音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

456 GARY MOORE 『STILL GOT THE BLUES』〈1990 イギリス〉

2021年03月28日 20時43分01秒 | CD日記 '90洋楽編
                  

                  1)MOVING ON
                  2)OH PRETTY WOMAN
                  3)WALKING BY MYSELF
                  4) STILL GOT THE BLUES
                  5)TEXAS STRUT
                  6)TOO TIRED
                  7)KING OF THE BLUES
                  8) AS THE YEARS GO PASSING BY
                  9) MIDNIGHT BLUES
                  10) THAT KIND OF WOMAN
                  11) ALL YOUR LOVE
                  12) STOP MESSIN' AROUND


ゲイリー・ムーアのソロ名義アルバムとしては8作目。

ムーアのソロを初めて手にしたアルバムは『CORRIDORS OF POWER』でした。
上記のアルバムは好きですが、正直私には、それ以外のHR/HMモノはあまり響くものがありませんでした。
しかし、ブルーズをプレイする彼は好きで、そのきっかけとなったのがこのアルバムでした。

それまでHR/HMを中心にしていた彼が、ルーツであるブルーズへ転身したアルバムです。とは言え、泥臭いというより、熱く、HRっぽい音で録られています。
半分ばかりカバー曲が占めますが、ムーアなりの“ 熱い ”解釈がなされています。
またゲスト・プレーヤーも参加。2)にはアルバート・キング、6)にはアルバート・コリンズといったブルーズの大御所がギターで参加。ニッキー・ホプキンズはピアノを3曲弾いています。
中でも、10)は元ビートルズのジョージ・ハリソン作。曲中ジョージはスライド・ギターを弾き、コーラスにも加わっています。どこか甘い曲調は、ジョージの曲らしくもあります。
そして最大の聴き所は、アルバムタイトル曲の4)です。すでに“ PARISIENNE WALKWAYS (邦題:パリの散歩道) ”(1978)で、
‘ 泣きのギター ’を必殺技としていますが、4)でもギターが泣きまくっています。特に後奏からエンディングまでの約2分30秒間が最高です。よく聴くとトーンが少し変わったり、テンポをずらしたりと奥が深いです。
これだけ染み入る泣きのギターを聴かされると、「ゲイリーさん、ずるいよなぁ~」とツッコみたくなります。

この後彼は、多少実験的なアルバムを発表することもありましたが、基本的にブルーズ路線へ進んでいきます。
しかし残念ながら、2011年に彼は他界しました。[音楽コラム # 75]
まだまだ頑張ってほしかったな、と改めて思います。

[CD日記 '90洋楽編 # 28]
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455 お買い物 (2021 / 2月購入分)

2021年03月20日 12時55分59秒 | 音楽コラム
2021年2月に購入した音楽ソフトのお買い物報告です。

1) OZZY OSBOURNE / NO MORE TEARS
2) DONNY HATHAWAY / EVERYTHING IS EVERYTHING
3) THE STOOGES / FUNHOUSE
4) MICHAEL JACKSON / OFF THE WALL (LP)※
5) COMMODORES / CAUGHT IN THE ACT (LP)
6) THE THREE DEGREES / LIVE IN JAPAN (LP)
7) キャンディーズ / THE BEST (1979年版LP)
8) TEN YEARS AFTER / Ssssh. (LP)※
9) Mr. Children / 深海
10) DONNA SUMMER / ON THE RADIO (EP)
11) 〃 / DIM THE RIGHT (EP)
12) キャンディーズ / 内気なあいつ (EP) 
13) 桜田淳子 / もう一度だけふり向いて (EP)
◆は新品で購入したもの。その他は中古盤で購入。
※印以外は、初購入(初めて買った、もしくは初めて聴く)の作品。

2月もコレクション買い物が多かった気がします。
今回は上記から2枚挙げます。

子供教育番組“ ひらけ!ポンキッキ ”内のスポットのBGMに、数多くの洋楽が使用されていました。その中で、また1曲判明しました。それがコモドアーズの“ I'm Ready ”という曲。この曲が使われている番組内のスポットが好きで、曲も印象に残っていました。
その“ I'm Ready ”収録のアルバムが5)。一昨年CDがリイシューされていましたが、あえてアナログ盤で探したところ、出会いました。
ディスコ調の曲あり、甘いソウルありの安定した内容のアルバムで、よかったと思います。コモドアーズは知っていましたが、特にチェックはせず。今回思わぬ出会いとなりました。↓↓↓

