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~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

122 『PHYSICAL GRAFFITI』〈'75 イギリス〉(その2)

2009年04月24日 11時02分40秒 | CD日記 '70洋楽編


ミュージシャン:LED ZEPPELIN

〈DISC 2〉
1. IN THE LIGHT
2. BRON-YR-AUR
3. DOWN BY THE SEASIDE
4. TEN YEARS GONE
5. NIGHT FLIGHT
6. THE WANTON SONG
7. BOOGIE WITH STU
8. BLACK COUNTRY WOMAN
9. SICK AGAIN

さて、前回に続き、ZEPの『フィジカル・グラフィティ』の(その2)です。
こちらでは、DISC 2のお話しを。

DISC 1を“ヒット・サイド的”と形容しましたが、このDISC 2は、少々大げさに言うと、“実験的、プログレ・サイド”かもしれません。もっとシンプルに表現すると、バラエティに富んでいると言ったところでしょうか。

2、3はアルバム『Ⅲ』、5、7は『Ⅳ』のアウトテイクとなっています。
キーボード効果がフューチャーされた1は、幻想的、また聖なる雰囲気のある実験的な曲。“Light, light, light, In the light~♪”と歌い上げるサビは感動を呼びます。
ちなみに、この曲の叩き台となった“In The Morning”という曲をブートCDで聴いたことがあります。“リハーサルもの”なので、音はクリアありませんが、こちらはもっと荒い部分もありますが、サビへ入る演奏で感動を呼びます。
2は美しいアコースティック・ギター・インスト。思わず、「ペイジさん、綺麗なギター弾くじゃん!」と思ったりもします。(笑)
3は、穏やかな曲。タイトルにあるように、エレキ・ピアノが浜辺のさざ波を想起させます。
5は明るくカラッとしたロック。 ジョン・ボーナム(以下;ボンゾ)のドラムリズムがポイントになっています。
6はまさしく、ヘヴィー級HR。
7は、ローリング・ストーンズのサポートメンバーでもあった、イアン・スチュワートのブギウギ調ピアノがフューチャーされた曲。聴いていて、とても楽しい気持ちになります。
そしてラスト、HRの9。ライブ録りのようにラフな仕上がりの音ですが、そこがまた生々しくて、いいのかもしれません。
それと、バス・ドラムが破れるのではないか、というくらい、ボンゾの力強いドラミングが聴けます。 本当に素晴らしいです。

2回に渡ってお話しした、このアルバム。
アウトテイク曲が収録されていながらも、それを感じさせない密度。それはペイジのプロデュース力によるものなのでしょうか。
彼らの他の作品に比べると、ボリューム面からしても、ちょっと深い作品なので、ZEPビギナーに人には、いきなりオススメできません。しかし、もしZEPが好きで、まだ未聴であるのならば、“外せない作品”なのでは、と思います。
[CD日記 '70洋楽編 # 21]
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