真行草(しんぎょうそう)、茶道ではよく使います。
書道の基礎を作った王義之によって、篆書(てんしよ)、隷書(れいしよ)に対して真(楷書)、行、草の三体が確立したと言われています。
書道の普及とともに、最も格式の高く整った「真」とその対極に位置する最も破格の「草」、その中間項の「行」の三段階を様式表現の言葉として、書道以外の様々の分野でも用いるようになったのだそうですよ。
挨拶に用いる場合、簡単に言えば、丁寧が真、普通が行、軽い会釈が草となります。
八の型の手の型を思い出して下さい、膝前に指先だけ付きました。
あなたの手首の関節は膝頭に付いていて、あなたの顔は前を見ることも、左右に動かして周りを見ることも出来ます。
この手の形が、会釈とも言う「草」です。
八の型の指先を、八の字型のままもう少し伸ばす、指先の第二関節くらいまでが畳に付くようにしますと、「行」の挨拶になりますよ。
手の形で自分の前の方の顔を見ようとしますと、自分の首の後ろにしわが寄ることが判りますね。
と言うことは、無理のある姿勢です。首のしわが出ないように伸ばし、第二関節くらい指先をつけたまま、右、左の方の顔をご覧になり、「お先に」「お相伴します」。
この行の挨拶を、客同士の挨拶と言います。
「真」の挨拶は、行の手をもうひとつ進めた一番丁寧な挨拶形です。
八の字型のまま、掌(てのひら)全体が畳に付くようにします。
指先を見ながら頭を下げ、身体を指先と同時に傾けながら首筋に力を入れて、静かに身体を傾けます。
膝の中心と胸の間に拳(こぶし)ひとつ入るくらい傾けたところで止めるのがコツですよ。
膝と胸がピタリと付いた、這い蹲ったのは真の挨拶ではないですよ。
畳にピタリと付いた八の字型の三角形の中に、自分の鼻が入っている感じです。
手の戻し方は八の字型で書いたとおりです。(続く)
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.697 - 15
お茶習いたいと言ってましたのでカタリナにお願いしようと思っていましたが・・・
畳のない生活」が普通になっていて行儀作法も気になるばあちゃんです。
宜しくお願いします。
病室で貴女のコメント[E:mailto]を読んで、ほんとうに嬉しそうで、「少しはお役に立てたのかな?よろしくお返事して下さい」と頼まれました
ここ数日ちょっと元気がなかったのですが、昨日曜は見舞いに来てくれたR君からダンスを習って大喜び、今日は主治医から措置もして頂き、回復の兆しが見えてきました
と、言うことで、不肖ペトロのおっちゃんが代打ちを致しました
何時も心に留めて下さり、「ありがとう」の言葉しか思い浮かびません