11月1日から12月9日までの会期で特別国会が開かれている。
その予算委員会、「真摯に誠実に、説明責任を果たす」という首相だが、空疎な答弁に終始している。
ところで、今年も流行語大賞が話題になる季節になったが、ノミネートされたひとつに “ 忖度 ” があるとか。
今更、その意味もないが一応調べてみると、“ 他人の心を推し量ること。また、推し量って相手に配慮すること ” (コトバンク)とある。
その忖度に感覚的に近い言葉に、“ 阿(おもね)る ” があり、その意味は “ 人の気に入るように振る舞う。諛(へつら)う ” (同)とある。
この春先から森友や加計学園の設立に関し、官邸や政府の役人などが、首相や同夫人の意向を忖度したと騒がしい。
が、首相や夫人に “ 阿た ” と表現した方が正しいんじゃないかと思う。
昔から権力者や腕力のある者への阿諛追従(あゆついしょう)、早い話がおべっかは世のならい、ことさら驚くにあたらない。
が、いつの時代も、それを潔しとしない人物がいたものだが、今の政官財界には不甲斐なくもそんな人物は見当たらないようだ。
予算委員会に戻って、今日(12/1)の天声人語氏、自民党議員の質問に、“ 茶番 ” だと呆れる。
人語氏は、“ 就任以来、首脳会談550回。ヨイショしているんじゃないですが、日本の外交はいま力強い」。なるほど力強いヨイショである ” とか、“(議員が) 推す法案を長々と説明して「総理、応援していると言って頂けますか」 「応援しております」というやり取りもあった ” と嘆く。
こんな政治が四年も続くのかと思えばうんざりとなるが、一方で、にんまりとする御仁もいるのだろう。
まあ、長い人生、阿ね、諛っているのが透けて見え、「おい、浅ましいぞ」と自嘲したこともないじゃない、が、ここまで酷くはないやね!
そんなこんなで師走・十二月、忙しく走り回るのはサンタさんに任せて、のんびり行くとしますか。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1446
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