)FORTUNE TELLER
4) TATTOO
5)YOUNG MAN BLUES
6)SUBSTITUTE
7)HAPPY JACK
8) I'M A BOY
9) A QUICK ONE, WHILE HE'S AWAY
10) AMAZING JOURNEY / SPARKS
11)SUMMERTIME BLUES
12) SHAKIN' ALL OVER
13) MY GENERATION
14) MAGIC BUS
※曲目は1995年発売の『25周年エディション』より表記
THE WHOの通算5作目であり、ライブアルバム。1970年2月14日のリーズ大学でのライブを収録しています。
このブログで、THE WHOのサウンドを(勝手ながら)“ダイナミック・ロック”と形容してきましたが、このライブ盤は、まさにダイナミックで、ハードなサウンドを堪能できる作品です。彼らの一番脂の乗った時期だったのでしょう。
初めて聴いたときは、驚きでした。本当にガンガンと迫ってくるライブ音源。「わぁ~、すごいライブ盤!」というのが感想でした。
ザク~ンとピートのギターが炸裂、ジョンのベースがうねり、ロジャーがシャウトし、そしてキースのドラムがドシンッ!バタバタ!と鳴り響きます。
1)からグイッと心を掴まれます。間奏で、ピートがギターを弾きまくります。
続く2)のイントロのカッティングもカッコイイです。
中でも、エディ・コクランのカバー曲である11)が、彼らの名演として挙げられます。
個人的には、1)、5)、12)で彼らの“ダイナミック・ロック”を聴くことが出来るのではないかと思います。
しかし、ガンガンとくるライブ盤なので、数曲聴くと満腹感を得てしまう感もありますが…。
さて、ここでは1995年に発売された、『25周年エディション』を紹介しています。
オリジナル盤では、5)、6)、11)、12)、13)、14)の6曲を収録。そこへ当日演奏されて未収録であった8曲を加え、再構成、そしてリミックス/リマスターを施されたのが『25周年エディション』です。
聴き比べたことがないで断言できませんが、オリジナル盤の音質は少し荒かったようで、だいぶ改善されているみたいです。
2001年には、さらにセットリストに含まれ未収録であった『トミー』[CD日記 '60洋楽編 # 30]の曲目を加えた、2枚組完全版の『デラックス・エディション』が発売されました。
私のCDライブラリーでは、〔25周年エディションを購入 → デラックス・エディションへ買い替え → 25周年エディションへ買い直し〕という変遷を辿っています。DX盤は確かにいいのですが、元から満腹感を得やすい性質上、曲が多過ぎて、持て余す感があり、結局“25周年盤が適当”と買い替えた訳です。(笑)
いろいろなバンドのライブ盤を聴いていますが、熱く迫力のあるライブ盤という点で、私の中では、この『LIVE AT LEEDS』を最高の(一番の)ライブ盤に挙げたいと思います。
2008年にTHE WHOは単独“初来日”公演を果たしています。[ライブレポ # 2]その時のライブも、パワフルな演奏を聴かせてくれましたが、オリジナルメンバーでのライブも凄いものだったことは、このライブ盤からでも想像がつきます。聴いてみたかったですねぇ。
[CD日記 '70洋楽編 # 54]