           
           5) COMMODORES / CAUGHT IN THE ACT (LP)

ミスチルの9)は、1996年発表の5thアルバム。
アルバムタイトルに反映して、1曲目は海中に潜る音からスタート。このトラック、志向がピンク・フロイドの『THE DARK SIDE OF THE MOON』のオープニングの影響を受けているようにも聴けます。
ラストトラックが“ 深海 ”となっているところにコンセプト色(といっても、ストーリー性は無し)があり、ちょっとプログレっぽい、奥の深いアルバムです。
それ故に、賛否のあった作品のようですが、私はその“ 挑戦 ”がとても良いと思います。↓↓↓
 
                
                9) Mr. Children / 深海

[音楽コラム # 209 ]
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454 大黒摩季 『MOTHER EARTH』〈1998 日本〉

2021年03月02日 20時23分22秒 | CD日記邦楽編
                  

                  1)Introduction
                  2)理由(ワケ)
                  3)この闇に突き抜ける
                  4)サ☆イ★ン
                  5)忘れてしまいたいのに
                  6)うそつき
                  7)スキ・スキ・スキ
                  8) ネッ!~女、情熱~
                  9) 遠い空で きっと
                  10) I CAN'T STOP THE RAIN
                  11) ボクらの知らないところで
                  12) Go with the wind
                  13) MOTHER EARTH


大黒摩季の7thオリジナルアルバム。
前作『POWER OF DREAMS』から約1年のスパンでの発表。彼女の(当時の)勢いが感じられます。

前作はシングル曲が多く、全体として熱く、ギュッと詰まった作風。
しかし本作では、シングル曲は8)のみ。アルバムオリジナル曲の比率の高さに面白味を感じました。
ジャケットの真っ青さ(紺色?)と相成って、前作に比べ、ややドライな作風に聞えますが、あえて“ オリジナルアルバム ”を聴かせる姿勢や、余裕も伝わってくるような気がします。
当時聴いたとき、その点で「おっ!いいねぇ!」と、私は思いました。
パワフルなロックから、バラード、キャッチーなポップス、スカまで収録されて、幅広いです。
私はこのアルバムというと、バラードの5)と10)が真っ先に思い浮かびます。
5)は終わり方も含め、寂しく響くものがあります。10)はややドライな仕上げがなされたバラードですが、ぐいっと心を掴まれるものがあります。
13)は幻想的な音楽と“アア~♪”と歌うコーラスのみの曲。ラストトラックということもあり、感動を呼ぶラストとなっています。

実はこの日記を書くにあたり、久しぶりに聴いてみました。
“現在の耳”で聴いても、奥深い、そして13)が流れると感動を呼ぶアルバムだと改めて思いました。


ここまでが、〈大黒摩季 第1章〉だったと思います。
この後、彼女は思う所あって1年程活動を休止。
2001年に復帰し、そこから〈大黒摩季 第2章〉が始まったと思います。
“ 虹ヲコエテ ”、“ 雪が降るまえに ”(←この曲を聴いて励まされました)、“ 夏が来る、そして… ”(←“ 夏が来る ”の続編曲)といった曲が出されました。
とは言え、個人的な感想ですが、〈大黒摩季 第2章〉はあまり印象に残ったものがありません。 また彼女自身お体の調子のこともあったので、少々迷走気味だったのでしょうか。
病気を治し、他プライベートにおける諸事情を乗り越えたことを、2019年12月に発表。そんな彼女を見て、何だか吹っ切れて、活き活きしているように思えました。

ロックを歌う、パワフルで、綺麗で素敵なオバサン(失礼!)になった彼女。
ここから新たに〈大黒摩季 第3章〉が始まったような気がします。
今後の彼女の活動に期待しています。

[CD日記 邦楽編 # 10]
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