ミュージシャン:JEFF BECK
1. GUITAR SHOP
2. SAVOY
3. BEHIND THE VEIL
4. BIG BLOCK
5. WHERE WERE YOU
6. STAND ON IT
7. DAY IN THE HOUSE
8. TWO RIVERS
9. SLING SHOT
この2月('09)、単独、またクラプトンとのジョイント来日公演を行ったジェフ。彼の技を見せてくれました。
クラプトンとのジョイント公演の際、この作品のBlu-specCD盤を買った話をしましたが(←〔ライブレポ # 4〕に記述)、この作品を初めて買ったのは高校3年生の頃でした。
『BECK BOGERT APPICE』に少々肩透かしを食らった私は(←[CD日記 '70洋楽編 # 16]に記述)、当時ジェフの最新作であったこの『ギターショップ』を、あまり間を置かずに買って聴くのでした。
通算12作目。内容はインスト・アルバム。前作『フラッシュ』('85)は、ゲスト・ヴォーカリストを迎えた作品で、あまり面白いものではありませんでした。なので、インスト・アルバムとしては、前々作『ゼア・アンド・バック』('80)以来ということで、当時期待されたようです。
1はジャケットや、タイトルを彷彿(?)させるような、まるで“工場で機械が何を組み立てている”ような雰囲気の曲。
2、4はライブでもよく演奏される曲。2はアップテンポな曲で、後半、ギターが疾走するところにシビレます。また4はブルース調の曲で、中間部で、ジェフの熱いギター・プレイが聴けます。
1989年という時代だからか、7はダンサンブルな曲。ジェフのVo(?)も聴けます。
個人的には、バラードの8が大好きです。タイトルのように、ゆっくりと水が流れる河を想起します。2005年の来日のライブで、この曲を聴けたときは感動しました。
アルバム全体的に、ジェフのギターがとても堪能できる好作品に仕上がっています。
ただ、それまでのインスト・アルバムには密度がありましたが、この作品はちょっと音がスカスカな感じで、コンパクトな印象があります。たぶん、それはベースレス(←ベースがいない)アルバムだからでしょうか。
しかし、ジェフの作品を聴いていく中で、外せない作品だと思います。
ジェフの作品で、私の中では、このアルバムが一番多く回数で聴いた作品でもあります。
高校時代、通学の身支度時にBGMとしてよく聴いたりもしました。なので、大好きな作品でもあり、また何か思い出深い作品でもあります。
それと、このジャケットが好きです。ジャッキアップされているものは、一見、車と思いきや、巨大なギター。洒落っ気もあり、また色使いも綺麗だと思います。
当時、輸入CDは箱に入れられて売られていたため、その時の箱も保存しています。↓↓↓
「レコードでも欲しいなぁ」と思っていましたが、このアルバム発売当時の1989年というと、国内ではレコードは衰退。輸入盤レコードの存在しかないと思っていたので、入手困難と諦めていました。しかし後年、何と!(たびたび登場する)リサイクルショップにて中古LP盤発見! 厳密には覚えていませんが、1000円前後で買えました。↓↓↓
けっこう状態は綺麗です。
私のコレクションの1つでもあります。
[CD日記 '80洋楽編 # 21]