お盆の少し前の土曜日、朝の散歩の途中のこと。
阪神国道で、もう過去のものとばかり思っていた “ ねずみ捕り ”、速度違反の取締り(写真上)に出あい驚いた。
時間は朝の6時、深夜からの続きだったのかも知れないが、名神高速の高架下(写真下)に、神妙かふてくされてかは知らぬが、不運?な運転手が数名いた。
ところで、お巡りさんの姿を見かけなくなって久しい。
大袈裟に言えば、町からお巡りさんが消えてしまったようにも思う。
その所為ばかりではないだろうが、引ったくりや自転車を使っての犯罪が増えたと聞く。
とりわけ大阪、名誉ある?ワーストワンを競っているとか。
かつて、悪名高きローマやナポリの地下鉄やコロッセオなどの観光名所、「泥棒やスリの巣と心得よ!」と思っていたのだが、ここ数年、目に見えて安全になったことが旅行者にも分かるようになった。
それは、朱や黄緑の蛍光色のベストを着た屈強の警官が、駅や町のそこかしこで目を光らせるようになったからだと思っている。
初めてのニューヨークの地下鉄も然り、構内やホームに警官の姿が見え、安心して利用できた。
翻ってわが町、お巡りさんを街角で見かけなくなった。
それ故のことか判らぬが、横断歩道の歩行者無視、一旦停車の不履行、我が物顔の自転車など、交通ルールを守らない人が増えたように思う。
交通事故の死者が大幅に減ったと警察庁は自画自賛しているらしい。
が、実際のところ人身事故数は変わらず、シートベルトやエアバック、加えて医療技術の向上で死者が減っただけで、脳や脊髄損傷など高機能障碍者の数が大幅に増えたと聞く。
皮相的な見方かも知れないが、事件や事故、警らによって抑止が期待できるのではないだろうか。
ドラマなどでもてはやされる刑事にばかり陽が当たる、とは思いたくないが、防犯のため黙々と警らするお巡りさんが報われる警察であって欲しいと思う。
新学期も始まった。
子供たちの登下校の時間には街角に立って、無法者に目を光らせて欲しいと願うのだが。
Peter & Catherine’s Travel Tour No.374