春半ばに、<引っ越し‐3月がゆく>を投稿した。
その折、重い荷物は持てないが、幼い兄弟の遊び相手程度のことはできると、土佐に行ったことを書いた。
岡山から土佐に向う車中のこと。
たまさかグリーン車を利用したのだが、前の席に座った人、矢鱈大きな人だと思ったら大阪場所を終えたばかりのお相撲さん、付き人ひとりを従えていた。
鬢付け油が匂い、なんともいえぬ雰囲気が辺りに漂う。
何処まで「行くのだろ?」と思っていたら、同じ駅で降りた。
そういえば、横綱を張ったものの、やんちゃが過ぎてさっさと辞めたモンゴルの御方もこの地の留学生?だったか。
ところで、野球賭博とやらに、どっぷり浸かったお相撲さん引きも切らず。
関取と言ったって遊び盛りの若者、仲間内での麻雀程度は目くじらを立てるほどのことはないにしても、今度のことはもっての外。
折りしも今日は、“ 夏越の祓 ”(なごしのはらえ)。
6月と12月の晦日に行われる大祓(おおはらえ)、罪や穢れを除き去るための行事とされる。
ちなみに、12月の大祓は、“ 年越しの祓 ” と言うらしいが、新歳時記(ホトトギス)では、“ 夏祓い ” をもって季とするとある。
夏越の祓でよく行われるのが、茅萱(ちがや)で大きな輪を作り、この輪をくぐることで病気や禍を免れるとされる、“ 茅の輪くぐり ” の神事。
カタリナ、お茶の仲間の皆さんと、裏千家・青年部の50周年記念の茶会に出席。
席の入り口に茅の輪が趣向されていて、「これで、息災に夏が越せる」と喜んでいた。
真面目に稽古に精進し一番出世を夢見る若いお相撲さん、本場所前に茅の輪くぐって厄を祓っては。
そんなこんなで、水無月・6月もゆくようで。(写真は、グリーン・クラブのAさんに提供して頂きました。)
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