今、ウィーン美術史美術館のブリューゲル編、よたよたと綴って半分ほどのところ。
なんせ彼ばっか続くので、残りは端折ってお仕舞にした方がいいのかな、と小さな?胸を悩ませている。
彼の全収蔵品が常設展示されている訳ではないが、それでもずらっと並んだ作品に甚(いた)く感動、「興味ない」とお思いの向きもあろうが少しでも御裾分けを・・・と、「それが余計つうの!」、然(さ)もありなん。
ところで、「<ゴルゴタの丘への行進>」に、HN “ マックのお父さん ” さんからコメントを頂いた。
そこには、 “ ご存知かもしれませんが、安野光雅著の 「会いたかった画家」にも、ブリューゲルの 「ゴルゴタの丘への行進」に関する記述があります。なかなか興味のある文章です ” とあった。
安野さんの本は、三昔も前になるのかな、「空想工房」(1979年/平凡社刊)をはじめとする空想シリーズ(全三冊)などを読んだ。
軽妙洒脱な文にご自身の挿絵が入った掌篇集になってい、眠れぬ夜などに何章かずつ楽しませて貰った。
一方、あいつ は、安野さんの絵本が好きで、「きつねがひろったイソップものがたりⅠ・Ⅱ」(1987年/岩波書店刊)などを楽しんでいた。
そんなことで、空が心もち高く感じた土曜(9/10)、自転車で図書館へ、「会いたかった画家」(2016年/山川出版社刊)を借りた。
安野さんは、親交のあるブリューゲル研究の第一人者 “ 森洋子さんの本で読んだのだと思うが ” と断り乍ら、独特の視点で作品や画家、往時のことなどを平たく解いていて面白く読んだ。
それに掌篇だが、印象派の画家や大好きな<クレー>(1879-1940/スイス/20世紀芸術)と<ルソー>(1844-1910/フランス/素朴派)の章、その他に素朴派の章もあって、いい本を紹介して貰ったと喜んでいる。
で、やっぱり、全収蔵作品を投稿しようかなあと思ってるんや・・・けど、好きにしたらって? だよねえ。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1185